まとめる色

カタログ写真から、小物などのブツ撮り、雑誌の室内写真や雑貨写真などを見ると、それぞれ色のトーンが似てるなと思ったことありませんか?
洋服のコーディネートでスタイリストさんが言うことは、色は3色までにすること。
つまり全身の衣服からアクセサリーまでのコーディネートする色は3色までに押さえるということです。それによって調和が生まれるんですね。
一枚の写真でも同じことが言えるのかもしれません。
被写体とサブ被写体、小道具、背景などを考えても一枚の写真に映り込んでくる色は結構多いのです。その中で色の数が多いと雑多な感じになってしまい、主役の被写体を強調しづらくなります。
被写体が何色かによって色のコーディネートをしたり、背景やテーブルなど映り込む面積が多いモノの色に合わせて他の小物の色を調整するのもいいでしょう。
一般的に暖色系、寒色系に統一するやり方もありますし、補色といってカラーサイクル(色相観)の正反対になる色の組み合わせもあります。
またこちらもファッションのコーディネートのテクニックですが、「差し色」といって単一の色にアクセントとして違う色を意図的に取り入れるといったように、インパクトのある色使いもあります。
これら全て写真撮影にも共通することで、写真の仕上がり具合にとても影響してきます。
似ている色、同じ色の仲間、反対の色、差し色など頭の隅に置きながら撮影準備をして、色をうまくコントロールしながら撮影してみましょう。

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