『時差ボケを軽減する飛行機』

海外旅行に付き物なのが「時差ボケ」ですね。
特にアメリカやヨーロッパなどへのロングフライトでは日本と昼夜が逆転するため、到着後に眠気やだるさに悩まされることが多いです。

その時差ボケを軽減してくれる飛行機が、エアバス社の新型機「A350 XWB」。
照明にLEDを使うのはこれまで同様ですが、色温度などをタイムリーに変えることで、乗客の体内時計を調整するのだそうです。

すでに中東のカタール航空が導入し、そしてこのほどシンガポール航空も運航を始めたとのこと。

私たちの体は体内リズムで時間を刻んでいますが、短時間でタイムゾーンをまたぐと体内時計と到着地時間との間にギャップが生じます。
そのズレによる症状がいわゆる「時差ボケ」です。

放っておいても自然に治るものですが、短期の旅行の場合は、なるべく早くズレを解消できるに越したことはないですよね。

「A350 XWB」ではフライト中、太陽光を模して自然なリズムでLEDが灯されます。
人の体は光によって刺激を受けますので、乗客は普通に移動しながらも自然と体内時計を調整することで、時差ボケの軽減が期待できるとのことです。

日本の航空会社では、JALがその機体を発注済みだそうで、19年にも登場する見込みのようです。
この技術、今は新しいものですが、これからの飛行機旅ではスタンダード仕様になるのかもしれませんね。

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