被写体をクローズアップして強調したい撮影の場合、F値を開けて背景のボケを利用すると効果的ですよね。
被写界深度が浅いために、ピントが合う部分はほんの少し。被写体のどの部分にピントを合わせるのがいいでしょう?
一輪の花を例にとってみましょう。
ピント合わせのポイントは3点あります。
1.手前の花びら
2.花芯
3.奥の花びら
花の形容にもよりますが、ピントはなるべく手前側におくといいでしょう。それはヒトの目には手前にピントがある方が自然に見えるためです。つまりは言い換えると、たとえ3.奥の花びらにピントが合っていても、手前がボケているとボケた写真に感じられてしまう場合があるということです。
写真撮影にオートフォーカスを使っていても、構図を決めてピントを合わしてシャッターを切るのもいいですし、このようにF値を開けて焦点が合う部分が限られている場合には、マニュアルでしっかり焦点を合わせるのもおすすめです。
ピント合わせがその写真の大きなキーワードになりますから。撮影照明