いつでもベストなシャッターチャンスが訪れるわけではありません。
写真を撮るとき、邪魔なものが映り込むことって多いですよね。
たとえば、動物園でライオンを撮ろうとしたら金網が邪魔だったり、ガラス越しの風景を撮ろうと思ったら反射して自分やカメラが映り込んだり。
仕方なくシャッターを押すものの、当然ながら満足な仕上がりにはなってくれません。
多少ならフォトショップ等で編集できますが、いかんせん面倒ですし、うまくいかないこともあります。
そんなニーズに応えるかのように、写真に写り込んでしまった「障害物」を一発で消すことのできる、うれしいアルゴリズムが開発されました。
グーグルとMITの共同研究だそうです。
研究チームの解説によれば、このアルゴリズムは、近くにある物ほど動きが速く見える「運動視差」を利用しているそうです。
スマホを動かしながら撮ると、写り込んでいる障害物は本来撮るべきものより近くにあると判断され、写ったものは2つのレイヤーに分けることができます。
そして、いらない方が削除されるという仕組み。
この機能で、レンズについた水滴や汚れなども消せるようです。
他にもいろいろな写り込みを処理したデモンストレーションの動画が用意されています。
https://www.youtube.com/watch?v=xoyNiatRIh4
まだ開発段階とのことで、実用化は少し先になるみたいですが、スマホやデジカメに搭載されたらとっても便利ですね。