一般的にデジタルカメラには、名称が違ったとしても大体3種類の測光方法があります。1.分割測光(マルチパターン測光)、2.中央重点測光、3.スポット測光といったところ。
1.分割測光(マルチパターン測光)は、カメラ自体が露出補正を行う方式で、画面に構図された全面から分割して、それぞれの明かりを算出して適切と思われる露出を決定するというものです。
2.中央重点測光は、その名の通り、被写体は画面の中央にあるという前提のもと算出される露出方法。
3.スポット測光は画面の中央のごく狭い範囲だけを測光する方法で、撮影者自身がどの明るさで表現したいか、その部分を測光できるという利点があります。
それぞれどの測光方法にも利点や、使い方を理解していないとデメリットもあります。
オートモードなどやシャッタースピードの速さが必要な場合など、分割測光(マルチパターン測光)を利用するのも便利ですし、また例えば人物の逆光撮影の際には、スポット測光を使うと、被写体と背景の明暗差が大きくても、被写体に対して露出補正をするので人物が暗くならない、といった便利な方法もあります。
同じ被写体を3つの測光モードで撮影してみると、その違いを確認でき、実際の撮影の際に役立つでしょう。撮影照明機材、ストロボ