絵画作品において、絵画上に作家のサインが入っているのはおなじみですが、写真のプリントにおいてのサインはどんなかんじでしょう?
作家の署名は一点作品の絵画でも大切なので、プリントが複数できる写真においては付加価値ともなり自ずとプリントの価値が上がることもあります。
またその付加価値を決定するためにも版画と同じようにエディション番号を一緒に記します。
つまりは「いくらでもプリントできる写真」を「プリント数を制限している」証明でもあるエディションナンバーは作家のサインと共にオリジナル作品としての重要な証になります。
さて、絵画では描かれた絵の中に作家のサインが書かれますが、写真では?
写真家によって様々です。プリントの裏にエディションナンバーと共にサインが入っていたり、プリントの表の余白部分に書かれていたりします。
または額装してある写真でマット(額装の外周)部分にサインが入っていることもあります。
これは写真家のそれぞれの好みではないでしょうか。写真が見える表部分に文字が入るのを嫌う人もいるでしょうし、裏側に書いて写真部分に影響するのが嫌な人もいるでしょう。
オリジナルプリントが売れる作家というのは、もともとクレジットがなくとも誰の作品かが分かるもの。それかつサインがあると、コレクターやファンにはたまらないでしょう。
といってもエディションナンバー入り、サイン入りのプリントはおいそれと購入できるような値段ではありません。まずはサイン入りの写真集から、というのもアリですね。といってもエディション付きの写真集の場合びっくり!するような値段のものも少なくはないのですが。