アクセサリーやオブジェ、植物や花など小さなものを撮影する際には一眼レフカメラではマクロレンズで、そしてコンパクトカメラではマクロモードが役立ちます。
小さな被写体に立体感を出して撮影したり、「迫力ある」または「ディテイルに説得力のある」撮影をするために被写体に近づいて撮影する方が有効だからです。
さてその際に、焦点がうまく定まらない、ということがよくあります。マクロレンズ、マクロモードでは距離の読み取りがうまくできないときに、ピント設置が定まらないんですね。
これに似たようなことは、白を基調にした被写体、また被写体と背景などトーンカラーが同じような場合には焦点距離が定まらないことと同じです。
そんなときの解決法として、ペンを使ってみましょう。
被写体上のピントをおきたい場所にペン先を近づけます。そのペン先にピント定めると、オートモードでもすぐに察知してピントを合わせることができます。
ペンでなくても、「芯」部分がよく見える鉛筆でも同様に機能します。
人によっては色鉛筆だったり、長細い厚紙だったりと、使いやすいものでいいのです。
ピント合わせに、かざす手が邪魔にならないように長細いものであればいいので、持ち歩きやすくてわかりやすいものを普段からカメラバックに入れておくといいでしょう。