写真も動画も

写真を撮っていると、ちょっとした広告写真から著名な写真家の展示会まで意識しないうちにチェックしていることってありませんか?
やはり気になりますよね。
どんな照明なんだろう、どの方向からの光だろう、商品の配置にこんな方法があるのか、などなど観察したり発見があったりと。

同じようにビデオを撮影する人も、自然に意識しているのでしょうか?
例えばニュース映像から、娯楽の映画まで。
知り合いのビデオカメラマンに聞いて見ると、それほど意識はしないけれど、画角が気になったりするとのことです。
なるほど、いつものビデオカメラのファインダーからみている画角と違うと気になるのでしょう。

フォトグラファーが大切にするレンズの存在のように、ビデオカメラもレンズには敏感です。
日常生活の中でもちょっとした画像、映像にも敏感になりますね。
でもこの習慣、時代の流れで代わる写真の撮り方、動画の撮り方のヒントになることもあります。写真を撮る方も、動画を撮る方も普段から周りの画像、映像を意識してみてはいかがでしょうか。

撮影照明ならライトグラフィカ

ターゲット

商品撮影で考えなければならないのは、写真器材や写真テクニックだけではありません。
大手オンライン販売社のエピソードでこんなことがあったそうです。
商品の鞄をこれまでの撮影方法から、モデルとともに撮影する方法に変えたとたんに売れなくなってしまったとのこと。
なぜでしょう?
これまでは単に商品だけの撮影から、モデルに鞄を持たせて撮影したということ。一見より消費欲望をかりたてるようにモデルを起用したようですが、それが反対に作用したのは、商品だけを見ていると、それぞれ消費者の好みで想像できていたのが、自分のイメージと違うモデルが鞄を持っている写真が、商品のイメージを限定してしまい消費者ターゲットを狭めてしまったのです。

このエピソードが物語るように、商品撮影の場合、ターゲットを絞って撮影する方法と、敢えてターゲットを限定せずに撮影する方法があるということです。
すでに消費者ターゲットが分かっている商品であれば、そのイメージに合わせた写真が必要で、多くの層に受け入れられる商品であれば、イメージを限定するようなモデル起用などは避けるべきということですね。
販売することでその善し悪しが判断される商品撮影の、大切なキーワードです。

撮影機材ならライトグラフィカ

スローシンクロ

スローシンクロは主に2つの撮影シーンで活用できるテクニックです。
シャッター速度を遅くし、フラッシュを焚くことによって被写体の躍動感をブレによって表現できるシーン。
夜景、イルミネーションなどをバックにした際人物以外の背景が真っ黒になってしまうのを避けるために、上記と同じようにシャッター速度を落として、そこにフラッシュをのせて全体的に調和のとれた明るさで撮影するシーン。

シャッター速度をおとすために、手ぶらが気になり、固定できずに結局はピンぼけ写真になってしまうということを懸念する方もいらっしゃるでしょうが、前者の被写体の動きを利用したシーンではまさにそのブレを有効に利用したもので、手持ちでも動きのある写真として積極的にブレを表現した写真を試してみていただきたいですね。
後者の夜景やイルミネーション、照明の少ない室内写真では手ブレの限界値を超えるようであれば、やはり三脚が必要になりますが、ISOやF値をみながら調整してみましょう。

このスローシンクロ撮影、シャッター速度とフラッシュのタイミングの差でポートレートの赤目緩和のテクニックにもなります。
身につけておくと、いざというときに役立つテクニックの一つです。

撮影照明のライトグラフィカ

商品撮影、広角と望遠

写真撮影上で「パースがかかる」といういい方があります。
この「パース」というのは「パースペクティブ」のことを指し、つまり遠近法のことを言います。商品撮影などで広角レンズで撮影するとこの「パース」がかかってきます。遠近法が強調されて写るため商品が歪んで見えてしまいます。とくに正方形など定型の商品などは目立ちます。
そのゆがみを避けるためには、望遠レンズを使って被写体から離れて撮影するといいでしょう。シンプルな解決法ですが、撮影後にフォトショップを使ったり編集ソフトで修正する必要がありません。
その差を是非実践して試してみてください。

撮影機材の専門店

ジュエリー撮影 3

前回にひき続き、難しそうなジュエリー撮影をキレイに短時間で撮影できるポイントをみていきます。

あまり仕込みをしすぎない自然な形、背景で撮影する場合と、ジュエリーならではの細工を施した撮影が必要になる場合もありますね。
例えば指輪。よくたててある指輪の写真を見ますが、細い側面の指輪をどうやってたてるのだろうと思ったことありませんか?
粘土質の素材やテープなどを使うこともあるでしょうが、ジュエリーそのものを汚したり傷つけたりしないように、簡単なものでこの「たてた指輪」を細工できます。

それは布とクリップ。布はジュエリー撮影に合うようにゴージャスなサテン系のものや色合いに影響しないシンプルな無地、できれば皺のできにくい素材がいいですね。クリップは金属とプラスチックでできた一般的なクリップです。
さて、これらでどう細工するのか。布を間に挟んで指輪の下部をクリップで留めるだけ。布をふんわり整えて、布の下にあるクリップをテーブルに固定します。見える部分は指輪と布の密着部分だけで、まるで指輪が立っているように見えるというわけです。

身近な小物を使って、ジュエリー撮影をするひとつのアイデアですね。
簡単でキレイに撮れるので是非試してみてください。

商品撮影の照明ならライトグラフィカ

証明写真撮影

カメラの性能が強化され、商品撮影からポートレート、そして日常の記録などの写真撮影テクニックまでプロのカメラマンではなくアマチュアカメラマンまで広く浸透してきました。

しかし証明写真はインスタント・スピード写真から写真館のスタジオまでと様々ですが、敢えて写真を撮りにいきますね。
この証明写真も自分自身で撮れたらいいな、と思う方、または実際に撮影された方は多いかもしれません。
自分で撮影する証明写真、まず大切なのは照明、そして背景です。
正面からの照明はコントラストが強すぎると顔の表情が平たくなってしまうので、ディフューザーをつかったり、一灯であったらレフ板などを使用して、一面だけにハイライトがきつすぎないように調整するといいでしょう。
斜めからの照明にすると顔の立体感がでて、また表情が柔らかく感じられます。
また背景部分に影が映り込まないように、立ち位置と背景の距離を調整するのもひとつです。

会社やクラブなどで大人数の証明写真撮影が必要な場合には、簡単かつ本格的な撮影機材で、独自に撮影するというのはいかがでしょう。
弊社では「照明写真撮影背景セット」をご用意しております!

新宿西口ライトグラフィカ

ジュエリー撮影 2

前回に引き続き、ジュエリー撮影について。
今回は時間をかけずに短時間でしっかり撮影する方法を見てみましょう。
時間がないジュエリー撮影といえばウエディングフォト。
ウエディングフォトで定番なものはやはり指輪、そして新婦によってはピアスやイヤリング、お揃いのネックレスなどの撮影を希望されることもあります。

これらのジュエリー撮影、商品撮影と同じように大切なのは背景です。
つやのある布の上におくことも多いのですが、このシチュエーションに相性がいいものは花や花びらです。結婚式には花は欠かせません。近くにある花を拝借し、花の上、または大きめの花は花びらの上に指輪をおきます。
F値を開放気味にして、焦点を合わせるポイントを一点に絞り、きれいなボケを利用し、ドラマチックに表現したいものです。
焦点のポイントは、指輪の内側にイニシャルなどがあればそこに、または指輪の輪郭で光る部分に焦点を当てるとひきたちます。

接写撮影なので、モニターでピントが合っているか確認する際、拡大して焦点ポイントのピントをしっかり確認するといいでしょう。

撮影照明の専門店

ジュエリー撮影

難しい写真撮影のひとつにジュエリー撮影があります。
金属や貴石の適度な反射、色合い、なによりも品のある華麗さが要求されます。

照明は自然光が美しい光とジュエリーの本来の色合いがでます。または太陽光に近い照明、つまり色温度で言うところ太陽光、ストロボ光にあたる5000から6000ケルビンの照明を使うといいでしょう。

一般的にサイズが小さなジュエリーは、画角が狭いマクロで撮影できれば理想ですが、なければクローズアップフィルターなどを使用するなど、なるべく被写体に近づける環境を作りたいですね。

じっくり撮影が必要なジュエリー撮影ですが、ウエディングフォトの際にもジュエリー撮影することがしばしばあります。花嫁の準備シーンからフォトツアー、披露宴エンディングまでを通して撮影するウエディングフォトはワンシーンごとが短時間勝負。次回は短時間でしっかりジュエリー撮影できるコツをお話ししましょう。

撮影機材のライトグラフィカ

スタイリング

映画に監督、舞台美術、衣装、照明、小道具から大道具、さらにテレビでも同じようにヘアメイクまであるように撮影一つにしてもそれぞれ分業があり、それがまとまって一つの撮影が実現されます。
写真撮影とひとくくりでいっても、規模の大きささえ違えど役割はそれぞれです。
ただ、それをフォトグラファー(撮影者)一人が負担するのか、それともチームとして一つの撮影を遂行するのかで役割分担は変わってくるでしょう。

例えばファッション関係の撮影をする場合、撮影場所、費用、キャスティングなどを統括する人、モデルがいればヘアメイク、衣装が関連してくればスタイリスト、空間など撮影場所から小物までデザイナーなどが絡み、そしてフォトグラファーがいます。

撮影内容の規模は異なるとも、たとえフォトグラファー一人が企画から準備までひとりでこなすとしても、どのように撮影をコーディネートするかが肝心なことになります。
あるテーマのもとで写真を撮影するとします。セットもモデルもOK、でもそこに小さな小物がその環境に沿わなければ、小さなもの一つだけで台無しになってしまうこともあるのです。

つまりは、撮影者という立場であっても、全体を見渡して、撮影のテーマに合っているのか、何が足りないのか何が必要なのかということを判断する、いわゆるスタイリング能力が必要になるということです。
スタイリングセンスがあるかということは、直接にビジターの反応、宣伝写真であれば商品の売り上げなどに直接反映されてくるでしょう。
撮影テクニックのみならず、見えない部分でフォトグラファーの腕が試されるところといえるかもしれません。

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ジェネレーター

ジェネレーターとは発光部と電源部が分離されている大光量ストロボの電源部分のことを指します。
電源部がジェネレーター、フラッシュヘッドやランプヘッドを発光部といってもいいかもしれません。
もともとジェネレーターは発電機という意味で、シンクロコードを通してシャッターをきる信号とともに発光します。電気をため、また発光量を調節できる機能もあり、ジェネレーターを通して2灯、3灯と複数の発光部を接続できる役目を果たします。

ファッション撮影などのロケ撮影など街角で見かけるとき、このジェネレーターも必須機材として見かけることがあるかと思います。写真撮影は理系といってもいいほど計算がつきものです。
必要な光量など確保するために、ジェネレーターの有意義な活用方法なども機能の進化とともに享受したいものです。

ちなみにジェネレーターを通して発行させる方法と違って、電源部から発光部が一体となっているものをモノブロックタイプといいます。

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