何気なく撮った写真には、重大な秘密が隠されている場合があります。
SNSには毎日約4千万もの写真がアップロードされているそうです。
例えば顔写真。
その写真に写っている人の眼を拡大してみると、瞳に映っているものが何なのか調べ
ることができるそうなのです。
この技術は犯罪捜査に役立つ可能性があると言います。
イギリスのヨーク大学、ロブ・ジェンキンス博士は、瞳に反射した画像から、その人
物が誰なのかを識別できるか確認するため、顔認識テストを行ないました。
その結果、その人物を知っている場合は、84%もの正解率だったそうです。
この技術があれば、犯罪調査で顔写真を拡大分析することで、他の犯罪グループとの
関連を結びづけたり、特定の場所を割り出せることもできるかもしれないですね。
特に人質にとらわれている被害者を撮った写真などは、決定的な証拠が映し出されて
いるかもしれません。
もし被害者の瞳に人物が映ってれば、その人物を割り出すことが可能となってきま
す。
ジェンキンス博士は、ハッセルブラッド社の3900万画素高画質カメラを使って研究し
ていますが、顔を判別するのに切り取った顔写真は、必ずしも高画質である必要はな
いと言います。
高画質な画像を得るよりも、その写っている顔を良く知っている人、つまり最適な観
測者を見つける方が重要となるのだそうです。
一般的なカメラの写真でも、瞳に写ったものは識別可能なのです。
隠したいことがある場合は、注意が必要ですね(笑)