ブログや、日々の記録として料理の写真を撮ってる方は、料理撮影がいかに難しいか実感されていることでしょう。
日常広告やチラシ、雑誌などでおいしそうな料理写真を見慣れていると、いざ自分でも写真を撮るときにもそんな風に「おいしそう」に簡単に撮れるような気がします。
しかしカメラにおさめて確認してみると、「あれ、なんか違うな」と感じる方も多いでしょう。
実際の広告写真などでは綿密な照明機材の設置が行われています。
さらに以前にも触れたことがありますが、写真撮影をする料理には、写真用に「手を加える」ことが多く、見た目には「おいしそう」でも実際には口にすることはない前提で準備されます。
例えば、「とろみ」や「泡」を演出するためにその料理の味付けには全く関係なく砂糖を加えたり、食品のみだけではなく、スプレーなど食材でないものも使用します。
写真内で料理を「おいしそう」に見せることがそれほど容易ではないということですね。
料理写真には課題がたくさんありますが、料理を飾り付け、そしていざ撮影する際にはお皿の角度もとても大切なポイントです。
盛りつけられた正面からお皿を撮影するのと、ちょっと斜めにした角度から撮影したものを比べてみてください。後者がぐっと魅力的な一品に見えることがあります。
モデルやテレビのキャスターが少し斜めに座っているような感じを想像されると分かりやすいかもしれません。料理のかたちによって立体感もでてきます。
プロ料理撮影のような加工は大変ですが、すぐにはじめられる「お皿の角度」に気をつけて、より「おいしそう」な料理撮影を試されてはいかがでしょう。