2018年のハッセルブラッドマスターに輝いた Maria Svarbova (マリア・シュヴァルボヴァ)のインスタグラムが美しくてずっと見ています。
独特のカラーパレットを持つ彼女の写真は、スロバキアという北欧自体が持つ色なのか、その美しいカラートーンに魅せられます。
ハッセルブラッドマスターのファインアート部門で受賞したように「Swimming Pool」という作品はポートレートでもなければ建築写真でもない、まさに彼女の感性を構築したファインアートの世界で、社会主義時代の建築や空間が独自のカラーパレットと構図を合わせた相乗効果で他にはない彼女の世界がマジックのように見る人の視線を奪います。
2018年のハッセルブラッドマスターを受賞し、あっという間に世界的に名が知られ、世界中で写真集が出版され個展が開催されています。
彼女の感性とカラーパレットをそのままに、新しいプロジェクトも進められているようで、その一幕がインスタグラムで見ることもできます。
さて一躍有名になったハッセルブラッドマスター受賞者。ハッセルブラッドマスターとは?
その名の通りハッセルブラッドが開催する世界的なプロフェッショナルな写真のコンペティションで「ハッセルブラッド マスターズ アワード」というものです。コンペティションは11のカテゴリーに分かれていて、ファインアート部門の他には、ポートレート部門、建築部門、ファッション部門、プロダクト部門、風景部門、ウェディング部門などがあります。それぞれの部門で受賞者が一人ずつ、2年に一度の開催で11人の受賞者が決まります。
2018年は前回の2016年に比べて175パーセント参加者が増えて、31500のエントリーがあったそうです。受賞者は「ハッセルブラッドマスター」の称号を授与されて2年間ハッセルブラッドのアンバサダーとして活動するのも特徴です。
さて、次回のハッセルブラッドマスターズアワードは2020年開催です。
どんな写真家が輩出されるのでしょうか。