カタログ撮影やネットオークション用の撮影で難しいのが衣類!
すでにハンガーにかけて皺がない服から、今まさに畳んであった服を広げたもの、単純な形ではなく、シルエットなど実際に来た時にどのように着こなしたらいいのか写真で見せるのが難しい服まで様々。
床やテーブルにおいて衣類を広げた状態で撮影することも多々ありますが、実際に着た時の丈の長さや、細部のふくらみ加減など丁寧に伝えるためにはマネキンやトルソーを使って撮影するのが便利ですね。
マネキンやトルソーといったアイテムがない場合、少し手を加えるだけで、体にフィットしているような感じを出すことも可能です。
例えばハンガーの両肩にあたる部分に新聞紙をつめたビニール袋を吊るし、形を整え、体の胸部のふくらみをつけます。ふくらみが高い部分をつくると、その周りのふくらみがない、くびれの部分は服を着せると衣服が高い部分から自然になだらかなカーブで演出できます。もちろん衣類の素材によって胸下あたりをうしろからクリップなどでつまみ、絞ることやベルトなど小道具を使うこともOKです。
おなじように袖の内側、上の部分も新聞紙を数部丸めたもので腕の形を作ったりすると、モデルのようにポーズをつくれます。
こだわっていくと、内部にワイヤーを入れるのも効果的。
衣類の下の、見えない部分の小さな努力が写真として見える部分に優雅にあらわれます!アパレル商品撮影