こどもの頃にピンホールカメラをつくった経験がある方には、カメラのつくりがシンプルにお分かりになるでしょう。
内部を光が入らないように真っ黒にした箱に、文字通り針穴をあけ、印画紙を設置します。撮影したいものの前に置き、閉じている針穴をさらして写真撮影を行います。穴は本当に針穴、ここから光を取り込むので、時間は数秒から数分以上と、撮りたいものと明るさによってバラバラです。
ピンホールカメラと現在のカメラをみてみると、針穴部分がレンズ、現在のように絞りとシャッターとで取り入れる光を調整できます。そして印画紙の部分がCDDセンサーによって感光させるというわけです。
ピンホールカメラを経験してから、現在のカメラで撮影するのも、一眼レフカメラを撮影しつつピンホールカメラを試してみるのも、どちらも興味深いものです。