リング式三脚座ってご存知ですか?
大口径のズームレンズと三脚の接点部分に羽のように突出した部分を見たことがありませんか?
大口径ズームレンズはその特性から、レンズの直径が長く、重量が重いレンズです。
そのため、三脚に設置する場合、カメラボディーを直接三脚に装着しずらく、さらにカメラボディーと三脚部分を装着すると、基点のボディー部分よりもレンズが長くて重いため、撮影する際にバランスを保ちづらいという難点があります。
それを解消するのがリング式三脚座です。
リング上のものをレンズに固定し、そこを支点ににして三脚との装着部分をつくります。
これによって前のめりになるような不均衡から、レンズとカメラボディーのバランスを保てるようにできます。
それだけではなく、カメラの横位置、縦位置の切り替えにも使用できます。
三脚の接点部分を中心として90°回転させることによって簡単に横位置と縦位置を調整できるので構図替えの多い撮影時にも大変重宝です。
大口径ズームレンズを購入の際、一般的には標準装備として含まれていないので(別売り)、このリング式三脚を使わないまま大口径ズームレンズで撮影する方もいらっしゃるかもしれませんが、一度装着するとその便利さと合理性に納得です。
安定感を持ってスムーズに大口径ズームレンズ撮影を進めるにはぜひおすすめです。