マンボウは英語でオーシャン・サンフィッシュと呼ばれていて、ゆったりと泳ぐ姿
は、まさに海の太陽的存在感を醸し出しています。
その大きさは、最大で4m以上。
体重は2トンを越え、世界最大の魚の一種です。
ダイバーであり、写真家であるミゲル・ペレイラが、ポルトガル沖でGoproで撮影し
た巨大マンボウの映像が話題を呼んでいます。
なんといっても見どころは、マンボウのデカさ。
出会ったとき、マンボウはダイバーたちにひるむことなく近づいてきたそうです。
ダイバーたちが近くによって、写真を撮りまくっても逃げることなく、およそ15分間
ほど、撮影会に付き合ってくれたそうです。
マンボウは、全世界の熱帯・温帯の海に広く分布しています。
海面近くで浮遊生活をしていると考えられてきましたが、近年の研究により、マンボ
ウの生息の場は深海にまで及んでいることがわかってきました。
海上で見せる姿は生態の一部にすぎないのですね。
発信機をつけた追跡調査では、マンボウは生息水深を一定させず、表層から水深800m
程度までの間を往復していることが明らかになっているそうです。
表層で過ごす時間が長い個体もいれば、水深200m以深の深海で過ごす時間が長い個体
もいるそうです。
気まぐれなのか、理由があるのか。
水温の変化に影響を受けている可能性があると言われていますが、真の生態はまだま
だ謎が多いみたいです。