20世紀後半で最も重要な写真家の一人といわれる、あのウィリアム・エグルストンがアルバムを初リリースした、というニュースにびっくりです。
あることに天才的な人は、一つのことだけにとどまらない才能を持っているということでしょうか。
エグルストンが幼少の頃からピアノを弾いていて、今回のリリースされたアルバムに収録された13曲は20年以上に製作した音源が元になっている、というところにも驚き。
レーベルSecretly CanadianのHPには、オフィシャルオーディオ映像もあり、YouTube上の今回のアルバム「Musik」のドキュメンタリービデオも面白い!
制作スタイルは即興(インプロビゼーション)で、今も昔もバッハが彼のヒーローというほど、なるほど音源を聴くとバッハの編曲のような印象から即興演奏が続くことにもびっくり。
シンセサイザーを操り、グランドピアノを奏でる姿は稀代の作曲家のように美しく、あのエグルストン?とまた繰り返してしまいます。
レーベルのオンラインストアでは、CD、LP、MP3から選べることができるのもいいですね。
すでに次回作の話も持ち上がっているということで、次もやはりインプロ演奏で、生ピアノであるという予想を言っています。
ある年齢になると「御年」といわれるように、エグルストンも御年78歳といわれますが、いやいや、まだまだ、私たちの目も耳も楽しませてくれそうです。
頼もしいですね。