学ぶより撮る

ことわざで「習うより慣れろ」といいますが、写真が上手になる方法、テクニックの習得なども、まさにこのことわざの通りというところがあります。
学ぶよりも撮影することが大切といってしまえば誤解もあります、確かに撮影技術を知らないと実行できないことがたくさんあります。しかしながら実際にカメラを手で触り、その使い心地を自分のものにしなければ、結局機械を操るような仕方の写真撮影になってしまうかもしれません。

ある巨匠写真家がいいました、朝歯を磨くように、目を磨け、と。
それはどんなにベテランな野球選手も毎日の素振りを欠かさないということと同じように、つまりは毎日実際にその行為を行わなければそのものごとを習得できないということを言っているのでしょう。
写真撮影もまさにその通り、継続がモノをいうように思います。
多くの写真を目で見て感じて習得する部分もあれば、やはり実際に自分でカメラに触りファインダーをのぞき、シャッターを切るという撮影そのものが写真を学ぶことにつながっていると思います。
だからこそ、毎日カメラを触り、被写体を探し、写真を撮る公道そのものが大切なのです。

気張らずに楽しんで写真を撮ることが、写真撮影上達の一歩ともいえますよね。
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プロっぽい写真

この「プロっぽい写真」というキーワード、目を引きますね。
あくまでも「ぽい」というところがポイントで、プロではない、でもそれに近い写真をいかにして撮れるかという how to 、どちらにしても写真撮影に興味があれば目を通してみたくなるものです。

手軽に写真機材を個人でも所有することができ、本格的な写真撮影を実行できる今日ならば、このキーワードも決して難しいものではありません。
プラス、「プロっぽい写真」を撮影するには経験やハード面だけでなく、とてもベーシックな基礎事項をしっかり固めることもまず大切だと思います。
多くのアドバイスや撮影条件があるでしょうが、「プロっぽい写真」への重要な三つのポイントは、ホワイトバランス、F値の決め方、光の方向。
この三つを妥協しないでシャッターを切ると、そのポイントが集成してぐっと印象的な写真になってきます。逆の言い方をすると、「プロっぽい写真」はまさに上記の三点が絶妙に適切に行われている、と言えます。

ホワイトバランスもよくチェックしていても、撮影シーン、撮影する被写体、撮影の時間帯によってマメに調整することも大切です。基本が重要、なにごとにも通じている共通点です。
写真機材を揃える前、そして揃えたあと、どちらも基本に沿って実行することが近道です!

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動物写真にも

人物の表情が生き生きと見える「キャッチライト」。
これって人物のポートレートのみならず動物写真にも応用できるんです。
キャッチライトはカメラの後ろから被写体に向かう照明、光によって得られます。
つまり順光ですね。動物、ペットを撮影する際もペットを順光で照らすような位置からカメラを構えます。
撮影者自身の高さ、ペットがカメラの方向を見る目線の高さなどを調整して、うまくキャッチライトが入るように確認しましょう。
動物ゆえにキャッチライトが入るとさらに活気や生き物らしさが演出されます。
この場合、黒い、または黒っぽい動物、ペットを撮影する際にも非常に有効です。
なぜなら黒い毛の動物は目に部分も黒く覆われて、実際にどこに目があるのかよくわからない場合がありますが、キャッチライトが入ると、きらっと目の部分が浮き上がるため、動物の表情がよくわかります。
こんなキャッチライトの使い方も是非取り入れてみてください。

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ギャラリー巡り

雑誌や広告に取り上げる写真を見たり、写真集を手に取ったりするように、ギャラリーなどに足を運んで写真に親しむのもお勧めします。
好きな写真家や、好きな作品の画風をみているのと違って、ギャラリーや展示会で作品を見ることによって得られることは好き好みで選ばずアットランダムにいろいろな作家の作品を見ることができることと、まず写真そのものに触れるということです。
オリジナルのプリントを目にすることによってその色合いやグラデーション、紙の質感などを実際にみることは、雑誌、写真集の印刷のそれとは違います。
また作品として出来上がり、発表する場であるギャラリーでは、作品をどのように見せるかという意図のもとに展示してあるので、作家のテーマや作家性まで感じられます。
そこではプリントした写真の展示方法、つまり額部分をどの素材にするか、大きさ、色などと言った細かな部分まで考えてきます。
また写真のギャラリーや写真の展示を狙って巡るだけでも、普段自分の好みでない作風に会うことによって、刺激だけでなくあたらし発見、発想がうまれることもあります。
日本でも写真作品を扱うギャラリーが増えてきましたし、ショッピングや散歩の際にギャラリーをみつけたら、ふらっと立ち寄ってみるのもいかがでしょうか?

写真撮影のことならライトグラフィカ

Exif利用

前回もお話ししたように、Exif情報のGPSによってブログに掲載した写真から、どこで撮影したかがわかり、個人情報の侵害につながるということや、外注のプリントアウトのためなどでExif削除のおすすめを書きましたが、Exifそのものは非常に便利なデータなので、写真撮影をしている人は有効に活用することもできます。

被写体や環境などの光、照明、露出などを比べるために過去に撮影した写真のExifから記録されたデータを比較することも可能です。
ブログのみならずHPなどに載せる写真の著作権情報を追加することによって、オリジナルの写真として著作権を守るためにも有効です。

デジタル写真でも情報は上手に活用したいものですね。

撮影照明の専門店

呼び名

ポートレート、モデル写真、衣類、ファッション写真など被写体が人物の場合に、写真画面に対しての人物の大きさを表す言葉があります。
人物全体を画面に大きく撮影することは「フルショット」、腰から上の上半身を大きく画面に撮影することは「ウエストアップ、ミディアムショット」といいます。
これらに対して、顔から胸までの位置で撮影することを「バストアップ、バストショット」といいます。

もちろん国が変わればその言語で、言い方が変わりますが、訳すればほぼ同じ内容の言葉を使うことが多いですね。
日本語では英語呼びが定着するまでは「全身写真」「胸から上の顔写真」といった言い方でしょうか。
基本的に「英語呼び」で覚えておくとコミュニケーションの際に便利です。

新宿の撮影機材専門店

ノーファインダー撮影

ノーファインダー撮影とは、その名の通りファインダーを見ないで、シャッターを押して撮影することを言います。
構図が大切、シャッタースピード、露出、光の方向、シャッタータイミングが大切とお話ししていると「ノーファインダー撮影」は真逆のことを言っているようですが、そうです。これはおすすめというよりはあくまでもお話として一読していただければ幸いです。

スナップ撮影を長くしていると、それがコンパクトデジタルカメラならばなおさら、撮影する自分自身とカメラが一体になるのを感じてきます。どの画角、度の高さ、どの方向でシャッターを押すかが、ファインダーを覗かなくても見えてくるその感覚。
ある大御所写真家はこの方法、ノーファインダー撮影をコンパクトデジタルカメラではなく、中判カメラでも実行していました。つまり、一度設置した露出やシャッタースピードで、撮影時にはあえてファインダーをのぞくことなく、被写体を見ながらそのままシャッターを切るという撮影方法です。

スタジオでのスティルライフなどの撮影には、とても持ち入れられない方法ですが、撮影時のモチベーションや、テンション、被写体、環境を一体に感じながらの撮影では、このノーファインダー撮影はよい方向に作用することがあります。

スナップ撮影を好まれたり、試作を惜しまない方は、一度お試しいただく価値があるかもしれません。

新宿西口ライトグラフィカ

年末年始にかけては、クリスマスカードや年賀状まで、ご挨拶やお礼などのグリーティングカードの季節ですね。
カードの素材から、書式、デザイン、カリグラフィーまで送る相手に合わせながら考えたり、逆に受け手の身になって考えることもあるでしょう。
さてそんなグリーティングカードにも写真を使って作成するというのはいかがでしょう?
年始には家族写真やお子さんの写真を年賀状として使うことはよくありますね、言葉にしなくても写真を送ることによって、かえって深く伝わることがあるかもしれません。

その時節のグリーティングカードとしてふさわしい写真を選ぶ、または新たに撮影してもいいですね。縦位置、横位置どちらの写真を選んだり、グリーティングカードらしく言葉を入れる場所の余白(背景)を考えたりと選択肢は狭まりますが、その分思入れのあるオリジナルなグリーティングカードが出来上がります。
くっきりとピントの合った写真はPhotoshopなどでソフトタッチに編集してもいいでしょう。
商品を扱っていたり、仕事に関係している場合には、DMの一段洗練されたグリーティングカードとしても重宝です。
是非この機会に写真とともにご挨拶を。

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レンタルスタジオ

実際に撮影機材を揃えたり、その手順を実行する前に、レンタルスタジオで写真撮影することも経験や下調べとして役に立つことがあります。
レンタルスタジオのようにあらゆる用途に対応できるほど完璧に機材を取り揃えることはありませんが、ニーズに対応するにはどのくらいの機材が最低限必要なのか、どの機材があればどれだけの撮影ができるのか、またはこの撮影をするには機材はなにが必要なのか、ということが実体験できます。

今日、個人でも写真撮影がプロ並みに仕上げられる写真器材が充実するため、ブログからオンライン販売、カタログ制作までプロのカメラマンに依頼しなくとも
自分たちで実行することも可能になっています。

だからこそ、より有効に機材を活用するためにも実際にプロの現場、またはプロが使い現場に足を踏み入れることも実はとても実践に繋がることなんですね。

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ポートレートのレンズ

一般的に50mmのレンズを標準レンズと言います。
50mmの単焦点レンズは写真を勉強するのに基本的なレンズで、その距離感と構図、被写体の撮り方になれると、次第に広角、望遠レンズなどの使いこなし方がつかめてきます。

50mmが最も標準的なポートレート撮影のレンズと言われているのは、人間の目で見る画像に近いことはもちろん、モデルとの距離感、構図のとり方などが撮影しやすいということもあるでしょう。

F値の明るい単焦点レンズを一本もって、背景を変えながらポートレートを撮っていくと背景のぼかし方も自然に身に付き、自分の撮りたい好みが分かってきます。
それを踏まえて、被写体を大きく強調することができる広角レンズを試してみるのもいいでしょう。モデルの強調だけでなく背景がうまく写り込んでくるので、50mmレンズとは違う状況、場所などストーリー性が出てきます。

ポートレートには、どのレンズを使ったらいいのだろうとお悩みの方は、まず標準レンズと広角レンズ両方を組み合わせてみてはいかがでしょうか。
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