インスタグラムで公開されたある写真が話題を呼んでいます。
フランスのロワール地方で撮影された1枚だそうです。
https://www.instagram.com/p/BRzVLI3gU2T/
ビーバーは折った枝などを積んでダムを造り自らの住まいとする、驚きの能力を生まれ持っています。
ただ、実際に枝を運んでいる水中の姿を捉えた写真は珍しいかもしれません。
子ビーバーに食事をやるため、ポプラの枝を咥えながら泳いでいる最中の親ビーバー。
フォトグラファーのPreauさんによって撮影されました。
実はこの撮影に成功するまで4年かかったそうです。
毎晩、シュノーケリング装備とおもりを携え、身動きもせず川床で2、3時間もじっと待つだけの日々が続いたとのこと。
まさに執念ですね。
ビーバーの生態は、環境に大きな影響力を持っています。
彼らのダムは他の動物の生息域にもなり、さらには洪水の防止や水を浄化する作用ももたらすのだそうです。
乱獲のせいで、20世紀初頭には1,200頭ほどに減ってしまったのですが、今はまた繁殖が進み、数が増えているのだそうです。
「ダム」というと環境を破壊していそうなイメージがありますが、ビーバーダムは自分にとっても周りにとっても良い影響を及ぼすんですね。