『ハイキーとローキー』

あえて白飛びや黒つぶれを採用している写真を最近よく見かける気がします。
これってつまり、露出の加減を大胆にしているってことですよね。
何だかとってもセンスよく見えます。
ということで適正露出やハイキー、ローキーについて勉強してみました。

一眼レフカメラやミラーレスカメラで撮影した写真を見て自然な明るさになる露出の
設定を「適正露出」といいます。
ハイキーとは、適正露出よりも少し明るく撮影することをいいます。
つまり、あえて露出をプラスして露出オーバー気味に撮影するということ。
全体的に明るいハイキーフォトはさわやかさや明るい気持ちを表現することができ、
女性のポートレートや子どもの笑顔、お花の写真などを撮影する時に適しています。
失敗ギリギリの攻めのハイキーにすると透明感のある写真になり絵画的になります。

ローキーとは、ハイキーとは逆で適正露出よりも暗く撮影することです。
つまり、あえて露出を下げ、露出アンダー気味に撮影するということ。
金属や土など重量感のある素材や高級感のあるイメージを表現することができ、力強
い男性を撮影する時に適しています。
黒い部分や暗い場所での撮影なら、マイナス補正をすることでより落ち着いた深みの
ある写真に仕上がります。

適正露出というのは正解が無いのだそうです。
「自然な明るさ」なんて人それぞれで、絶対的なものは無いですもんね。
極端な場合を除いては、自分がどう撮りたいかにより変わってくると思います。

適正露出にこだわらず、個人の感性でどんどん露出を補正しましょう。
露出をマスターすると写真の表現がより豊かになり、ステップアップできるはず!

撮影機材・LED照明の専門店