一昔前と比べて、情報量が圧倒的に多い昨今では、広告のスタイルも変わってきたといいます。
それは媒体のみではなく、広告につきもののコピーから画像、映像もかかわってきます。
広告業界にいる人にとっては切実に感じられることかもしれません。
例えばキャッチコピーの言葉一つにしても「宣伝したいもの」を宣伝する、だけでは伝わらないということです。つまり相手側、消費者の頭の中を無視して商品を紹介するだけでは振り向かれないのです。一般的にも商品には対象者の性別、年齢、職種など考慮されているでしょうが、今必要な広告はさらに一歩踏み込んだ、相手の「気持ち」を想像することが大切な段階にきているそうです。
大量の情報、広告の中で、人の気持ちと一致したものがなければ「宣伝」にならないということですね。
言葉、コピーのように、写真も同じようなことが言えると思います。
撮りたいように、商品を全面に見せるだけでは消費者の気持ちと重ならないんですね。この商品を使用するであろう人のことを考え、想像し、何を欲しているのか、どんな風に見えたらその要求に近づけるのかということを考えながら商品を見せることが大切です。
つまり今必要な広告は一方的ではなく、相互で通じ合える、相手の気持ちとこちらの気持ちが一致できるようなことを考えてこれまで以上に写真撮影も企画、準備したいものです。