青空の「青い」冬

太陽光は時間帯によって色が変わることをこちらでも何度かお話ししました。
ホワイトバランスを考える際によく見かける色のグラデーション図を思い浮かべてください。
色温度が低いと赤みが増して、色温度が高くなると青みが増す。そして中間の蛍光灯や晴天時の太陽部分が白みが増すといった図ですね。
これに比例するのが時間帯によって色の変化がある太陽光。
なぜならば朝方の波状が短い光は青みが増して、夕方の波長が長い光が赤みを増すからです。
これを理解すると、ホワイトバランスの設定にも役立ちますし、何よりもどの程度の色味で空を撮影したいかという準備にも役立ちます。

さて太陽光からの色味は時間帯だけでなく、季節や環境によっても微妙な変化が見られます。
空気が澄んでいると空の青さは濃くなります。つまり湿度の低い冬は青空が美しいのはそのためです。さらに標高の高い山などでも空気が乾燥しているため空の青色が増します。
季節柄によって表れる冬の「青い空」を試してみてはいかがでしょうか。

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