Googleが絵画作品を記録するための専用カメラ、「Art Camera」を開発しました。
「Google Cultural Institute」という美術作品のアーカイブプロジェクトのひとつです。
世界中の美術館に無料で貸し出しされ、これまでに1000作品以上の絵画が撮影されています。
https://www.youtube.com/watch?v=dOrJesw5ET8
そして、撮影された高画質な画像はGoogle Cultural Instituteというウェブサイトにて公開されています。
https://www.google.com/culturalinstitute/
「Art Camera」はギガピクセル単位で記録し、サイト上に公開されているうちの約200作品は、10億画素もの超高解像度画像で、筆のタッチや絵具の乗り具合、キャンバスの風合いまでを鑑賞することが可能です。
マウスホイールでズームすれば、美術館で目を凝らして見ても見えない程の、高画質な絵画を堪能できます。
これまでは、絵画を超高解像度画像にするためには、高額な機材と作業時間が必要でした。
これをより手軽に撮影してアーカイブするためのカスタムメイドカメラが「Art Camera」です。
この「Art Camera」は自動的に絵画を至近距離から何百枚も撮影し、それをつなぎ合わせることで高精細な画像を作成します。
またレーザーやソナーシステムを利用することで、正確なフォーカスでの画像撮影を可能にしています。
「Google Cultural Institute」のいちばんの目的は、絵画作品を高精細なデータにして、次世代へ残すというもの。
そのうえ、ウェブ上に無料公開されれば一石二鳥ですよね。