LAは、4年間かけて市の街灯をすべてLEDに変えました。
そのことで余剰電力を得ることができ、その電力を電気自動車(EV)のエネルギーに
使おうとしているんだそうです。
延べ約7,240kmの街路に設置されていた街灯をLEDを取り換えるのには、実に4年間の
月日と5,700万ドルの費用がかかったとのこと。
しかし現在では、1年あたり900万ドルのコストと6万トンの二酸化炭素排出量が削減
されています。
さらに、発電所には余剰生産力が生まれ、EV推進者の市長のもと、同市は2017年まで
に100カ所のEVの充電ステーションを設置する計画を立てています。
ロサンゼルス市はこれまでに3カ所の充電ステーションを設置しており、それらはす
べて繁華街にあります。
年内にさらに27カ所を増設し、その後の1年間で100カ所のステーションを稼動させる
計画だそうです。
これら充電ステーションのうちの1カ所は、米国最大のEVインフラ企業ChargePoint社
によって運営されていますが、ロサンゼルス市当局は、すべての充電ステーションを
クレジットカード対応にすることで、特定の企業の会員になる必要性を解消する予定
だといいます。
240ボルト対応のACプラグを提供する「レヴェル2」の充電ステーションでは、1時間
の充電で最大約32km分の電力を供給することができます。
このLEDプロジェクトはロサンゼルス市全体を網羅する規模であり、少数の歴史的地
区を除き、充電ステーションが設置される場所が制限されることはないそうです。
日本も電力自由化だとか原発の要否だとかが問題になっていますから、今使うエネル
ギーをあらためて見直す時期に来ているかもしれませんね。