「ナショナルジオグラフィック」日本版編集長のはなし

その名を聞くと誰しも思い浮かべる、黄色の枠のある雑誌「ナショナルジオグラフィック」。
少し前になりますが、その日本版編集長をゲストに招いたラジオ番組を聴きました。
番組はピーター・バラカンさんがパーソナリティで毎回様々なゲストとの話を聴ける「The Lifestyle MUSEUM」。

さてまず聞いてびっくり、創刊は1888年。日本版編集長の大塚茂夫さんが、最近のトピックに合わせて明治21年です、とユーモアを加えておっしゃった時にはさらにびっくり!
老舗も老舗ですね。
「ナショナルジオグラフィック協会」の会員となり、いわば公式雑誌として発行されたもので「まだ知らない場所」「未開の場所」をフォーカスする雑誌としてまだそれほど広まっていない「新しいメディア」の写真がマッチしていたといいます。
そして写真のクオリティではトップと言えるナショナルジオグラフィックとともに、写真の機材や技術など写真の歴史もまた一緒に進化していったそうです。
なるほど、ナショナルジオグラフィックと写真が切っても切れない関係な訳ですね。
興味深い点は、ナショナルジオグラフィック専門のカメラマンはほとんどいないというおはなし。
その時その時のテーマや撮影者によって、撮影者はほとんどフリーランスのカメラマンだそうです。
マチュピチュやタイタニックについてのはなしも聞けたり、普段何気にページを開いている身近だけれど遠い存在のナショナルジオグラフィックに親近感が湧いてきます。

この機会に日本、イギリス、イタリア、アメリカのナショナルジオグラフィックのHPを見てみました。もう写真が綺麗で、面白くて、興味深くて時間が過ぎるのを忘れてしまいます。
それぞれの国のHPで取り上げられているのは様々ですが、最新版のテーマは同じようです。
レオナルド・ダ・ヴィンチの没後500年の今年、生地や没地のイタリアやフランスはもちろん、各国でいろいろなイベントが盛りだくさんですからね。ナショナルジオグラフィックでも怪物のような天才ダ・ヴィンチを特集しているようです。これもまた面白そうです。

バラカンさんと大塚編集長のはなしはラジオ番組のHPやポッドキャストでも聴けます。
ナショナルジオグラフィックをもっと頻繁に手にとって読もう、写真を見よう。そう思いました。

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