商品撮影をする際にも何度か触れてきたことですが、商品によってはそれだけ撮影すると、大きさがよくわからないことがあります。例えば菓子類など。オンライン購入でもクッキーのパッケージ写真でも、商品それだけのイメージ写真を見ていて、実際あけて実物を見ると、想像していた大きさと違い拍子抜けすることなんてありませんか?
商品撮影をする際には、商品のディテイルを伝えるだけでなく、情報として正しく伝えることが大切です。それはオンライン販売の商品だけでなく、オークション商品の撮影にもいえることでしょう。
そこで、一般的に大きさの概念が共通なもの。たとえばタバコの箱やマッチ一本などを商品の横において撮影した写真を提供することで、一目瞭然に商品の大きさを伝えることができます。
これと同じように、風景写真や自然の写真の中で、「ものさし」をつかってパノラマの大きさを表現する方法があります。風景写真のパノラマ感を強調する方法です。
風景写真のなかで活用できるものさしはヒト。フレームいっぱいに風景をいれた「ひいた」状態で、ヒトを入れます。そこに映り込むヒトによって、広がる自然の風景写真、川、湖、森、うみ、崖、滝などの大きさが示されます。それと同時に、ひきで撮影した際、ヒトのサイズによって自然の大きさが強調される効果もあります。