小物撮影

アクセサリーやオブジェ、植物や花など小さなものを撮影する際には一眼レフカメラではマクロレンズで、そしてコンパクトカメラではマクロモードが役立ちます。

小さな被写体に立体感を出して撮影したり、「迫力ある」または「ディテイルに説得力のある」撮影をするために被写体に近づいて撮影する方が有効だからです。

さてその際に、焦点がうまく定まらない、ということがよくあります。マクロレンズ、マクロモードでは距離の読み取りがうまくできないときに、ピント設置が定まらないんですね。
これに似たようなことは、白を基調にした被写体、また被写体と背景などトーンカラーが同じような場合には焦点距離が定まらないことと同じです。

そんなときの解決法として、ペンを使ってみましょう。
被写体上のピントをおきたい場所にペン先を近づけます。そのペン先にピント定めると、オートモードでもすぐに察知してピントを合わせることができます。
ペンでなくても、「芯」部分がよく見える鉛筆でも同様に機能します。
人によっては色鉛筆だったり、長細い厚紙だったりと、使いやすいものでいいのです。
ピント合わせに、かざす手が邪魔にならないように長細いものであればいいので、持ち歩きやすくてわかりやすいものを普段からカメラバックに入れておくといいでしょう。

撮影機材の専門店

野外撮影アイテム

普段スタジオ撮影、室内撮影がほとんどの場合、いざ野外撮影に行くと必要アイテムが追加されることに気づくでしょう。
・クリーニングクロス
・タオル
・ブロアー
撮影場所は関係なく、クリーニングクロスは必要でしょうが、屋外では埃などもつきやすく、頻繁に拭き取る必要があります。
同じように屋外のチリやさらに天候によっては雨などの水滴から機材を守るためにタオルを用意しておくと便利です。
レンズの装備、取り外しなどの際にブロアーでしっかりチリを取り除きましょう。
撮影スケジュールによっては、やむをえず雨天に実行することもあるでしょう。生活防水程度ならばカメラボディー、レンズもそのまま使いますが、雨量が多い場合にはカメラ用のレインカバーを用意しておきたいですね。

さらに野外撮影は機材のアクセサリーだけでなく、撮影者、スタッフ自身用にもプラスαなアイテムが必要になります。冬場には手袋、夏場には虫除けスプレーといった撮影をスムーズに行えるアイテムです。
野外撮影をした際に、足りないものは覚えておいて次回の撮影に追加していくといいですね。

写真撮影のことならライトグラフィカ

ライブビュー撮影

「ライブビュー撮影」とはレンズ交換式のデジタル一眼レフカメラで、イメージセンサーによってとらえた画像を背面の液晶モニターで文字通り「ライブ」で実際にみながら撮影することをいいます。
実際にこの機能を使いながら撮影されている方も多いでしょう。
背面液晶モニターをみながらの撮影はコンパクトデジタルカメラでは一般的でしょうが、一眼レフカメラとなると光学ファインダーをのぞいて撮影するのが基本です。

ライブビュー機能の利点はなんでしょう。
まずは光学ファインダーからではなく、両目で大きなモニターでフレーミングできるという利点ですね。焦点を確認するのも画面の拡大をして簡単に、そして確実にピント合わせができるます。
カメラモデルによってはライブビューで見えている画像がファインダー視野率100%で、正確なフレーミングができます。
そしてもう一つ大きな利点は、撮影環境、場所を選ばないということ。
これまで光学ファインダーをのぞいて、構図を決め、シャッターを押して撮影していたのが、モニターをみながら撮影できるため、撮影者がカメラに近くない場所はもちろん、ファインダーをのぞきながら撮影しづらい水中撮影、動きの早い被写体を追う撮影などにも非常に有効です。

多くの要望と技術の進展で、現在では各メーカーからライブビュー機能のあるいろいろなモデルが発売されています。機能の進化は時代の恩恵ですね。自分の撮影に必要で便利な機能は是非取り込んでいきたいものです。

撮影機材の専門店

フォトコンテスト 2

前回お勧めした写真・フォトコンテスト。
撮影してきた写真の整理にも、とても有効な手段の一つとお話ししました。応募する写真コンテストをまず決めてからそのテーマに沿って撮影し始める、といった撮影方法もあるでしょう。ここではこれまで撮影した写真の中から、コンテストに適した写真を選ぶという方法をお話ししています。
撮影した写真をファイル別に整理してから、コンテストのテーマ別に写真を選別する方法もありますが、まずテーマを優先して全体の写真を見ながら選択する方法もあります。
もちろん後者は膨大な写真数の場合には、それ相当の時間がかかってしまいますが、撮りっぱなしで写真の整理がままならないという方にもおすすめ。

今日では写真コンテストでの応募方法も様々でemailやonline登録で画像をデータで送信するという方法をとっていることもあります。
もちろんプリントした写真を郵送して応募するコンテストもまだまだ多くあります。
写真コンテストが自分の撮影した写真と向き合うのに適しているというのはこの点にあります。
それは送信する画像の編集、プリントするまでの過程です。
データ上の編集もそうですが、デジタル撮影の画像を実際に手で触れられる紙媒体としてプリントすると、印刷の色合い、さらにプリントした紙の素材によって写真の風合いも変わってくるので、テーマや撮影した写真にあったマテリアル選びも慎重になります。

「コンテストに写真を応募する」という行為自体が写真の捉え方や撮影方法、そして何よりも写真を楽しむということにつながっていくきっかけになっていくかもしれません。

新宿西口ライトグラフィカ

フォトコンテスト

本格的な一眼レフカメラだけでなく、コンパクトカメラの幅広いバラエティな品ぞろい、スマートフォンでの気軽な撮影まで、あらゆるツールを使って「写真撮影」をする機会が日々増えています。
こだわりの機材、レンズでの撮影から、趣向を凝らした写真まで、撮影を頻繁に行うため枚数は増えていく一方だけれど、結局見直したり整理したりすることがあまりないという方も多いはず。

どんな風に整理していくか、どのように撮影した写真と向き合うかということを解決するのにぴったりなのが写真コンテストです。私たちの周りには多くの写真・フォトコンテストがあります。スポンサーや開催者からの特典や写真展の開催などから賞金とともに名声を目的としたものまで様々です。

撮影した写真をコンピュータに取り込んだら、アーカイブをどのようにするかによって写真の見やすさも随分違います。一番簡単な整理は時間の経過によって日付で管理する方法でしょう。そこから一歩、オリジナルで整理する場合はこれまでの撮影した写真を見ながらテーマ別ファイルに分けることです。「ブツ撮り」「風景写真」「商品写真」「料理写真」「スナップ」「子ども・家族写真」「同ブス写真」「スポーツ写真」といったように、カテゴリーに合うようにファイル別に分けると、取り出したいときに見つけやすくなります。さらにファイルに分けるために写真を見直すことによって、撮影中には気づかない自分の癖や反省、その場では気づかなかった「いい写真」を発見する機会にもなります。撮影技術の習得だけではなく、撮影した写真と向き合うことによって学び取得することも多くあります。
まずは気軽に写真コンテストから応募してみてはいかがですか?

撮影機材のライトグラフィカ

理系?文系?

前回お話ししたように、写真撮影にはレンズの焦点距離や、画角範囲、絞りのF値からシャッタースピード、ISOとシャッタースピードの関係までとあらゆる数字の計算が必要になります。
撮影したいイメージに合わせながら瞬時に判断しなければならないこともあるでしょう。
そう考えると、写真撮影とは理系にもおもえます。
一方、構図の決め方、被写体や光の捉え方、瞬間の切り方などアーティスティックな感覚が必要な場面も多くあります。
写真撮影って理系?それとも文系?
何を撮影するか、どう撮影するか、どんな形体の機材を使用するかによって答えは様々でしょう。

機材によっては、新しいテクニックを維持するために常に知識の更新をすべきものもあります。
写真学校や、入門コースではまずフィルムカメラのように、マニュアルで練習するのは、自分の思い描く写真を撮影するための近道だからでしょう。
そこに数字や計算を加えた練習がありますが、手を動かしながら、撮影しながら絞りやシャッタースピード、その他の条件を換算して計算していくと、自然に体で撮影における計算が身に付いていきます。自然に計算できるようになると今度は感覚的にシャッターを押していくアーティスティックな部分が発揮されるでしょう。
理系?文系?きっとそのどちらもなんでしょうね。

写真撮影のことならライトグラフィカ

35mmフィルム換算

カメラと言えばデジタルカメラが一般的になった現在でもよく耳、目にする
「35mmフィルム換算」という言葉。わかっているようでわからないカメラ用語の1つです。
デジタル一眼レフ、フルフレームカメラのお話の際に触れましたが、デジタルカメラでフルフレームなのは一部です。このフルフレームがつまりはフィルムカメラの時代のフィルムと同じ大きさに値します。
フルフレームカメラでない場合、カメラのイメージセンサーの大きさと比較してフィルムカメラでの焦点距離に換算して焦点距離のイメージを表すのが「35mmフィルム換算」なのです。
焦点距離がわかることによって、画角の範囲がイメージできます。
つまりは、焦点距離が短ければ広い範囲が写る広角、焦点距離が長くなれば画角は狭くなり遠くのものを写す望遠というわけです。

レンズの焦点距離の数字を理解すると、レンズの数字をみただけで写真撮影できる範囲や構図がイメージできるようになり、どのレンズが撮影に適しているのかも感覚的にわかってきます。

撮影用照明の専門店

三脚で撮影範囲を広げる

一般に写真撮影の際に三脚を使用するのは、「手ぶれ防止」が理由の一番として考えられるでしょう。もちろんその通りなのですが、撮影したい、または撮影に必要な条件の下でシャッターを切る際に不可欠となるのが三脚です。
例えば以下のように環境、条件が必然的に三脚が関係してきます。
・F値を絞り、被写界深度を深く撮影する場合、シャッタースピードが遅くなる
・夜景をはじめ、暗い環境では長時間露光からスローシャッタースピードが必要になる
・パノラマ写真のように水平線上で連続撮影する際

以上のように撮影をしながら撮りたい条件を満たしていくと、やはり三脚が必要になるとうこともよくあります。3点目のパノラマ写真撮影のような場合や同じように水平線上をキープして一点の被写体を追いかける場合にも三脚が必要になりますね。
意外に盲点なのが反射や濃度調整するためのフィルターを使用すると露出倍数の関係でシャッタースピードが遅くなることがあります。こういう場合にもはやり三脚が必須です。

カメラボディー、レンズと一緒に三脚も常に持ち歩くようにしていると、撮影機材のセットになります。撮影の守備範囲、表現範囲を広げるためにも是非三脚を多用してみましょう。

新宿の撮影機材専門店

青空の「青い」冬

太陽光は時間帯によって色が変わることをこちらでも何度かお話ししました。
ホワイトバランスを考える際によく見かける色のグラデーション図を思い浮かべてください。
色温度が低いと赤みが増して、色温度が高くなると青みが増す。そして中間の蛍光灯や晴天時の太陽部分が白みが増すといった図ですね。
これに比例するのが時間帯によって色の変化がある太陽光。
なぜならば朝方の波状が短い光は青みが増して、夕方の波長が長い光が赤みを増すからです。
これを理解すると、ホワイトバランスの設定にも役立ちますし、何よりもどの程度の色味で空を撮影したいかという準備にも役立ちます。

さて太陽光からの色味は時間帯だけでなく、季節や環境によっても微妙な変化が見られます。
空気が澄んでいると空の青さは濃くなります。つまり湿度の低い冬は青空が美しいのはそのためです。さらに標高の高い山などでも空気が乾燥しているため空の青色が増します。
季節柄によって表れる冬の「青い空」を試してみてはいかがでしょうか。

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TIFF

TIFFとはMicrosoftと現在のAdobeによって開発された画像データのファイル形式で、Tagged Image File Formatの略です。記録形式が豊富なために互換性を持たない記録形式も含まれてファイルが開かないという以前は言われたこともありますが、現在の編集ソフトではほとんど対応し、Photoshopを使用する際などには全く問題がありません。jpegやrawといったフォーマットに比べて聞き慣れないのはこの点でメジャーではないからかもしれません。
TIFFのすばらしい点は、CMYKモードをサポートしているためフルカラー印刷の際にインクの色を有効に反映できるということです。さらにjpegと違い、繰り返し編集していても色の劣化が損なわれないということです。
もともとフィルム、ネガからスキャナーされた画像フォーマットとして主に使用され、データ化した画像を編集を経て紙媒体のプリントとして完成させる目的としてはよく使われます。
そのため電子出版(DTP=Desk Top Publishing)においてもTIFF形式が用いられることが多いそうです。
例えば、デジタルカメラで撮影したrawの画質を編集、保存をする際にその過程や用途を考慮してどのフォーマットが適切か選択されるといいでしょう。
jpegとTIFFどちらも保存して、拡大しながら画質を比べてみるのもいいかもしれませんね。

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