撮影後に建物や風景の写真の写り具合をPCでチェックすると、微妙に水平ではなくて、なんだかしっくりこない、って時ありませんか?
ファインダーをのぞいているときには、しっかり水平を意識していたとしても、実際の写真にはそうは写らないっていうことありますね。
ファインダーにグリッドを設定するやり方もありますが、建物の写真や水平線が写る風景写真などはしっかりと三脚を水平に設置してからカメラを装着して撮りたいですね。
そういうときに便利なのが、三脚に装備されている水準器です。英語表記はLevelなので、そのままレベルという呼び方もします。
雲台部分に蛍光色の液体がついている三脚があります、それが水準器です。
液体の中に空気が入っていて、その空気が真ん中部分に来るように設置すると水平レベルになるという仕組みです。
本来三脚の脚を全て延ばしきれば、三脚をたてた状態が水平になりますが、もともと三脚をたてる場所がなだらかな坂だったり、足場の悪いところでは、三脚を水平に設置するためにはそれぞれの足の長さが違ってくることがあります。
延ばす足の長さを水準器を見ながら調整していきます。
今ではカメラに内蔵のデジタル水準器もありますし、独立型の水準器もあります。
これから三脚を購入しようと考えている場合なら、水準器付きのものがおすすめです。
いざ撮影する際に、アクセサリーが多くあるとその分準備に手間がかかりますし、忘れがちになります。水準器付きの三脚ならば、三脚設置時に同時に確認できながら進められるので素早く準備が進められます。
こういうちょっとした過程が、建物、風景、パノラマ写真などにはとても大切なポイントです。