『動画撮影後にピント調整ができる技術』

どれだけカメラの性能が高くなっていっても、致命傷なのが「ピントのズレ」ですよね。
対象物がボケていては見るに耐えませんし撮影後の修正も利きません。
そんな自分の技術の無さを棚に上げがちな昨今、HITACHIから、動画撮影後にピント調整ができるレンズレスカメラ技術が開発されました。

後からピント位置を変えられるカメラといえば、すでに「LYTRO」などが登場しているのですが、特殊なレンズを要するため、大きく厚みがあることが難点でした。
一方、レンズをなくすことで薄型軽量化を実現するレンズレスカメラも開発されていますが、このカメラで撮影する画像の処理には多くの計算が必要であり、性能に難点がありました。

しかし日立の新技術では、薄型軽量のレンズレスカメラでありながら高性能で、ライトフィールドカメラのように撮影後のピント調整機能を合わせ持つのだそうです。

この技術では奥行き情報も画像センサーに記録しているので、後から「任意のピント位置で動画を再生」できるとのことです。

レンズレスということは、カメラを薄型軽量化できるということですよね。
つまりスマホに搭載されることを想定しているはずです。
まだ技術の開発のみだそうなので、どういう風に製品化されるのかは今後のお楽しみです。

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