EVとはExposure Valueの略で、つまりはレンズの絞り値とシャッタースピードの組み合わせで得られる露出量を示す数値です。
同じEV値になる組み合わせは何通りもあり、例えば、速いシャッタースピードで撮りたい場合、絞らず開放したF値で撮影するものと、遅いシャッタースピードと絞りを利かせたF値で撮影するものは同じEV値になるともいえます。
つまりはEV値の数値が小さければ光の量が多く、数値が大きくなればなるほど光の量が少なくなるというわけです。
言葉で説明してしまうと、数学のようにややこしく感じられますが、
一眼レフカメラをマニュアルで撮影されている方は、感覚でこのEV値をコントロールしていると思います。
得たいイメージのピントがどのくらいか、光の量がどのくらいあるのか、被写体が静止しているものかどうかなどといったことから、自然に判断できてくるものです。
ここはピントを浅くとりたいな、とか、ここはシャッタースピードが低速撮影になるな、といった感じでそれぞれの撮影条件に伴って、EV値が出てきます。
オートモードで撮影している場合は考えることもあまりありませんが、EV値の理解のためにはマニュアル撮影をするといい練習になります。写真用品は新宿ライトグラフィカで