東京で仕事をする上では、通勤のための満員電車は、会社での勤務時間内のストレスに加え、避けては通れないもうひとつのストレスですよね。
もはや海外にまで東京名物として注目されていて、それを体験したいがためにわざわざラッシュアワーに乗ってくる外国人観光客もいるほどなのだとか。
さて、写真家マイケル・ウルフの作品「Tokyo Compression」は、そんなラッシュアワーの小田急線に詰め込まれた人々の姿をとらえています。
http://photomichaelwolf.com/#tokyo-compression/1
混雑のあまり窓ガラスにぎゅーっと押し付けられた手や頬。
写真に映る人々はこの状況を何とか乗り切るために、ひたすら無にしているようにも見えます。
見るだけで苦痛なほど、窓ガラスは熱気で結露し、車内の湿り気さえも感じられてくるような迫力ある写真です。
ウルフは日本に来るたびに満員電車を撮影し続けたそうで、4年 間かけてこの作品を完成させました。
ちなみに、朝の小田急線は都内でも随一だそうで、ピークの混雑率は191%になるそうです。
平均混雑率の数字を見ると、名古屋圏は134%、大阪圏は124%ですから、やっぱり東京が異常なんですよね。。。