小さな被写体のブツ撮りなどの照明セッティングは例にとってよく見てきましたが、今回はサイズよりも、高さをテーマに、高さのある被写体に対する照明について考えてみましょう。高さのある被写体ではストロボによる照明よりも、バンクを使った照明の方が上下にムラなくライディングできます。
バンクライトを縦に設置し、被写体の高さに対応できるようにしましょう。
バンクライトの広い面光源により、被写体に対し均等に照明が照らされることができ、可能ならば二灯のバンクライトを使うとより効果的です。
左右どちらからも縦に設置し、均等に照明をあてることによってハイライトもキレイにでてきます。
なぜ高さのある被写体にバンクライトを使うのか?
前述したように、均一に光をあてることができるという理由のほかにも、高さがある場合、上からのトレーシングペーパーを使ってセッティングするいわゆる「天トレ」というライティングが難しいためでもあります。
被写体の大きさ、そして高さに、そしてどの位置から撮影するかということによっても照明のセッティングの工夫が必要なんですね。
ちなみに「天トレ」、言葉の由来は文字通り、被写体に対して上からつまり、「天」からトレーシングペーパーを使用してセッティングすることからです。撮影機材 新宿