富山に魅せられる

「富山の本気」で有名なイナガキヤストさん。
富山在住のイナガキヤストさんはインスタグラムで6万人強、Twitterでは9万人強のフォロワーを持つフォトグラファーです。
NHK富山ではイナガキさんのコーナーを持ち、富山県射水(いみず)市では公式フォトアンバサダー、SONYのXperiaのアンバサダーなどなど幅広く活動されています。プロフィールには「富山の本気と家族を撮っています」とあるように、その本気具合が圧倒的な美しい写真から気圧されるほど伝わってきます。
インスタグラムまたはTwitterでイナガキヤストさんのその「富山の本気」をご覧になった方も多いのではないでしょうか。
一枚一枚が富山の広告のような趣、これらの写真を見て富山に旅行に行きたいと思った人は少なくないでしょう。
先日11月9日投稿した写真にもものすごい反応がありました。その写真は富山県高岡市の女岩(めいわ)が朝日を浴びてシルエットが浮かぶ写真です。朝日が海と空と毛嵐を金色に輝かせ、女岩と波打ち際で一列に並んで撮影している人たちをもシルエットとして浮かび、神懸かったような一枚です。
Twitterではこの一枚に12万人強のいいねがついています。
ご自身のブログではカメラやレンズ、アクセサリーのことと、キャンプについても書かれています。
SNSや各媒体から発信されるイナガキさんの写真、風景を撮影する際のヒントがたくさんありそうです。

撮影機材・撮影照明・ストロボの専門店

『帽子』

みなさん、帽子は被る派ですか?
帽子のエチケットとして、屋内で帽子は被らないものだと思っていたのですが、最近はファッションの一部という認識があるためか、屋内でも帽子を被ってままの人が多いでよね。
店とかなら気にならないのですが、友達が家に遊びにきたとき、ずっと帽子を被っていたので、ずっと気になってました(笑)
ファッションなので、人それぞれかもしれませんが、なんだかこっちが気にしてしまいます。
(取るタイミングをなくしたのかな?・・・いま取るか?・・取らない!)とか、心の中で思ってました(笑)

残念なことに、僕は帽子が似合いません。ファッションにも疎いですし。。。
帽子はいくつか持っているのですが、似合わなすぎて笑いが止まりません。
鏡が悪いのかな?(本気)

と思って、この間弊社のLED照明機材で自分でモデルになって試し撮りしてみましたが、、、
いや確かに写りは良いんですよ、ものすっごく。普通に取るのとは比べ物にならないくらい。
ただ、やっぱり笑いが止まりませんでした。
鏡は悪くなかったのです!(衝撃)

しかし、帽子は防暑、防寒にもなるので、風景など撮影に行くときは必須アイテムです。
つばのある帽子は、撮影のときに邪魔になるので被ることはありませんが、寒いときのニット帽は本当に良いです。

最近では、写真家・竹内敏信さんのように、頭にバンダナ巻いて撮影に繰り出すのも悪くないかなと思い始めています。
だってそのほうがプロっぽいじゃないですか。(堂々)
バンダナは汗も吸い取ってくれるので、夏の撮影のときは大活躍しそうですね。
カメラグッズ売り場にバンダナコーナーをつくったら、意外に売れるんじゃないかな?

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編集者の話

「編集者」というテーマでいろんな分野の14人の編集者にインタビューした特集連載がほぼ日刊イトイ新聞にて掲載中です。
編集者に関して興味がない方でも、写真が好きな方ならば姫野希美さんのインタビューは気になるのでは。
多くの対談やインタビューなどなどで赤々舎の代表である姫野さんの記事はあありますのでこれまで姫野さんが手がけてきた写真集や、変わった経歴などは知られているところかもしれません。
このインタビューでは姫野さんの感性、編集者としての(姫野さんはご自身を編集者であるという捉え方はしていないようですが)作家との関わり方、作品の見方、写真集とは、という読み応えのあるインタビューです。

姫野さんが初めに作った船越桂さんの作品集の話から、現在日本の写真界を牽引し日本の写真の歴史を作っている作家たちの話など姫野さんの「熱」を感じることができるインタビューですが、読んでいるうちに姫野さん自身の人柄にぐぐっと惹かれていかれます。
赤々舎から出版される写真集がこれほど熱く、個性的で、人を惹きつけるのはどうしてなのかということや、作家がまずは作品を姫野さんに持ち込むという現象もとてもよくわかります。
とても素敵なインタビュー、一気に読めます。

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新聞会社の写真部の写真

SNSのニュースをさらりと読んでいる時に目に留まる写真が毎日新聞社の写真だということがよくあります。
出版社のように新聞業界の会社にも写真部があり、新聞社の写真部も写真と映像を撮影する専門家です。報道を伝える新聞ですから撮影対象は広く、移り変わる季節やそれぞれ都市や地方の風景から事故事件の現場、そしてスポーツなどあらゆる「現場」を撮影するプロフェッショナルなカメラマンが撮影しているその映像に惹かれるのは当たり前かもしれません。
毎日新聞写真部(http://mainichi.jp/photography/)にはツイッターやインスタグラムのアカウントもあり、ハッとするような美しい写真から今を伝えるタイムリーなものまでアップされています。
さて、そんな新聞社写真部の写真を購入することができるのをご存知でしょうか。写真提供サービスというもので個人でも購入することが可能です。料金表はわかりやすく、サイズとプリントのみ、パネル付き、ラミネート加工などによって明記され、イベント名や日にち場所などの希望の文字入れサービスもあります。
掲載された写真の中に写った自分の写真を個人鑑賞としてプリント販売されていますが、思い入れのあるイベントや風景写真などプレゼントとしてもちょっと視点が変わっていていいかもしれません。
すべての写真には余白に「毎日新聞」のロゴマークが入るのもいい思い出になりますよね。
そのほかの大手新聞社ももちろん写真部の写真購入手段があります。

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第37回写真の町東川賞受賞者が発表されました

第37回写真の町東川賞受賞者が発表されました。
受賞部門は5つ。
海外作家賞に莫毅(モ・イー)氏。国内作家賞に瀬戸正人氏。新人作家賞に岩根愛氏。特別作家賞に白石ちえこ氏。飛彈野数右衛門賞には中野正貴氏。
錚々たる顔ぶれです。
国内作家賞の瀬戸正人さんは受賞にあたって「作家の言葉」の中で最初に東川町を訪れたのが師匠である深瀬昌久氏が特別賞を受賞した1992年に代理出席をした際に、そしてその後自身が新人賞を受賞した際に2度目の訪問。そのときに「2度あることは3度ある、また来るつもりです」と挨拶したそうで、今回の国内作家賞受賞でその通り再再訪になると綴っています。
1985年に「写真の町」と宣言し実際にその通りとなった現在まで36年の歴史があるからこそこういった巡り合わせもあるのでしょう。
新人作家賞には2018年に写真集「KIPUKA」写真展「FUKUSHIMA ONDO」で木村伊兵衛写真賞を受賞した岩根愛氏が、そして飛彈野数右衛門賞に数々の写真家に影響を与えた写真集「TOKYO NOBODY」や「東京窓景」の中野正貴氏が受賞。審査講評では中野氏に関し「一貫して東京を撮り続けてきた中野正貴しである。集大成展『東京』が開催されたのは2019年だったが、誰もいない東京の姿を写した代表作『TOKYO NOBODY』などが捉えた光景が、コロナ禍によって、また新たな意味を孕むことになったことが話題となった」と記されています。
初日と二日目にメインイベントが集中し2018年には2日間の来場者が3万5000人を上ったという東川町国際写真フェスティバル。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止や変更事項がありました。
今回の受賞作家作品展は7月31日から9月1日、東川町文化ギャラリーで開催予定です。この作品展やフェスティバルを含め、あらゆる展覧会、文化活動、音楽活動が早く通常になりますように。
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大切な目のために

スマートフォンにタブレット、コンピューターやテレビのモニター、カーナビやデジタルウオッチなどなど、現代社会の中で私たちが目にするものの多くがデジタル機器です。
フォトグラファーにとって信頼あるレンズメーカーのZEISS(カール・ツァイス社)は写真などの撮影レンズのみならず半導体関連機器や医療機器、私たちの身近なものでは眼鏡レンズの製造まであります。
歴史ある光学機器製造会社ZEISSの眼鏡レンズサイトには興味深いことをいろいろ発見します。
単焦点レンズからサングラスレンズ、ドライビングレンズなど様々なレンズが製造されていますが、興味深いのは現代の生活に合ったデジタルレンズです。
「ピクセルで表されている世界は、目に大きな負担をかけています」
こんなドキッとするようなフレーズがあります。これは生活の中でデジタル機器を見て非常に近い距離に焦点を合わせたり次の瞬間には遠くを見たりと目の筋肉と水晶体に負担をかけているからだそうで、それが加齢とともに頭痛、肩こり、目の炎症など症状が増えてくる原因になっているそうです。
それを緩和するためのまさに現代生活ための常用レンズというのが商標登録商品にもなっているデジタルレンズです。目の負担を軽減するために開発されたレンズは人工光のブルーライトの大幅カット、超低反射、最大限に薄く抜群の耐久性、そして紫外線防止機能があるレンズ。
仕事や趣味に集中すればするほど目を酷使しているのを実感する時ってありますよね。眼精疲労から広がる体の疲れも実感しますよね。
ZEISSの眼鏡レンズのHPを読むだけでもあらためて目を大切にしなければいけないな、と思ってきます。
HPには「視覚プロフィールチェック」なるものもあり自分のライフスタイルに最適なレンズを診断してくれるのも興味深いサービス。
もうひとつ気になるのがコンタクトレンズユーザーのために開発されたリフレッシュレンズ。コンタクトレンズを外した後に疲れ目をリラックス、眼精疲労を低減する眼鏡だそうで、読んでいるだけで試したくなってしまいます。こちらもZEISSの商標登録商品です。
カメラのレンズのみならず、生活の中のメガネのレンズも頼りになりそうなZEISS、目のケアのために気にかけてみたい事柄です。
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観たい写真展

実業家の邸宅が土地、建物、美術作品とともにしに寄贈されて1972年に美術館となった西宮市大谷記念美術館。こちらで石内都氏の写真展「見える見えない、写真のゆくえ」が開催されています。
初期の作品「連夜の街」は約40年前作家自身がプリントしたヴィンテージプリントが展示、原爆被爆者の遺品を撮影した「ひろしま」、フリーダ・カーロの遺品の「Frida by Ishiuchi」「Frida Love and Pain」、その他に国内初公開、最新作など合わせておよそ170点の作品展示だそうです。
これまでのインタビューでも度々話されていますが、これだけの作品の数々、そして連なる国内外の受賞歴のある石内氏ですが使用機材は35ミリのニコンF3のみということにびっくりします。そして全て自然光での撮影。以前ドキュメンタリー映像を見たときにも淡々と自然光の中でF3で撮影している姿がありました。
ちょうど今、田附勝さんとの対談をこちらで読むことができます。
とにかく暗室での作業が好きとおっしゃり、撮影は暗室に入るためのものとあっさり語ります。
お二人の会話と石内氏が語る事柄やエピソードが興味深くてすらすら読んでしまう対談です。
現在の移動に不自由が伴うことがなければ今すぐにでも見に行きたい展覧会、7月25日までの開催なのでそれまで観てみたい写真展です。ちなみにこちらは巡回展ではなく西宮市大谷記念美術館だけでの開催。建物や庭園と合わせて堪能してみたい見逃せない展覧会です。
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少女たちのポートレート

柔らかさと冷たさを内包するような自然光で撮影した少女たちのポートレートで知られる山元彩香さんの写真展「We are Made of Grass, Soil, Trees, and Flowers」が現在タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムにて開催中です。
写真展のタイトル「We are Made of Grass, Soil, Trees, and Flowers (人は土と木と草と花でできている)」は2018年に発表したタイトルに花を足したもので少女たちを撮影した場所が東欧各地から今回は2019年にアフリカで撮影された作品が発表されています、「花」という言葉が付け加えられた今回のタイトルは前回の作品から引き続き繋がっていることを指しているのでしょう。
この写真展では13点展示され、さらに11月6日から東京都写真美術館にて日本の新進作家vlo.18にて参加し同シリーズを含めた17点の作品が展示されます。
そして2019年に出版された「We are Made of Grass, Soil, and Trees」に続き今回の「We are Made of Grass, Soil, Trees, and Flowers」が同じくT&M Projectsから出版されます。
独自のスタイル撮影と息を潜めて鑑賞したくなるような山元彩香さんの世界を堪能できそうです。

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3大カメラ雑誌休刊

4月15日に月刊誌「日本カメラ」が休刊を発表しました。
4月20日発売の5月号を最後に73年の歴史に幕を下ろし「日本カメラ」を出版する日本カメラ社は4月30日付けで解散するとのことです。
まだ記憶に新しい2020年7月号で休刊となった「アサヒカメラ」。
「アサヒカメラ」は1926年創刊で2020年休刊、「日本カメラ」は1950年に1948年隔週刊「アマチュア写真叢書(そうしょ)」が改題し「日本カメラ」に、そして1951年から月刊誌になりましした。
以前には1985年に1954年創刊の「カメラ毎日」が休刊し、今回の「日本カメラ」休刊で3大カメラ雑誌全てがなくなることになりました。
「日本カメラ」のHPには「カメラの魅力と写真撮影の楽しさを多くの方に伝えたいとの思いから、これまで力を尽くしてまいりましたが、雑誌媒体の出版を継続することが困難となり、通巻964号となる今号を持って、残念ながら休刊することになりました」というお知らせが載りました。
時代の変化も流れもあるでしょうが、やはりカメラファン、写真ファンには寂しいものです。
最終号となる4月号の特集は「ミラーレス新時代」「超大口径レンズの世界」とあり、錚々たる写真家たちの連載や先日発表された土門拳賞の選考会レポートや機材のテクニカルに関することまで、目次を見るだけでも読み応えがありそう。
最終号は4月20日発売です。
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写真家の映画監督デビュー

あの上田義彦さんの映画監督作品が公開されます。
監督、脚本、撮影、そして編集まで上田さんが手掛けられた作品とは。
まずそのキャストの豪華さに驚きます。
ダブル主演で富司純子さんとシム・ウンギョンさん。
佇むだけで周りの空気が凛としそうな富司さんは上田監督作品の自然光の中でしっくりしそうだと思ったように、上田監督が主人公の絹子は絶対に富司さんだと思ったと語っています。そして絹子の孫役には映画「新聞記者」で存在感としっとりとした演技を見せてくれたシム・ウンギョンさん。そのキャスティングを聞いただけでも観る前から興味を湧き立てられます。
さて、舞台は監督所有の海辺の別邸、撮影は監督本人、そして上田さんの写真のように全て自然光で撮影されたそうです。
予告篇を見ても映像写真を見ても、まさしく上田さんの作品そのもの。写真家である上田さんがこれまで手掛けた数多の作品のように映画のワンシーンワンシーンが撮られていっただろうことは想像に難くありません。映像作品のワンカットを見るだけでもため息が出そうな美しい一枚。
キャストが豪華ならなスタッフも同様です。宣伝美術には長年タッグを組んできた葛西薫さん。映画タイトルのフォントにもお二人の想いがトークイベントで語られています。
そしてこの映画作品は映画タイトルと同名の写真集「椿の庭」として赤々舎から発売されています。
映画公開は4月9日より。
映画を観てから写真集をじっくりめくる楽しみ方もいいですね。
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