撮影マナー

今回はスタジオ撮影や、目的を持った被写体撮影とは違う、街角など公共の場でのスナップ撮影や、観光地での撮影についてお話ししましょう。
公共の場での撮影は、特定の人物、モデルを撮影する以外の場合、一般の人が写真に写り込むことがあります。ここに肖像権という事柄が関連してきます。現在では隠し撮りなど不当な行為以外は写真を撮ることによって刑法的な意味合いで問題になることはないようですが、内容によって民法的な問題になることもあるそうです。

つまりは、かってにカメラを向けられて撮られたくないとか、カメラを向けられること自体不愉快に思う、撮影されたものがかってに使用されてしまう可能性があるといったことが肖像権に関わってきます。これは個人的な解釈もあるため、マナーとして気をつける条件も見分けるのが難しいところです。

海外ではまたこの肖像権なるものが一般の方も敏感で、例えば海岸ビーチなどは有料スペースと無料スペースがあって、有料スペースの場合には、公共の場と見なされないため、カメラやビデオなど許可なしでは撮影はできません。

観光地などのスナップで、建物など対象がきまっている場合には、たまたまそこに通りかかった人が写り込んでしまっても問題はないかもしれませんが、街角のスナップとして通行人も撮りたいという意志がある場合、まずカメラを構えた状態で、避けられる場合は撮影を控えた方が無難でしょう。不愉快な思いを相手に与えないことがまず基本的なマナーです。
公共の場での撮影は、まず一般の方への配慮もお忘れなく!

撮影照明