焦点距離と画角の関係

前回、遠近感(パースペクティブ)の効果はレンズによって差が出てくるとお話ししましたが、焦点距離と画角の関係を今一度整理してみてみましょう。

レンズの焦点距離とはピントを合わせたときのレンズから撮像素子までの距離です。
撮像素子とはイメージセンサーともいい、レンズから入射した光を取り込んで、電気信号に変換する半導体素子のことです。デジタルカメラならですね。
レンズが示す35mm、50mm、24-100mm、200mmといったのが焦点距離です。

これに対して画角というのは、撮像素子に移る範を角度で表したものです。
焦点距離が短いレンズほど画角は広くなり、焦点距離が長いレンズほど画角が狭くなります。
画角が広くなるということは移る範囲が広くなり、一方画角が狭くなると被写体そのものが大きくなります。
この効果が遠近感にもつながるのです。
焦点距離と画角を把握すると、風景写真、人物写真、花や動物写真と撮影のシーンによって選ぶレンズがわかってきます。

撮影照明のライトグラフィカ