ポートレイトをとるのに適したレンズというものがあります

実際にはポートレイト用のレンズ、というものがあるわけではないのですが
一般的にポートレイトに向いているレンズの事をこのように呼んでいるのです。

こういったレンズの特徴をうまくつかうことで、
女性の場合にはその優しさ柔らかさを、男性のときには力強さを表現する、
といった細かい演出が可能になるんです。

まずポートレイトには
一般的には85mmから135mmくらいの望遠レンズが向いているとよく言われています。
ですが、ここではそれに限らないで広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズのそれぞれが
どういった状況に向き、どういう雰囲気を作りだすのに役立つのかについてご紹介します。

まず標準レンズです。
大口径標準ズームレンズをであれば絞りを開放、又は1段絞ったくらいで生まれるボケは
いい具合に女性の柔らかさを演出するのに向いています。
また同時に、絞ることで力強さの表現にも使用できます。
さらに、広角側を使うことでスナップ的にも撮影ができるので、幅広い使い道がありますね。

次に望遠レンズについてです。
中望遠レンズ(85mm)から望遠レンズ(135mm)は
さきほども書きましたがいわゆるポートレイトレンズを代表するものです。
バランスの良い圧縮効果がありつつ、大きなボケもあるので、綺麗に撮影をすることができます。
望遠域の際にできる大きなボケはとても使えるものですが、
そればかりをやってしまうと飽きてしまいますので、
凖望遠や標準、広角域も上手く使って、いろんなパターンを作れる方がいいでしょう。

最後に広角レンズについてです。
広角レンズや広角ズームレンズは、被写体である人物が歪みやすいです。
ですから非常に扱いが難しいのですが、
そのぶんテーマを強く打ち出したインパクトのある写真を撮ることができます。
また、最近の流行でもあるのですが、引きで全景を見せるように撮影をする、
という手を使うことも出来ますね。ライティング機材の専門店

衣服の撮影のポイントは?

ショップのカタログでも、オークション用のレビュー写真でも
衣服の写真撮影は、商品の置き方から、照明まで、なかなか手強いもの。
どんなポイントをおさえていけば、商品写真として成り立つのでしょうか。

まずはどのように衣服をおいて撮影するかがポイントです。
トルソーのようにマネキンに着せるのも、かたちが保たれるので便利ですね。
またはハンガーに吊るす、そしてそのままテーブル上に置くという3選択くらいあるでしょう。どちらを選んでも、ここで大切なのは背景です。
トルソーに着せて撮影する場合は白、またはグレーの背景紙を設置し、撮影後背景を白抜きするとカタログらしいきれいな仕上がりになります。
大きめの背景紙がない場合は、シーツを用意して、トルソーの背景にします。
シーツ後方から弱めの照明機器を用意すると、逆光で衣服の縁取り部分が浮き上がり、編集の際に白抜きしやすくなります。

そしてテーブルにおいて撮影の場合は、衣類の大きさにもよりますが、例えばシャツやジャケットなどは肘部分を畳んだり、動きを見せることによって画像がまとまりやすくなります。広げたまま撮影するのではなく、畳むことによって立体感もでてきます。
さらにランジェリーや薄手の素材、また淡い色の生地などはライトボックス(トレス台)にのせて撮影すると、生地のマテリアル感がぐっと分かりやすくなります。
素材感を伝えるためにも、クローズアップして撮影するのはとても効果的です。

どのような素材、色、かたちによって、いろいろな撮影方法を試してみてください!商品撮影は専門の撮影機材でワンランクアップの画像

劇的なウエディングドレスを。

今回は、多くの人がシャッターを押す機会が多いのにも関わらず、なかなかうまくとれない「ウエディングドレス」について見てみましょう。
結婚式では、誰でも一枚でもその記念すべき日を、そして主役である新郎新婦を撮りたいもの。さて、難しいのはウエディングドレスの「白」をどう撮影するか。

余談ですが、日本とヨーロッパ圏内でのウエディングフォトの違いはどこにあるか?日本人顧客の場合、とにかく露出高めの撮影を求められます。
ウエディングドレスの白を飛ばしても、とにかくオーバー気味を好む傾向があるんですね。一方、ウエディングドレスを決してレンタルしないヨーロッパでは、このドレスへのこだわりと、それに伴って金額もかかってます。それだけ重きを置いているので、ドレスのディテイルなども大切にしたいもの。オーバー気味にとってしまったらせっかくの細かなディテイル、マテリアル感が台無しです。

結局は撮影モードも好みの問題ですが、その新婦のウエディングドレスをどうきれいに撮影するかが大切ですね。コンパクトカメラでもなるべくISO設定は低めにしましょう。ISO100~400で通して撮影したいですね。一眼レフの場合、教会内など室内が白い場合は、フラッシュを天井にバウンスさせて反射によって得られる柔らかい光を利用するのもきれいな撮影につながります。

上級者テクニックとしては、ストロボのトランスミッターを使って、カメラの位置とクロス、または逆光の位置にストロボを事前に設置しておいて撮影すると
非常に自然で、且つドラマチックな照明が得られます。
一生に一度の場面撮影をちょっとした技術でUPしてみてください。ジューンブライド、結婚写真の撮影照明もこちらから

大胆なアングルで。

「おいしそう」な写真撮影のために、2つのキーワードを見てきました。
今回は、どの角度で撮影するか、アングルを考えてみましょう。

まず基本的には、実際にテーブルで食事をする目線、つまり45度から60度の角度がより自然とされています。
前回までの2つのキーワード「手前ボケ」「逆光」を活かしながら、この角度で撮影すると自然かつ、立体感のある料理が表現できるでしょう。

そして、さらに「おいしそう」な写真を得る、もうひとつのアングルがあります。
それは、より寄る。ということ。
簡単なことなのに、この撮影方法で迫力そして、料理の温度が伝わるような臨場感のある写真が撮れます。コンパクトカメラではマクロモードを使うのもひとつですし、
一眼レフの場合は、マクロレンズはもちろんOK! それ以外には広角レンズは遠近感のゆがみがでてしまうので避けたいですね。
この「寄り」の撮影はローアングルで撮るとさらに質感、食材の立体感がでます。
そして大胆な構図も「おいしそう」な料理に撮影するためには効果的です。
盛りつけられたお皿の一部だけ、お皿部分を大胆に切る、高さのある食材は真横から撮る、など切り口はいろいろ。
角度と構図を組み合わせながら、料理によってアングルを変えていくとバラエティーがでてきますね。
西洋料理の場合、新鮮な質感を見せるためにも、露出は高めに撮るのもひとつ。
シャッター速度が遅くなることもしばしば。基本ですが、料理撮影には三脚をお忘れなく!撮影機材の専門店ライトグラフィカ

ガラスと液体、反射と透明さ!

ワインを代表として、ボトルに入った液体を撮影する場合のコツをみて見ましょう!
スティルライフの撮影では、順光、つまり正面からの照明だけでは美しい写真を撮るのは難しいもの。
それはガラスと液体、という素材を合わせ兼ねたワインの撮影にも同様にいえることですね。
さて、それではこの手強い被写体を、ガラスの質感とワインの透明感(ここでは白ワイン、またはロゼを考えてみましょう)を出すにはどのようにしたらいいのか。
2つのポイントをおさえると、自然に且つ透明感のあるさわやかな画像を得られるでしょう。

ひとつ目のポイント。それはまず液体を透明に見せるために照明は逆光が効果的ということ。ライトボックス内での撮影の場合、照明をライトボックスの後ろから照らしたり、またはデスクスタンドをボトル後方に設置すると、ワインの透明感が出てきます。2つ目のポイント。逆光照明にしたら、もちろんワインボトル前面への照明が必要。ここで直接照明をあてるとボトル部分に照明反射が露出してしまいます。そこで活躍なのが「レフ板」。
逆光に設定した照明から、レフ板を通した間接的照明がボトルとエチケット部分を立体的に浮き立てます。
この逆光とレフ板の組み合わせは、簡単ながらとってもお役立ちテクニック!
透明感が欲しいのになかなかうまくいかない、という時にぜひお試しください!

次世代LED照明の威力!

さて、先月4月の世界最大規模のデザインイベント、ミラノサローネでのこと。
あれ?ミラノサローネと撮影機材専門店の弊社とどんな関係があるのだろう?と思われている方いらっしゃいますか?
それが関係あるんです!
ミラノサローネでは、通常開催のサローネ国際家具見本市とともに、2年に1度「ユーロルーチェ」という照明に特化した見本市が開催されます。
まあ、このミラノサローネは全体で出展面積が11,000㎡、出展社が2,500社に上るので、まともに見ていたらとても数日じゃ見きれないほど大きいんですよ。
そんな規模のミラノサローネでの今年のユーロルーチェ。
今年はなんといってもその見所はLED!各社のLEDの特徴と性能を全面的に引き出されています。そして、そこに研究、思考されたデザインをあわせて、ほぼすべての製品の光源がLEDになってるんですね。
インテリアデザインとして住宅市場から、オフィス、公共施設まで用途に合わせデザインの幅はいまや無制限。このLED(発光ダイオード)、すでに2009年のユーロルーチェから徐々に照明機器において白熱電球から移行が始まっているんです。環境問題を考慮され、LEDの消費電力の低さと、寿命の長さ、さらにCO2の排出抑制など、まさに時代に適った光源。
そしていま、撮影機材、撮影照明としてもこのLED対応照明機器が注目されています。
通常スタジオ撮影では、照明機器の熱で室内の温度も上がり、撮影対象が食材でも人物でも熱が与える影響や問題へ意外と大きいのです。
そこで、このLED照明機器が大活躍!撮影対象を選びません。次世代の照明機器、LED照明を試してみませんか?LED撮影照明

ストロボを使って人物と夜景を両方綺麗にとりたい!・・などストロボに関するおはなし

人物写真と一書に夜景を撮影しようと思ってストロボを使って速いシャッタースピードで撮ろうと思ったら、人物だけきちんと取れて、夜景が暗くなってしまった経験はありませんか?夜景を綺麗にとりたいのに、人物と一緒にとったらその肝心の夜景が暗くなってしまうことってありますよね。
実は、こういう場合にはデジカメについているスローシンクロという機能を使えばすぐに解決します。
このように、ここではストロボを使うコツについて、ちょっとした知識があれば簡単にクリアできるような問題について学びましょう!
 まずは被写体との距離です。あたりまえのことですが、被写体とあまりに離れてしまったら、ストロボの光量が足りず、暗くなりがちですよね。とくにコンパクトデジカメの場合はストロボの光量が少ないので、気をつけてください。こういうときに有効な方法を3つお教えしますね。
一つは当然ですが、被写体に近づく、ということですよね。また、デジカメによってできるものとできないものがありますが、出来るのであればF値(絞り値)を限界まで小さくする、という方法があります。そして最後はISO感度の設定を高くするという方法です。ただし、ノイズが増える可能性があるので、そのあたりはさじ加減で調整してみてくださいね。
 最後にレンズフードについてです。レンズフードをとりつける型のデジカメの場合には絶対にレンズフードを外してからストロボを使ってください。つけたままで撮影をするとケラレ影ができてしまうので、要注意です!撮影機材のことはライトグラフィカ

デジカメについているストロボの上手な使い方

デジカメを使って暗い場所で撮影するときにストロボを利用されている方はたくさんいらっしゃいますよね?最近発売されたようなデジカメでしたら内蔵露出計が以前よりもずっと質が上がっていますので、だいたいの場合はオートで撮影すれば大丈夫でしょう。ですが、たまに被写体の色が飛んでいたり、逆に望んでいるよりも暗くしか撮れないこともあるかと思います。被写体が白色っぽかったり黒色っぽいとこうなる可能性が高いんです。
これの原因は明らかで、カメラの内蔵露出計が常に18%のグレーで撮ろうとするからこういうことが起きるんです。黒色っぽいものは色が飛び、白色っぽいものは暗くなってしまいます。これはちょっと面倒ですよね。でも実はこの問題も最近のデジカメはすでに解決してしまっています。ここでさきほどのストロボが出てくるのですが、ストロボの調光補正をするだけで、この黒っぽかったり、色が飛ぶ問題は解決してしまうんです。最近発売されたようなデジカメの機種でしたら、ほとんどのものにこの機能がついていますので、是非とも一度試してみてくださいね。
具体的な方法ですが、白色っぽい被写体にはプラス補正をして、黒色っぽい被写体にはマイナス補正をしてあげるのがまずは基本ですね。
調光補正をしなければ、白色っぽい被写体は暗く、黒色っぽい被写体は明るく写っちゃうんですよね。このことを頭に入れておけば、白っぽい被写体はプラス補正、黒っぽい被写体はマイナス補正をすればいいことが、被写体をぱっと見ただけでつかめてくると思います。ですから、これは露出補正と同じように考えればいいんです。補正値は、被写体や被写体の画面上での割合により変わります。ですが、デジカメは撮影した後画像をすぐに確認できますから、その画面を見つつ後は細かく調整してみてくださいね。
これでストロボをよりうまくつかってよりデジカメを楽しんでもらえたらうれしいです。
撮影に関する問い合わせ

部屋の中で写真を美しくとるためには

部屋はたいていどこでも昼間の外に比べるともちろん光量が少ないですよね。オートでデジカメ撮影をしたら自動的にストロボがつく場合も多いです。ですから、部屋の中で美しく写真を撮ろうとしたら、いくつかのコツをしってないとうまくいかないかもしれません。
いろいろな方法が考えられますが、ここではストロボを使わないでうまく撮影する方法について触れてみましょう。
まず部屋の中で写真撮影をする際にはストロボが点かないようにセットし、次にデジカメの露出補正をプラス側に設定またはISO感度の数値を上げて、写真が明るく写るようにセッティングします。こういったカメラ側の設定をおこなうのと同時に、照明やライトをできるだけ点けてください。つまり、部屋全体の基本的な明るさを上げることも重要なんです。
その際、白熱電球の明かりで撮影をするとうまくいかない場合が多いでしょう。なぜなら、白熱電球というものは色味がオレンジっぽく見えるように出来ているので、撮影のときにはあまり使わないほうがいいんです。ですので、こんなときには、蛍光灯タイプの照明を使ってみてください。蛍光灯の光は白熱電球の光よりも広がる、拡散するように出来ています。ですから、全体に滑らかな感じになるのです。ここで忘れてはいけないのがホワイトバランスの設定です。かならず蛍光灯モードにしておいてくださいね。そうしないと写真が緑かぶりになりやすいので、注意が必要です。
その蛍光灯も無い、または取り付けられない場合にはディフューザーを使ってみてください。ディフューザーは、光を拡散させるために使う撮影用の器具のことです。なにがしらの照明器具と被写体の間にディフューザーを置くことで、蛍光灯みたく白っぽくてなめらかに拡散する光を作りだすことが出来るんです。
最後に、また別の光源をつかうという方法もあります。影のきつい部分に、別の照明機具を使って光を当ててみることで、影を目立たせなくすることができる場合もあるので、こちらも試してみてください。撮影機材メーカーより直送

アイ・コンタクト

ペットは家族と同様!と、愛情を持って動物に接する飼い主はどの国にいっても共通のもの。
ヨーロッパでは住宅の事情が違い、賃貸でもペット制限があるところは稀なので、そのためか日本よりも動物を飼うことが身近な感じがします。

さて、では動物の撮影はどのような点に気をつけたらいいのでしょう。
実は動物の撮影と子供の撮影はある点が似ています。
それは、辛抱強さが必要なこと。
そして重要な点は、カメラを手にするまえに、近づき、
お互いをわかり合うために時間をともに過ごすことです。
コミュニケーションを取ることが、被写体である子供、動物はこちらに警戒心が取り払うことにつながるからです。

さて、スキンシップを終えたら撮影開始!
近寄ったり、または遠くからズームを使っての距離感にバリエーションを持つと躍動感がでてきます。
そして、かわいらしいペットの写真で大切なのは、それもはやり子供の写真と同様、アイ・コンタクトです。
カメラ目線になるまでじっと待ち、ペットの目線まで低い姿勢で撮影することによって
より親近感のある温かい写真に仕上がります。

自然な彼らの姿を撮るためにも、ここではスタジオ撮影のような機材はなるべく使わず、カメラ機能を十分活用したいですね。
シャッターチャンスを逃さぬように、連写機能や、ズームなどを駆使してみましょう。
ストロボ機材