ゴージャスライカ

ライカから「007モデル」ともいえる限定モデルが発売されました。
「ライカ Q2 DANIEL CRAIG × GREG WILLIAMS」。
俳優ダニエル・クレイグと彼がジェームズ・ボンドを演じた「007 カジノ・ロワイヤル」から写真を撮り続けている写真家グレッグ・ウイリアムズのコラボレーションモデルです。
仕様はQ2を踏襲しつつもシンプルなラインゆえにエレガントでゴージャスなデザイン。すぐに目を引くのはライカ初の試みという、ブラック×ゴールドのロゴ!
ライカといえば思い浮かぶあの定番のレッド×ホワイトの「Leica」ロゴではありません。ライカ初のこの演出にも並々ならぬ特別感が漂います。
ブラックとゴールドで統一されたボディの仕上げのストラップにも洗練された装いが施されています。天然植物由来の染料で染色したナパレザーを使用し「Leica」のロゴがエンボスされ、カメラボディとの接続部分のアイレットはゴールド仕上げでどこまでも上品。
もちろんお値段もゴージャス。
税別85万円。
さらに特別なのは取り扱いがライカストアとライカブティックのみということ、少量の限定モデルのその数は、世界で750台という希少モデル。
控えめなデザインなのにゴージャス、見ればみるほどかっこいいなあ。さすが007モデルです。
撮影機材・LED照明の専門店

PR用写真

ひょんなことから道後温泉のPR用素材ダウンロードというものを見つけました。その名の通り道後温泉の知名度向上・イメージアップにつながる目的での使用に限り、写真をダウンロードすることができるものです。道後温泉は人気観光地でもありこれまでにも蜷川実花さんや日比野克彦さんなどとのアートプロジェクトも記憶に新しいですよね、サイト上には「火の鳥」のキャラクターが写っているものもあり、使用画像にクレジットを明記するなどの使用条件もきちんと提示されています。
驚くのはその素材写真の数。
伝統的な観光地としてPR写真といっても、その数はサイト内でも「画像アーカイブ」とあるようにまさにその言葉が意味する「重要記録」を「保存」し「活用」しているようにシステマティックです。
それは道後温泉の中心である温泉共同浴場が国の重要文化財に指定されていることもあるでしょう。
アーカイブ内は道後温泉本館はもちろん浴室、周辺施設まであり、外観や内観、ディテイルに至るまで細かく、しかも表情が変わる日中と夜の時間帯による画像や、モデルが入っている画像には「人物有」と注釈までついています。
温泉で写真を撮られたことがある方は経験があるでしょう。窓が開いていない内湯などの湿気の多さ、といっても換気をしすぎると抒情を添えるような湯気がある程度あったほうがいい。撮影する季節によっても温泉内の撮影環境は変わります、つまり撮影しづらい。
PR素材とはあらゆる広報、メディアなどの媒体、個人のブログに至るまでいろいろあるでしょうが、こんなにきちんとしたアーカイブがあれば使用する側はスムーズですし、提供側もメリットも大きいのでは。
サイトは英語、中国語、韓国語と選択できその需要もある大きな要所だからこそでしょうが、各都道府県の名所でもこういった素材用の写真をアーカイブにしてPRに役立てるのっていいですよね。後々にきっと役に立ちますし、多くのカメラマンを起用できますし!
そんな妄想を掻き立てられました。
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やっぱり照明

このご時世なので買い物はもっぱらオンライン、という方は多いでしょうし、実際に靴や洋服のように試着する必要などなければこれほど便利なものもありません。
商品の情報が分かっていれば購入でき自分から赴かなくても欲しいものが買える時代なのですから。
「試着しなくても」「情報が分かっていれば」と言っても、オンラインで購入の際の決め手はやっぱり写真でしょう。商品の写真を見て、さらにその用途のイメージ写真などがあれば使い勝手が想像しやすく、それらの写真が鮮明できれいであればなお購買欲も上がるのは、目で見る情報は文章で読む(聞く)情報より勝るということでしょう。まさに一見は百聞にしかずはショッピングにも言えるわけです。
購買欲が上がるその「鮮明できれい」な写真に必要なのがまさに照明です。それはオンラインで購入する際も、そして自分自身が商品をオンラインに載せる時にも同じことです。
肉眼で見ている時と写真として収めたときでは、その「見た目」が随分変わります。
商品の撮影の仕方や技術ももちろん左右しますが、適切な照明があってこそ「鮮明できれい」な写真が仕上がります。
ご自分で写真をアップされる方は、オンラインショッピングの商品写真が参考になりますよね、照明がどんな風に考えられているのかを気にしながら見るととてもいいヒントになります。
柔らかい自然光の照明で試したり、手頃な照明から試して、商品撮影のスキルアップを図るには絶好の時期では!
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ハッピーヴァレンタイン

アマナグループが運営する写真情報サイトのIMAONLINEにて、粋な計らいのプレゼントがあります。
三人の写真家に自身の作品からヴェレンタインをテーマに写真のセレクトを依頼し、それらをGIFアニメーションとして制作、サイト内ではそれぞれ好きな作家のGIFを無料でダウンロードし自由に利用してください、という読書へのプレゼントです。
写真家は、石野郁和(いしのふみ)さん、市田小百合さん、清水はるみさんの三人。
石野郁和さんは2017年にMACKから刊行された176ページからなる独特な世界「rowing a tetrapod」が話題になりました。市田小百合さんは2017年から2019年にかけて撮影したバレリーナをオブジェに見立てて撮影したシリーズ「Mayu」が印象的な作家、清水はるみさんは風景とスティルライフにとどまらず、独自に写真をベースに創作する作品群は、そのアイデアそして作品自体も時間を忘れて見続けてしまうほど新鮮です。
日本ではヴァレンタインといえば女性から男性にチョコレートや贈り物を渡す習慣がありますが、海外では男性から女性へ贈り物をする習慣が多いですよね。近年では男女関係なく,
さらには恋愛感情のみならず感謝の気持ちを伝える機会でもありヴァレンタインデーの形も変化しつつありますが、誰かに思いを伝えるきっかけの日があるのは素敵なものです。
今年は作家さんのGIFをグリーティングカードにして気持ちを伝えてみて
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ご自慢の愛猫を

雑誌BRUTUSにて猫特集が12年ぶりに予定されているそうです。
4月1日発売のBRUTUSに投稿された写真を載せるページを企画、愛猫写真を募集しています。
応募締め切りは2月12日、23時59分。
応募方法は応募者本人のInstagramアカウントからBRUTUS公式アカウントをフォローして、愛猫の名前と年齢、性別、そして写真のコメントを入力し、#ブルータスの猫特集 をつけて投稿。
インスタグラム上で写真を投稿しながら応募できるのはシンプルでいいですね。
お題が「猫、キュンじゃった!」ということで、写真にあったハッシュタグを自由につけてもいいそうです。
コロナ禍で動物に癒しを求めたくなりますが、実際に猫や犬を飼い始めた人や、しょっちゅう犬猫の写真を見ている知人など周りでみかけます。この猫特集も大いに盛り上がりそうですね。
投稿は1アカウントにつき3点までという応募規定や他媒体での紹介がないこと、写真掲載で大切な著作権許諾についてなどの注意点などもインスタグラム公式アカウントの募集投稿に記載されています。
採用されると、BRUTUSの紙媒体のみならずweb版やSNSなどにも掲載される可能性があるそうで、自慢の愛猫を撮影した一枚が発信され多くの人に愛でられる機会になるかもしれません。
我が愛猫こそは!という方、または猫写真の撮影が好きな方、得意な方、いかがでしょう。
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サイン入りオリジナルプリント付

写真家 富永よしえさんが15年間にわたり撮影し続けたパティ・スミスの姿が一冊の写真集となって1月30日に発売されます。
パティ・スミスのその姿と言葉が刻まれた224ページの写真集「the doors of light」。冨永よしえさんのサイン入り、六切りサイズのオリジナルプリント付き限定版です。
ミュージシャンとしてのパティ・スミスのファンの方もいれば、1975年にロバート・メイルプルソープが撮影し「Horses」のジャケット写真になったポートレートや1976年撮影のセントラルヒーティングに両手をかけてうずくまったヌード写真などが美しくも強烈な被写体としてのパティ・スミスが印象に残る方も多いでしょう。写真に映る彼女の存在感がそれくらい強いから。
そんなパティ・スミスを仕事の場で、つまりはレコーディングや今や伝説となったフジロックライブでの撮影からプライベートの場、自宅のポートレートまでが収められているそう。
サイン入りのオリジナルプリントは、写真家が2007年にパティ・スミスのニューヨークの自宅を訪れた時の一枚。双方の関係性を如実に表しているかのようなパティ・スミスの表情です。
発行元のスイッチ・パブリッシングの特設サイトには富永よしえさんのコメントも寄せてあります。
本来ポートレートとは、メイプルソープがパティ・スミスを撮影した写真のように撮影者と被写体の関係が浮き出てくるものですが、15年間撮影をしたというこのパティ・スミスの写真にも二人の関係を垣間見るような、耽美で秘めやかなものを覗かせてもらうような緊張感があります。
そんな貴重な写真集、気になりますね。
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カメラマングローブ

松が明けて寒さ本番です。
撮影時に気になるのは手先の寒さ。いくら防寒していてもカメラ撮影で使うのは指先なので、寒さのあまりに操作がうまくできないと撮影の妨げになるばかりか、機材の取り扱いも危うくなります。
かといって接触の感覚がない手袋では返って作業が滞ります。
それで重宝されているのがカメラマングローブ。指先がないタイプや指の部分が開閉できるミトンタイプ、または親指、人差し指、中指など一部の指部分だけ露出しているツー(スリー)フィンガータイプなど様々です。
形の好みや機能性、コスト面など優先順位をつけながら自分好みのカメラマングローブが見つかれば冬場の撮影も苦なくできそうです。
カメラメーカーだけではなく、スポーツメーカーのグローブなども参考にするとさらに選択範囲も広がり、それぞれ小さな部分にも配慮され開発されているのでグローブをして写真撮影するのも楽しくなりそうです。
人それぞれ用途が違うのでチェックするポイントも異なってきますが、カメラグローブを選ぶさいに基本的なチェックポイントをみてみましょう。
形のタイプが決まったら、まずはもちろん防寒性。それに伴って素材。フィットするストレッチ素材や操作しやすい薄手の生地など重視したい点を優先しながら選びたいですね。普段は素手で操っている機材をグローブを通して作業するので、きちんとホールドできるように手のひら部分に滑り止め加工されているものなどメーカーによって様々です。
カメラバック同様、ほんの小さなスペックが大きな助けになります。
撮影のお供になるぴったりのカメラグローブが見つかるといいですね。
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謹賀新年、寅年

謹賀新年、寅年

ワイルドライフ・フォトグラファーとしてロシアの極地を専門として自然界とその動物たちを撮影しているSergey Gorshkov(セルゲイ・ゴルショコフ)氏の新年の挨拶とともに公式フェイスブックとインスタグラムに投稿された写真は虎でした。

ロンドン自然史博物館にて毎年開催されるWildlife Photographer of the Yearにて、何度も受賞歴があるゴルショコフ氏は2020年の大賞に選ばれ、その作品はアムールトラを捉えた写真でした。
野生のアムールトラは現在では数百頭のみとなり、行動範囲の痕跡を探りながら国立公園の森の中にカメラを設置し11ヶ月の時間をかけて撮影することに成功した一枚だそうです。
写真家になる前は狩猟が好きだったというゴルショコフ氏は動物たちを照準器から見ていたけれどあるときアフリカで初めてヒョウを見たときにその美しさで撃つことができず、そこから銃ではなくカメラを手にして写真を撮り始めたという人物。
現在ではアムールトラの撮影のように、撮影した作品を通して動物愛護や地球環境の警鐘鳴らしつつ自然に感謝しているといいます。

新年の一枚がトラということで日本の寅年と一致したのは偶然でしょうけれど、美しい動物たちの写真を見ながら、少しでも穏やかで光が見える一年になりますようにと願わずにはいられません。

https://www.facebook.com/gorshkov.photo

https://www.instagram.com/sergey_gorshkov_photographer/?hl=it
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小説を読んでいるようなインタビュー

古屋誠一さんといえば、海を背景に竹の棒を持ち長靴を履いた女性のポートレートをすぐに思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
古屋誠一さんの妻、クリスティーネさんの1978年のポートレート。
そのクリスティーネがさんが自ら命をたったのが1985年。それから4年後に、のちに今日まで古谷さんのライフワークともなる作品群「Mémoires メモワール」が写真集として発表され、シリーズとして5冊の写真集が発表されてきました。
そして今年2020年、クリスティーネさんが亡くなって35年の時を経て「メモワール」の最終作として「Face to Face」が刊行されました。それに伴い美術史家の伊藤俊治さんによる古屋のロングインタビューがIMA ONLINEにて掲載されました。
その長さは16,000字。400字の原稿に換算して40枚というまさに読み応えたっぷりのロングインタビュー。
個人的にも、どうしようもなく惹かれるクリスティーネさんのポートレート。だからこそ「メモワール」としての作品にも、そして古屋さんのインタビューなどにも引き付けられますが、今回のロングインタビューはまるで小説を読んでいるかのような言葉の側面での空想や読後の余韻が押し寄せます。
「Face to Face」は二枚一組、見開きで二枚の写真が組みになって掲載されています。二人が出会ってからクリスティーネさんの死までの7年間に撮影された写真。これまでの「メモワール」、古屋さんが撮影した写真で構成されたものとの違いは「Face to Face」ではクリスティーネさんも表現者として彼女が撮影した写真が作品として発表されているという点。
「Face to Face」この以後も1978年に二人で訪れたボローニャ旅行の記録、スーパー8mmフィルムイメージのみを使った写真集や1985年にクリスティーネさんがポケットカメラで撮影した写真からなる写真集の刊行が予定されているとのこと。こちらも楽しみです。
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メインビジュアル

メインビジュアル
前回、2021年の大河ドラマ「青天を衝け」の題字を手がけたのが杉本博司さんという話題をお話ししました。そしてメインビジュアルの撮影者が繰上和美さん!あらためてそのメインビジュアルをじっと見て、そして撮影時のコメントを読み、またそのメインビジュアルを眺めます。
大河ドラマゆえのキャスティングの豪華さに期待が煽られますが、ドラマのキャスティングはもちろん、スタッフ陣営の厚みからも制作の力の入れようが伝わるというものです。
脚本や演出など、どの人が担当するのか気になるところですが、やはり映画でも大掛かりなドラマでもスチール担当がまず気になります。
この「青天を衝け」、メインビジュアルが繰上さん!
おお!と声が出そうになりました。
さて、その撮影を終えた後に「SWITCH」にて主人公を演じる吉沢亮さんと繰上さんのオリジナルフォトセッションとインタビューが企画されました。
(http://www.switch-pub.co.jp/switch-drama-special/)
大役の俳優とそれを撮影する繰上和美という写真家とのフォトセッション、お互いの持つ才能がぶつかりながら昇華するような覇気が感じられます。
大河ドラマのHPには登場人物の相関図が演じる俳優の写真と共に掲載されました。
面白くなりそう!という言葉では足りないほどの迫力ある俳優陣を見るだけで、来年の放送開始が楽しみになります。
さあ、どんな大河になるでしょうか。
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