気持ちいい写真と、気持ち悪い写真。 何がNGなの?

ピンぼけや手ブレを克服したら、次はワンランク上の撮影を心掛けましょう。特別な技術はいりませんよ。ちょっとした注意を守るだけで、ばっちりマスターできます。
では、気持ちいい写真って、どんな写真でしょう。答えは、“傾いていない写真”です。ショッピングサイトを見ていて、「なんか変な感じのする写真だなぁ」と感じることありませんか。違和感をおぼえる写真をよーく見ると、傾いている事が多いです。意外と気付かない盲点が、この傾きなんですね。わずかな傾きでも、水平でない写真は落ち着きがなく不安定な印象を与えてしまいます。ではどうやったら水平と垂直を合わせることができるのか。手っ取り早い方法は、「水準器」をカメラ上部の平らな所に設置すること。100円ショップにも売られているので、とっても手軽です。カメラに水平垂直を確認できるグリッド機能が搭載されている場合は、被写体がまっすぐになるようグリッドに合わせてください。水準器もグリッド機能も無い場合は、三脚に固定したカメラから1メートルぐらい後ろにさがり、被写体とカメラの水平を確認します。普段のスナッブ撮影の時にも、この水平を保つ心掛けは活きてきますよ。例えば柱が入る構図で友達を撮る場合、この柱がまっすぐ垂直線になっていると、とってもすっきりといい写真になります。でも、柱が斜めになってしまうと、それだけで気持ち悪くなります。写真の基本は、水平垂直ですよ。
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