デジタル時代

フィルム撮影が主流だった頃は、フィルムの本番撮影の前にテスト撮影としてポラロイドで撮影されていました。
今でもこの方法で撮影されることもあるのでしょうが、ポラロイド生産中止や、デジタルカメラの流れ、しかも中判カメラのデジタル化なども大きく影響し、今ではデジタルカメラ一本になってきましたね。

同じ画角、つまり同じボディーとレンズでテスト撮影がそのままできるのだから、デジタルカメラは本当に便利です。

さらにデジタル処理で、撮影画像をすぐにコンピューターに繋いで、大きなモニターで確認作業もできてしまいます。はやさ並びにコスト軽減にも大きく貢献するわけですから、デジタルカメラに移行してから、商業写真として、フィルム撮影をすることはあまりなくなるはずですね。

このデジタルの恩寵を充分に利用する手はほかにありません。
趣味から始める写真撮影から、カタログ、オンライン販売、プロモーションなどビジネスでの写真撮影まで、この時代だからこそおおいに活用して、効率よく、そして高画質、高品質の写真撮影をつくりあげたいですね。
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手ぶれ対策

常にこちらでお話している、写真撮影で重要な機材のひとつ「三脚」。これは安定した構図を丁寧につくることもさながら、やはり手ぶれを防ぐための重要アイテムだからです。
もちろん高速シャッタースピードで撮影したり、個人差ですが1/50s以上くらいのシャッタースピードで手ぶれがしない程度で撮影できる環境ならば、三脚を使わないことも多くあります。
さて、三脚を使ってもミラーショックなどでブレが心配な場合に、以前レリーズのご紹介をしました。
カメラから遠くにいて撮影する場合や、ファインダーをみながらではなく、実際に被写体またはモデルを肉眼でみながら撮影したい場合に、レリーズは活躍します。さらに、手ぶれに防止にもなりますね。

そのほかに、リモコンで撮影するのも有効です。撮影者の立ち位置に制限がありませんし、ファッション撮影などで、モデルと対話をしながら都合のいいタイミングでリモコン撮影。というのも違った局面から撮影できそうです。

さらに、決まった被写体に対して構図が定まっていれば、セルフタイマーでの写真撮影も可能です。
このように、手ぶれ対策もさまざまな方法があります。撮影スタイルに合わせてお試しください。
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確認作業

デジタル一眼レフカメラでも、コンパクトデジタルカメラでの撮影でも、撮影した画像をすぐに確認できるのは、デジタル時代の恩寵そのもの。

さて、編集作業が、撮影後だとしても、撮影中に撮影した写真をきちんと大きなモニターで見て確認する作業は大切です。
カメラの小さなモニターでは、構図は確認できても細かなディテイルまで見るのは容易ではありません。
今日では、プロのカメラマンも撮影時にコンピューターを持ち歩くのは普通になりましたが、先日お話しした通り、一昔前では確認作業はポラロイド撮影でした。

さて、この確認作業。コンピューターがなくとも現在ではiPadなどタブレットがあれば、撮影データーを送って、その場で大きなモニターで見ることができますね。
照明のコントラスト、細部までブレがないか、被写界深度の範囲などしっかり確認して、足りない部分をカバーしながら撮影が続けられます。

便利なデジタル撮影だからそこ、大きめのモニターでの撮影確認作業も欠かすことなく、撮影中にぜひ行いたいものですね。ライトグラフィカ

レンズと構図

写真学校などで勉強する際には、はじめは単焦レンズで撮影することを勧められるでしょう。ズームではなくて単焦点だからこそ感覚とともに身に付くことがあります。
被写体と自分自身の距離感。
撮影後の被写界深度の具合。
構図の取り方。

この焦点レンズを使ってからズームレンズに移ると、今までに自分自身が動いていた位置を変えずにその場でとりたいフレーミングと構図が得られることがよく分かります。

はじめからズームレンズをお使いの方も、お時間があるとき、または仕事としての写真撮影以外のプライベートの撮影にぜひ単焦レンズを試してみてください。
ズームの利かないレンズだからこそ、自分自身が動いて、体から覚える感覚を感じてみてください。まさに体感です。
それを経て、ズームレンズをお仕事の撮影などで活かすと、これまでと違った感覚で構図つくりができるかもしれません。
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パンする

「パンする」この言葉は、写真撮影でも使われますが、とりわけ動画撮影でもよく使われる用語です。動いているものを追う撮影上で、左右にカメラを振る動作や、上下に被写体を追う動きを示します。また動いているものだけではなく、静止した被写体に対して、より強調するために違う場面から被写体へ画面を移す際の動きも「パンする」といいますね。

動画撮影であれば、シーンごとに違う動きを追って、「パン」という撮影技法が分かりやすいのですが、写真撮影の際のパンとはどういうことか?と考えてしまいます。
実は、結構「パンする」撮影技法を目にすることはあります。
移動する被写体を追いながら撮影するということで、いわゆる流し撮りがその「パン」にあたります。
スポーツ写真では、動いているアスリートを追いかけながら撮影すると、ピントが人物にあたっていて、背景が動いているという撮影。
カーレースなどでは高速走行する車を追って撮影するため、車にピントが合っていながらも背景がすべて線のように流れている写真など、こういった流し撮り撮影が、いわゆるパンの撮影技法になります。

動きが激しいスポーツ写真ばかりでなく、ファッション撮影で、モデルを動かしながら、それを追って撮影するのもパンに入ります。
撮影シーンは様々ですが、取り入れ方によって、写真の表現が豊かになります。
難しいことはありません。まずはカメラを三脚で固定して、試してみてはいかがでしょう。
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レンジファインダー・カメラ

いわゆる一眼レフカメラと、レンジファインダー・カメラとはなにが違うのでしょう?
工学視差式距離計が組み込まれているため、距離測定に連動して撮影レンズの焦点を合わせられるカメラをレンジファインダー・カメラといいます。
一眼レフカメラのように、ミラーボックスをもたないため、コンパクトでありながら、非常に精密にピントを合わせられるということが、今も人気な点でしょおうか。

レンジファインダー・カメラと言えば「ライカ」!カール・ツァイスのレンズとともに、小型ながら思い通りに計算しながら撮影できる機種として長年人気があり、しかも今でも昔のモデルから、最新モデルモデルまで人気が衰えるどこらか、存在自体が、ファッションへも影響しているほどです。

ミラーがないため、跳ね返りの振動や、音も小さいために、スナップ写真には最適で、ライカの名を知らしめたアンリ・カルティエ=ブレッソンも愛用していました。

現在では、そのコンパクトさと、持ち歩きやすさなどで、女性にも人気ですね。
時代の流れで、デジタルのレンジファインダー・カメラも同様に人気です。
スナップ写真や、カメラを持ち歩きながらの日々の記録といった撮影が主な方にもおすすめカメラです。
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JPEG

JPEG、JPEGと普段から頻繁に使われているこのフォーマットの名前。
「Joint Photographic Experts Group」の略なんです。
画像を圧縮して、データ量を小さくして記録メディアにたくさん記録できるようにしたフォーマットです。
みなさんが普段写真のみならず、ドキュメントなどを記録保存、送受信するのはJPEGが一般的ではないでしょうか。
小さな写真ならば、圧縮してもそれほど不都合はないでしょうが、大きさ、そしてオリジナルの画質によっては圧縮すると画像劣化が目だつ場合もあります。

一眼レフカメラ、さらに最近のコンパクトデジタルカメラでも、撮影設定にRAWと、RAW+JPEGの撮影が選択できるのがありますね。大切な撮影シーンや、撮影後の編集をする場合にはフィルムと同じ状態で撮影できるRAWがおすすめです。しかしRAWの難点はなんといってもメモリーが大きいこと。保存するのにもスペースを取りますし、トライアルとして見るのにも、そしてチェックを兼ねて画像をメールなどで送受信する際も大きすぎます。そこで、便利なものがRAW+JPEG撮影。同じカットが撮影時にRAWとJPEGどちらも保存され、すぐにどちらのフォーマットも使えます。
ただし、これまた同じ画像がダブルで保存されるため、合計のメモリー数は多くなってしまいますが!
フォーマットも上手に使い分けて、撮影、保存(アーカイブ)をしましょう。
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シンプル・イズ・ベスト

ファッション雑誌や、アパレルカタログなど、真っ白な背景で商品撮影に最適な撮影機材セットが登場!
これまでに白背景にするために、フォトショップの切り抜き作業から、撮影時の細かな工夫までいろいろ試された方はきっとたくさんいらっしゃるでしょう。
今や編集はフォトショップでいかようにもできるものの、ひとつひとつの商品にその手間をかけるには膨大な時間がかかります。
弊社では、撮影時から真っ白な背景と適切な照明で、洋服をはじめアパレル関係関連の商品撮影に最適な機材をご提案しております。

セッティングしてしまえば、同じライティングですばやく多数の商品撮影が可能になります。セッティングは簡単。
商品の背景にあたる部分は大型ライトソフトボックス、商品の左右+もうひとつストロボ発光のアンブレラ。さらにソフトボックスがセットになり、シンプルな定番設定から、プロフェッショナルなこだわり照明まで対応可能です。

この撮影セットひとつで、バリエーション豊かに、そして今まで苦労していた機材照明の問題をクリア。背景にすでに大型ライトソフトボックスを配置するため、面倒な切り抜き作業もなし!
アパレル撮影には欠かせないセット機材になりそうですね。
撮影照明の専門店

ダストリダクション

つまりは、ホコリ除去機構。一眼レフカメラのホコリやゴミを除去する機能です。
前回、レンズ交換の際にホコリやチリがどうしても入ってしまうので、レンズ交換時には細心の注意を。というお話をしましたが、最近のカメラにはこんな機能もあります。
メーカーそれぞれこのホコリ除去機構のネーミング、そして除去方法は違うものの、結構便利な機能です。
デジタルカメラでの撮影で、なんといってもメリットなのはフォトショップなどで編集作業が身近なことですね。ホコリやちょっとしたピクセルの汚れなど、さらりと編集できるのです。それでもフィルム撮影に比べて、デジタルカメラの場合、イメージセンサーなどに汚れやホコリがある場合、撮影するすべての写真に、その通り判を押したように同じ場所にホコリがあらわれます。
ゆえにケアが必要なのですが、これから一眼レフカメラを始めようと思っている方は、こんなポイントを参考に一眼レフカメラを選ばれるのはいかがですか?
撮影用品の専門店

レンズの換え方

レンズの交換。
これまで触れていなかったかもしれませんが、写真撮影に関して大切なことのひとつです。というのは、レンズ交換にはちょっとしたコツが必要だからです。
定期的に行うことをお勧めするカメラメーカーでのクリーニング。これは点検も含め、ホコリやゴミなどを排除し、常にいいコンディションで撮影するためには必要なことですね。
しかもカメラ内のチリ、ホコリの侵入は避けられないものですから、こういった定期的なクリーニングは機材補完としてのひとつの作業でしょう。
さて、この避けられないチリやホコリ。撮影する環境によっても変わりますが、レンズ交換の際についてきます。みなさんどうやってレンズ交換されていますか?メーカーによってレンズを外す際に回す方向が違うことや、それぞれ交換の仕方の推奨も違うでしょうがポイントは短時間。
まず、カメラストラップを首から提げます。この状態で始めるのがとても大切。ボディーのレンズ装着部をなるべく下に向けながらレンズを外し、交換レンズをすぐに装着しましょう。レンズのない状態をなるべく短時間にすることがポイントです。風のない場所で交換したいですね。取り外したレンズにきちんとレンズキャップを装着して、終了。

カメラボディーも、そしてレンズも取り扱いには常に慎重にしたいものです。そのためレンズ交換の際も、必ずカメラはストラップを首からかけた状態でしています。一眼レフカメラでも軽量なものから、長時間支えるには三脚が必要なものまでもありますが、ストラップをかけてから、レンズ交換を!
レンズの交換で素敵な写真撮影を