一緒に共有 こども写真

前回、バラエティ豊かな写真コースや講座のお話をしましたが、入り口はそれぞれでも、同じように写真の世界に夢中になるということはよく聞きます。
例えば友人のフォトグラファーは写真を学ぶきっかけは、子供の頃に祖父がカメラをプレゼントしてくれたからだそうです。幼少からの思い出でフォトグラファーになるきっかけを得ている人は意外に結構いますね。
これを考えると、例えばお子さまの写真撮影で修練されている方などには、いいアイデアになるのではないでしょうか。つまりお子さまにカメラをプレゼントする。カメラといってもそれは使い捨てカメラでもいいですし、もう使わない昔のコンパクトカメラでもいいでしょう。とにかく「写真を撮る」という面白さを伝えられたらいいのです。なかなかカメラをみてくれない、カメラを向けると自然の表情が撮れないといったお悩みがありますが、写真を撮影する楽しみを共有することによって、一緒に撮影し合うというのはいかがでしょう?

親が子どもを撮影し、子どももまた親を撮る。そんなやり取りをしたら自然にカメラ、そして写真へ興味が湧くと同時にカメラが日常のものになることによって警戒心のようなものがなくなります。
共有し合うと、これまでにない表情が撮影できるかもしれません!

新宿の撮影機材専門店

コースいろいろ

日本でも写真のコースや講座って結構いろいろバリエーション豊かにありますよね。
本格的な写真学としての学校だけではなく、まさに写真入門者のための基礎講座から、フィルム写真、デジタル写真によって様々な写真講座が開かれています。
先日目にした写真講座は、旅行の一環としてもうけられているもので、アテンドするのが乗務員さんなどではなくプロのカメラマンが同行し、旅行をしながら写真を学ぶといったもの。

ヨーロッパでももちろん写真講座、コースは様々で日本と同じように様々で、そして大学では芸術学科の一部として写真コースが組み込まれていることも多くあります。
写真学科として3年間のカリキュラムがぎっしりくまれているコースもあれば、現在のニーズに合わせたPhotoshopコースや、デジタルフォト処理専門のコースなどもあります。
また舞台写真専門のコースから、ポートレート(人物写真撮影)専門のコースなどカテゴリーに特化したコースもあり、すでにどの部分を習得したいのか、スペシャライズしたいのかとわかっている人には入りやすいのかもしれません。
おもしろいことに、クリスマスや記念のプレゼントとして写真短期コースを提供する学校もあります。確かにマッサージやスポーツ体験などがプレゼントとして存在するならば、写真コースも成立するかもしれません。思いがけないきっかけで写真が身近になるチャンスでもあるかもしれません。

写真が好きだ、撮影するのが楽しい、といった気軽な動機からでも写真コースを通して自分の新たな一面を発見することもあります。身近にある写真講座、コースに参加してみるのも興味深いものですよ。

写真撮影のことならライトグラフィカ

大きな被写体撮影

衣類やモデルの全身写真を撮影する際には小さな光源では照明が網羅できません。
被写体の大きさにあった、大きめのソフトボックスが必要になるでしょう。
大きな被写体に対して、むらなく自然な照明をつくるには、少なくとも直径80cm程度のソフトボックスがおすすめです。

①小さな光源面の照明器具と、②直径80cmc-90cm程度の大きなソフトボックスで撮影した場合の違いは、②では被写体全体を照らすことのできるのでコントラストが少なく、背景の影が自然にあらわれます。人物撮影はもちろん、衣類などのディテールが重要な撮影にも効果大です。

大きな光源面をさらに有効活用するために、レフ板を利用することもお忘れなく。
放たれる光を無駄なくキャッチして、被写体に補助光をつくりましょう。レフ板を使うのと使わないとでは随分な差が出ます。この際のレフ板もできるだけ大きなレフ板を使用したいですね。

一般的に軽量なソフトボックスでも大きくなれば当然それだけ重量も増します。
ライトスタンドの脚の設置から、ソフトボックスの装着部分の確実に安定するように、いつもよりさらに注意しましょう。

撮影照明の専門店

LED照明のススメ

消費電力少なくて、寿命が長いというメリットを持つLED照明。
数年前までは発光部面がさほど広くなく、補助照明として主に使われていたかもしれません。
商品を直接照らすメインライトとしてではなく、サブライトとしての役割ですね。
LED照明のさらにメリットとしては紫外線や熱射線が出ないため、直接商品を照らしても熱をほとんど生じないということから、長い撮影時間の間にも商品を傷めるといったことも避けられます。
この点もLED照明が広く普及した要因になったといっていいでしょう。

商品が食品や生ものといった熱で変化が出るものだけでなく、ポートレート撮影でモデルへの照明による温度変化もありません。そのためメイクのやり直しといった心配も少なくなりました。

これだけ利点があるLED照明、先ほども触れましたが、以前は持ち運びに便利な小型タイプが主流でした。しかし今日、メインライトとしてLED照明を有効に活用できる大型タイプもあります。
ライトスタンドに設置して組み合わせの多灯照明も可能です。
照明機材をお考えの方は、是非お試しを。

撮影機材のライトグラフィカ

ネット商品、オークション出品写真

商品写真やオークションへの出品写真は、商品の説明以上に写真が購買意欲を左右するといっていいほど訴求性が高いので、その存在は大切です。
そのため写真撮影の準備、構図、照明などの配慮がかかせません。
そして写真撮影と同じように重要なことは、「見せ方」です。
キレイな画質の高い写真を載せようとしても、サイトによっては画像サイズに制限がある場合があります。
たとえ画像をズーム、拡大できるようなシステムでも画質が低いものでは拡大するとかえって、実際の商品よりも劣って見えたり、印象としてはアピールできないでしょう。
そこで商品の全体写真や、あらゆる必要な角度、アングル、側面からの写真に加え、アピールすべき部分、購入者が気になるであろう部分の拡大写真を載せておくといいでしょう。
はじめから撮影時に拡大部分をそのまま撮影してもいいでしょうし、高画質で撮影した画像をトリミングした加工でもいいでしょう。
こちらがアピールしたい部分と、消費者が求めている部分が同じであれば、商品写真であれオークション写真であれ、写真の役割が達成されるというものです。

写真用照明のことならライトグラフィカ

眩しい雪

実質的な生活には厄介でも、やはり降ってみると撮ってみたくなるのが「雪」ですよね。
真っ白な眩しい雪を表現したくて写真撮影しても、オートモードで撮影すると白というよりは青みを帯びた白に写ってしまうことがよくあります。これは日中太陽光に雪の白色が反射し、色温度を高く設定してしまうからです。色温度は高くなると青みが強くなり、低くなると赤みが強くなります。
そこでキレイな眩しい白色を写すためには色温度の設定、ホワイトバランスの調整が大切なポイントです。

また他の方法としては露出補正です。
オート撮影では白い雪が反射して、明るすぎるために明るさを押さえて少し暗めに撮ろうとします。そうするとせっかくの白がグレーがかってしまいます。そこでマニュアルで露出補正をしましょう。
露出を挙げてプラスに設定すると眩しい白がキレイに出てきます。
ただあまりに露出をあげると白飛びの原因にもなります。眩しい白と白飛びになる中間点を見極めて調整してみましょう。

写真撮影のことならライトグラフィカ

スポット露出計

写真撮影において露出はベーシック且つとても重要な押さえどころのため、何度も露出についてお話ししてきましたが、みなさんは露出計を使われていますか?
信頼できるカメラ内蔵の露出計で網羅してしまえばことは足りますが、撮影によっては緻密に被写体の側面それぞれの露出をはかって撮影しなければならないこともあります。
カメラ内蔵の露出計はトータルを打ち出すため、撮影する際にどの部分を強調したいのか、どのくらいのバランスで撮影したいのかということで、細かな露出か必要な場合があります。
そこで活躍するのがスポット露出計(デジタルスポットメーター)。
名前はあまり聞いたことがない方でも、狙いを定めて一部だけ露出を測定している光景を見たことはあるかもしれません。それがスポット露出計です。
のぞきながら露出をはかりたいピンポイントを測光できるのです。
光を直接受ける部分や影の部分、そして中間部分それぞれ別々にはかることができるので、コントラストの中和をはかるのも便利ですし、いわゆる白飛びなどを防ぐのにも役立ちます。

メーカーにもよりますが、価格が高めなのですが、細部にこだわった撮影の際にはお役立ちアイテムです。

写真撮影のことならライトグラフィカ

飲み物撮影 2

前回に引き続き、意外に難しい飲み物の写真撮影についてみていきましょう。
飲み物撮影の際にポイントとなるのが、湯気のある料理撮影の対になる、水滴がついたような「冷たい飲み物」というテーマがありますね。
料理の写真撮影のお話の際に、何度か湯気の撮り方ということをお話ししましたが、今回はいかに「冷たい飲み物」を美味しそうに撮影するかということを考えてみましょう。

料理の写真撮影というのは、実は化学に近いような分野なのです。
最近はドラマや映画製作でもフードコーディネーターなる職業の方々がメディアでも取り上げられるため一般になってきたかもしれません。美味しそうな写真や映像の裏には、撮影するためには写真機材だけでない力が発揮されているということが知られるようになりましたね。

今回のテーマでもある「冷たい飲み物」の撮影でも、食品を撮影するにあたっていろいろな工夫がされています。まず水滴のついたグラスですが、実際に冷たい飲み物を室温の中でグラスに注ぐと水滴ができますが、この自然な水滴、キレイいや「美味しそう」に撮影するのは難しくて、実際には霧吹きで水滴をつくります。またよく言われるのはビールのような炭酸の泡を撮影するには塩を入れてかき混ぜたり、泡を作る錠剤を液体の中に入れたりといった裏技があります。
撮影までの過程をみていくと、つくり込まれた感じはありますが、実際に「おいしいもの」と「おいしそうなもの」では伝える媒介によって限りがあるため、いかに「美味しそう」に見えるように伝えるのが課題になってきます。既存のテクニックのみにとらわれず、こんな風に工夫した美味しそうな飲み物が撮れた。といったアイデアもとても大切です。独自の方法を探すのも撮影段階の発見かもしれません。

撮影照明のライトグラフィカ

飲み物撮影

ブツ撮り、商品撮影は、それぞれ被写体の特徴によって難しいポイントは違います。
そのため、撮影する被写体によってカメラのレンズからアクセサリー、駆使するテクニック、照明機材が変わってくるかと思います。
それは生ものの料理写真でも同様。さらに食べ物だけでなく飲み物、そう液体の撮影もまた難しいもの。今回は飲み物の撮影についてみてみましょう。
飲み物といっても透明のものから牛乳のような不透明なもの、一般的ドリンクからお酒やカクテルといったアルコールなど、それぞれ飲み物の特徴や写真で何を伝えるかということによって、写真撮影のセッティングも変わってくるでしょう。

同じグラスに入った飲み物でも朝食用の牛乳、カウンターバーにあるカクテルとではホワイトバランスと照明の光源も変わってきます。
その例でみていくと、グラスの牛乳を撮影する際には「朝食らしい」「さわやかな」感じを損ねることがないようにしっかりとホワイトバランスをあわせてキレイな白を設定します。一方グラスのカクテルは「お酒を飲む場」の雰囲気を演出するため、あえてホワイトバランスをアンバー目にして蛍光灯ではない温かな色調で撮影するといった具合です。

つまりは組み合わせですね。それは食べ物でもそうですが「いつ」「どこで」飲むものかを想定して、映り込む背景から照明、光の角度などを考えていく必要があるということです。

写真撮影のことならライトグラフィカ

冬の光

四季があるように、季節によって光の加減が違うため、冬の光が夏に比べて柔らかく感じる方も少なくはないでしょう。
夏に比べて同じ日中の時間帯でも、光の柔らかさが随分違います。
それは太陽の高さや光の波長の長短によるからでしょう。

冬の朝に、土と植物が生い茂っている場所では、太陽の熱によって太陽と植物から蒸発される湿気に光が反射し、まさに自然のディフュザーといった美しい光景も目にします。

冬の風景写真は色移りがよくない、コントラストや色調整を調整するなどという意見もありますが、冬だからこそ、というの光でまさに「冬らしい」写真を撮影できるのもこの季節です。

ロケ撮影や、屋外写真を多く撮影される方は、写真撮影によって季節の感覚や光の加減を感じる方は結構多いかもしれません。

撮影機材のライトグラフィカ