サプリメントやコーヒー豆のように、素材そのものが小さな場合のお話です。小さな物をお皿やアクリル板などに無作為に並べて、それを普通に撮っても、その素材の色の固まりにしか見えないのが現状です。解決策の一つ目は、目に見える大きさの倍以上、思い切ってアップで撮る方法をおすすめします。細かな部分や表情をしっかり見せるのがコツ。そうでないと、何が何だかわからない商品にしか見えません。そして何より重要なのがライティング。全体に均等に光が回るような方法をやっては失敗します。一つの方向からだけ光をあてるサイドライティングを使いましょう。この方法で強く陰影をつくります。この意図的な影が、いい感じのメリハリになります。またこの時に、絞りを開放に近い状態にし、一部分だけにピントを合わせて回りをぼかしても効果的です。プロの撮ったイメージ写真のように雰囲気のある一枚を写せますよ。ぜひチャレンジしたい撮り方です。ライティング