『かき氷』

今年の夏は暑い。
って、毎年言っている気がしますが、毎日暑いですね。
僕、暑いの苦手な上に、インドアな性格なので、全くもって夏が嫌いです。
唯一好きな夏ならではのものが、かき氷です。

ときどき、行列のできているかき氷屋さんを見かけます。
かき氷なんて家でも食べられるし、近所の駄菓子屋さんでも300円ぐらいでおいしいの食べれます。
かき氷ごときに並ぶなんて馬鹿ばかしいと思っていたのですが、8月1日から東京駅と丸の内周辺で開催される『東京かき氷散歩』の告知をみて、こんなかき氷なら、並んでも食べたいかもと思いました。
その写真の美味しそうなこと。シズル感たっぷりです。
完熟のマンゴーの果肉がたっぷりのったかき氷や、純氷でつくったかき氷など・・・はぁ、食べたい。

そういえば以前、かき氷を食べるために3時間並ぶお店があるという特集をテレビでしていたのを思い出しました。
かき氷のトッピングにこだわるのではなく、氷にこだわったかき氷で、その氷は平安時代から続く製法でつくられたもの。
不純物がなく、硬く溶けにくい氷をつかっているとか。
まずは氷を楽しんで、その後シロップをかけて食べるのが正式な食べ方で、サクフワで一度食べたら病み付きになるそう。
そんなサクフワなかき氷、行列じゃなかったら、食べてみたいものですね。

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写真を漫画風に

今や星の数ほどあるスマホのアプリケーション。
生活の中で便利で必需品になっているものから、笑えて遊べるちょっとリラックスなものまでさまざまです。
今日お話しするのは後者の方。使うのも楽しければ、そのアプリで加工したものを送る友達のことを考えるだけでも笑えてくるようなそんなアプリ。

その名も「漫画コミックカメラ」。
撮影した写真、または保存されている写真を漫画の一コマのように加工する機能です。
陰影や背景、線やベタ塗りの感じがまさに「漫画」!
バシャ!などの擬音を選んで画像にのせることもできて、まさに「漫画」。
犬や猫などペットの漫画化も面白いですし、もちろん人を撮影した写真が漫画化になるのも楽しいです。
普通の日常の写真が漫画化にするとこんなに面白いんだとちょっと新鮮です。
どんな写真も楽しいのですが、おすすめは建物。
普段何気に歩いているビルが立ち並ぶ風景や、観光で訪れた歴史的建築物などを漫画化すると、線画によって迫力があってかっこいい。

2012年に販売(無料アプリ)され、修正、追加イメージ、SNSとの連携などを重ねて現在のアップデートは2016年ですが、写真を漫画風に加工するアプリでは現在も人気です。
バッテリーの減り具合が気になる、というコメントもありますが、メモリーとバッテリー具合を見ながら一度試してみる面白さはあります。
画像加工してからLINEで送ることもできるので、オリジナルスタンプのようにも使えそうですね。
背景フィルターは92種類、効果音などの擬音持ちは64種類でその組み合わせは自由なのでいろんなパターンで遊べそうです。

仕事の合間のちょっとした息抜きに、友達同士でみんなで送りあったり、楽しみ方はそれぞれです。
シリアスな場面でもちょっと笑いが欲しい時にでも、こんな一コマがあったら和みそうです。

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明るい部屋

写真を専門に勉強した人ならば誰しもこの人の名前を聞き、そして著作「明るい部屋」を読んだことでしょう。
ロラン・バルトの「明るい部屋」正しくは「明るい部屋 写真についての覚書」は写真論の古典と言われ、スーザン・ソンタグの「写真論」と同じように写真を勉強している人のみならず、映像、思想、芸術まで関連した指南書的に広く多くの人に読まれています。

さて、読まれた方に大いに賛同していただけそうなことは、正直難しい!ということ。
まずはロラン・バルトは写真家ではないので、写真論といっても写真の技術でもなければ、写真の歴史が書かれているわけではありません。ロラン・バルトは哲学者で批評家、コレージュ・ド・フランスという学問や教育の最高峰で国立の高等教育機関の教授を務めた人物。つまりはものの言い方それ自体を理解するのが難しいのです。
哲学的で、回りくどくて、曖昧で、妙にセンチメンタルな具合の文章は、写真論といえどの視点で読んでいいのかわからないほど読者を翻弄します。
そのため、何度も読み返すことになります。
というか、時間が経つと、ちょっとまた読み返したくなる本なのです。

何度読んでも難しい本ですが、ロラン・バルトのいう「ストゥディウム」と「プンクトゥム」についての違いが写真に関わっているとわかってくるような気がします。
彼はラテン語で勉強を表す言葉「ストゥディウム」を「一般的関心」とし、刺し傷や小さな穴という意味の言葉「プンクトゥム」を「私を突き刺すもの」としています。
つまり写真を、時には感動に満ちた関心を抱くけれど、それは道徳的、政治的、教養と文化を仲介しているストゥディウムと、自分から求めているわけではないのに向こうから矢のように発して突き刺してくるプンクトゥムに分けています。

例えば、以前、若者の発掘に尽力されているギャラリー経営者の話を伺った際に、ポートフォリオを持ってくる人の中で突き刺すようなものがある写真を撮る人は一握り。というお話が印象に残っています。
ああ、まさにストゥディウムとプンクトゥム。
いくら上手な写真であってもそこにプンクトゥムがなければそれはストゥディウムでしかない写真ということですね。

この猛暑の折になんのこっちゃ!と言われてしまうかもしれませんが、文学でも古典が大事、というではありませんか。写真論の古典、なかなか興味深いです。
読みやすい、とは決していえませんが、一章ごとがとても短いところは読み始めやすいです。
まだ読まれていない方、ロラン・バルトの「明るい部屋」、夏休みのお供にいかがでしょう。

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おせちフォトコンテスト

日本には本当にたくさんのフォトコンテストがありますよね。
そして、ありました、お正月にふさわしい「おせちフォトコンテスト」が!
重箱におせち料理を詰めるようになったのは明治時代以降のようですが、節日の中でも大切なお正月の料理、おせち料理が色とりどりに敷き詰められた重箱を見るだけでも高揚します。
おせち料理が並べられた食卓では、手をつける前に記念として一枚写真を残したくなるものです。それがカメラであれ、スマートフォンであれ。
そんな大切な料理をテーマにフォトコンテストが催されます。作る人の想い、作られる人の想いが嬉しいモチベーションになりそうなフォトコンテストです。
応募方法はいたってシンプル。
インスタグラムかツイッターで主催者のアカウントをフォロー、写真撮影し、ハッシュタグをつけて写真を投稿するだけです。
テーマは「初めてのおせち」と「家族のおせち」誰もがどちらかのテーマで写真撮影して応募できそうですね。
年始の記念として参加しても楽しそうなフォトコンテスト。
家族、友達を誘いつつ応募するだけでも楽しそうです。賞品もお正月らしいですよ!
本年もご愛顧誠にありがとうございました。皆様良いお年をお過ごし下さいませ。

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ズームロックスイッチ

野外撮影の際、カメラにズームレンズをつけたまま移動していると、いつの間にかレンズがだらーんと伸びてしまっていることってありませんか?
レンズ自体の重みや移動の振動などで重力に引っ張られてしまうのですね。
見た目も格好よくはありませんし、大きめのズームレンズであれば伸びてしまった状態で移動するのも大変です。
さて、こんな予防にズームロックスイッチというのがあります。
メーカーが携行しやすいために設定したものです。大抵はレンズのボディー側にロックスイッチがあり、ロックすればズームリングがブロックされて回転しないようになっています。

ただひとつ、キャノンなどのメインメーカーのレンズには見かけません。
サードパーティのタムロンやシグマといったメーカーのレンズには付いています。
ズームロックスイッチが付いているレンズをお持ちの際には是非活用してみると便利ですよ。

ただし実際に撮影する段階でロックをかけていたのを忘れるとズームできずに焦ります。
撮影時にはロック解除をお忘れなく!
撮影機材の専門店ライトグラフィカ

秋の空

よく「秋らしくなった」「秋の空は高い」といいますが、どうしてでしょう。
秋にかけては春とは違い、空の透明度が増すからだそうです。それは春の大気は雪や氷が溶けた地面から熱とともに大気に蒸発することで白くもやのように見える特徴がありますが、
秋は高気圧に覆われて晴れ、さらに夏の草木によってほこりが立ちにくい、また「黄砂」がないということで秋の空の透明さが増すようです。
そして非常にシンボル的な「秋の空」には「うろこ雲」「いわし雲」といったように巻積雲(けんせきうん)が見えますが、この種の雲ができる位置が文字通り「空高い」場所にできる雲の種類なのです。
季節感たっぷりの秋の空は昔から俳句の季語にも用いられるほど。そして写真の対象としても撮影され続けています。
透明で空の色がきれい、そして季節を象徴するようなシンボルがある「秋の空」は絶好な撮影テーマになります。
行楽シーズンそして子供達とともに家族のイベントも多い季節、秋空を背景に写真撮影のモチベーションが上がりそうです!

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『おしゃれなモノクロ写真のコツ』

nstagramでは毎日おしゃれな写真がアップされ、いいね!がつきますよね。
プロ並みの「モノクロ写真の撮り方」をマスター出来ればきっとSNSで人気者です。

おしゃれなモノクロ写真を撮るには、被写体の選び方や撮影の時間帯などが大切。
デジタルカメラでもコツさえ押さえれば大丈夫なのです。

モノクロ写真とは色情報がなくなるということなので、写真の中にはその代わりに被
写体の質感や輪郭が浮き上がります。
そしてそれこそが重要です。
つまり白と黒しかない世界では、質感や輪郭に特徴があるものを被写体として選ぶの
が王道なのです。

また、夕暮れ時の一瞬は「マジックアワー」と呼ばれていますが、この時間帯という
のはモノクロ写真にも適しているそうです。
夕暮れ時の空は昼時の空に比べて、陽のかげりによって明るい部分と暗い部分が出来
るため、夕暮れ時はモノクロに適した時間帯なんですね。

くり返し言いますと、モノクロ写真で重要となるのは、光と影の強弱、そして被写体
の質感や輪郭です。
光と影のコントラストをはっきりと出すことで、被写体のかたちがハッキリと浮き上
がり、仕上がりがシャープな印象になります。
コントラストがはっきりしたシーンを選んで撮影することを心がけましょう。

さらに、光と影のコントラストを出すため、カメラ本体の設定で露出とコントラスト
を高めて撮影するのもひとつの手ですね。

普段肉眼では見ることのない、輪郭と光の強弱のみで表される世界を楽しんでみてく
ださい。

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『時代と逆行する照明』

さまざまなライトを開発しているメーカー「Wicked Lasers」はこれまでに、ライトセーバーみたいなレーザー「Spyder III Pro Arctic」や、世界最強のフラッシュライト「FlashTorch」など、手に持てる光の限界に挑戦してきました。

なかでも、「FlashTorch Mini」は、懐中電灯でありながら、その圧倒的な高出力により生み出される熱量ゆえに発火具としてさえも利用できるライト。
つまり紙に火をつけられるほどハイパワーなライトなんです。
時代はLEDで省エネが前提の世の中だというのに。

PVが公開されています。

2,300ルーメンという脅威の出力のおかげで、火をつけたり料理をする能力を有しています。
ちなみにこの明るさは、大きな講堂で使用されるプロジェクターの光と同等のものだそうです。

ただし最大の明るさでは、30分程しかバッテリーが持たないそうです。そりゃそうですよね。
出力を下げて明るさを調節すれば最大100分使用できるとのこと。

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自然な色合いと周囲の光を利用した夜景写真

夜景とともに人物を撮影したい場合、反射的にフラッシュを使用してしまいますね。
夜景モードといった撮影モードプログラムがありますが、夜景も、そして人物も適切に撮影したい場合、一度フラッシュなしでの撮影を試してみてください。
フラッシュをたいて、人物は映るものの夜景は全く映り込まない、背景は真っ暗といった撮影経験はどなたにもあるでしょう。

お持ちのカメラのISO性能にもよりますが、フラッシュなしで夜景と人物を撮影する際に必要なもの
三脚、または固定できる場所を確保すること、そして実は人物、モデルの辛抱です。というのはシャッター速度を落として光を取り入れるために、カメラを向けられている人物が動いてしまうと直接に「ブレ」となって現れてしまうため、ある程度の秒数動かないような協力がかかせません。

そしてISOですが夜景では一般的に高感度まであげますが、シャッター速度を落として、手ぶれがない三脚や安定できる場所にカメラを置けて、人物が動かないという条件が揃えば、あえて極端にISOをあげてざらついた映像になるのが避けられます。
そのため、夜景と人物という組み合わせ写真は、固定と人物自身がどれだけ動かないでいられるかということにかかってくるともいえます。
フラッシュをたかない、自然な色合いと周囲の光を利用した夜景写真の美しさをお楽しみください。

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24年間撮りためた極寒の景色

写真家高橋ヨーコさんの写真集「WHITE LAND」が刊行されました。
世界の生活文化をフィールドワークするように撮影旅行をする高橋さん。これまでの写真集も「グルジアぐるぐる/GEORGW ON MY MIND」や蒼井優さんの写真集「ダンデライオン」でシベリア鉄道でロシアを渡ったり、ロサンゼルスの砂漠を高畑充希さんが旅した写真集「ユメクイサバク」など、旅と写真が結びついている写真家です。
そんな高橋さんが旧ソ連や東欧へ出掛けその土地での風景を記録した写真集が「WHITE LAND」。
そういえば、高橋さんのインスタグラムにはロシア、東欧でのエピソードとともに載せられる寒そうなのに気持ちはあたたかくなるような写真がつどつどアップされていました。
それが、なんと24年間撮りためた景色をまとめたのがこちらの写真集。

現在高橋さんはカルフォルニア在住。
これから巡回される写真展の始まりもそちらで行われました。
高橋さんが主宰となって創刊されている「ONTARIO」はサンフランシスコとニューヨークで創刊され、今では東京、京都、名古屋、福岡などで手にとることができるビジュアル・ジャーナルです。

今回の刊行を記念して7月16日には鹿児島にてトークイベントが開催されます。
「暮しの手帖」での連載のファンの方もいらっしゃるでしょう、編集者の岡本仁さんとのトークイベント。どのような経緯、どのような経験、どのような体験をされたなどなど高橋さんご自身から伺えるような機会は貴重でしょう。
聞き手が岡本仁さんというのも絶妙なマッチング。
「WHITE LAND」の購入はONTARIOのHPから。これからの地方巡回の写真展も楽しみです。

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