「おいしそう」な写真撮影のために、2つのキーワードを見てきました。
今回は、どの角度で撮影するか、アングルを考えてみましょう。
まず基本的には、実際にテーブルで食事をする目線、つまり45度から60度の角度がより自然とされています。
前回までの2つのキーワード「手前ボケ」「逆光」を活かしながら、この角度で撮影すると自然かつ、立体感のある料理が表現できるでしょう。
そして、さらに「おいしそう」な写真を得る、もうひとつのアングルがあります。
それは、より寄る。ということ。
簡単なことなのに、この撮影方法で迫力そして、料理の温度が伝わるような臨場感のある写真が撮れます。コンパクトカメラではマクロモードを使うのもひとつですし、
一眼レフの場合は、マクロレンズはもちろんOK! それ以外には広角レンズは遠近感のゆがみがでてしまうので避けたいですね。
この「寄り」の撮影はローアングルで撮るとさらに質感、食材の立体感がでます。
そして大胆な構図も「おいしそう」な料理に撮影するためには効果的です。
盛りつけられたお皿の一部だけ、お皿部分を大胆に切る、高さのある食材は真横から撮る、など切り口はいろいろ。
角度と構図を組み合わせながら、料理によってアングルを変えていくとバラエティーがでてきますね。
西洋料理の場合、新鮮な質感を見せるためにも、露出は高めに撮るのもひとつ。
シャッター速度が遅くなることもしばしば。基本ですが、料理撮影には三脚をお忘れなく!撮影機材の専門店ライトグラフィカ