流し撮りというテクニック

て、今回は動いている被写体を撮る。というちょっとテクニックがいる撮影方法をお話ししましょう。
実はこの撮影方法、広告写真などにもしばしば見られるテクニックです。
その名も「流し撮り」。実は文字通り、流しながら撮影するテクニックなんです。
つまり、動いている被写体、それは人物でも動物でも、そして車などの乗り物でもその被写体が動いている動作に合わせてカメラを動かせ、動いているものにだけピントが合うと、その背景がアウトフォーカスになり流れているかのように写ります。テクニックといいましたが、これは練習が必要なだけでコツを得ると慣れて撮影得きるようになります。

まず、脇をしめた姿勢でカメラを構え、ファインダーで被写体をしっかりとらえます。被写体の動きに従ってカメラを平行移動するように移動します。そのままシャッターを押す。
これだけのことですが、しっかり構えなかったり被写体の動きをきちんととらえないと、被写体も背景もブレブレになってしまいます。
実はこの流し撮り、写真学校では初期の時点で練習します。
簡単で効果的な練習は、友達に協力してもらい、公園などで歩いてもらいます。
人物が歩く線上にたいして平行になる位置に構え、歩く移動に合わせてカメラを動かしシャッターを押す。だんだん歩くテンポを上げてもらう。といった練習をしていくとキレイにきまる「流し撮り」が撮れるようになります。

シャッターを押したら終わり、ではなく押した後もしっかり被写体の動きにそってカメラを移動させることがポイントですよ!
撮影用照明機材