ダイナミックレンジ

デジタル撮影では、ダイナミックレンジを確認することが、適切にしかも欲した画像を得ることに繋がる早道になるともいえます。

さて、そのダイナミックレンジとは?
写真において再現できる露光の範囲、寛容度をいいます。つまりは被写体の立体感を出すための陰影の階調を指します。一般的にネガフィルムではダイナミックレンジは再現できる露光の範囲が広く、リバーサルフィルムやデジタルカメラはダイナミックレンジが狭いといわれます。デジタル化している今日では、カメラのメーカー、機種によってもダイナミックレンジは変わるため、機種を変えて撮影をする場合にはその差を把握する必要もあります。
なぜならば、その機種のダイナミックレンジを把握していることがライディング時にどのくらいの明暗が必要かということがはかれるからです。

写真の中で白く飛んでしまった部分や、黒くつぶれてしまった部分は、肉眼にはそのように見えないものの、撮影した写真にはダイナミックレンジ外の明暗がこのように写り込んでしまうことになります。

ダイナミックレンジを把握することは、ライティングを理解することにもなります。同じようにライティングを理解していれば、ダイナミックレンジの読み方も自然に繋がっていくということです。デジタル撮影で、ゆっくり勉強してみましょう!撮影照明ライトグラフィカ