『VR酔い』

VR酔い(3D酔い)という言葉があるのをご存知でしょうか。
ゲームなどでVR(バーチャル・リアリティ)を体験した後に感じる、めまいや吐き気、発汗、失見当識など乗り物酔いのような症状のことを表す言葉らしいです。

乗り物酔いは、揺れや加速・減速の際に、体に加わる加速度によって三半規管が刺激された結果起きる自律神経の失調状態のことをいうのですが、このVR酔いは三半規管の異常でおこるものではないため、酔い止めが効きません。
身体が揺れていないのにナゼか酔っちゃうんですね。

VR酔いの原因については、まだまだ研究段階らしいのですが、目から入るスクリーン上の動きと体が感じ取る実際の動きの感覚とが一致しないために、失見当識や吐き気などを感じるのではないかと考えられています。
つまり、映像から感じる仮想体験がリアルすぎてワケ分からなくなる、と。

最近は写真も動画も4Kが主流になりつつあり、よりリアリティのあるものが好まれる傾向にあります。
とはいえ、この問題はVRの世界において大きな障害であることには変わりなく、早期解決が望まれています。

今後、バーチャルリアリティはゲーム以外にも私たちの生活に密接に関わってくることもあり得ますからね・・・。

撮影機材・LED照明の専門店

『LEDボーリング』

吉祥寺にボーリングセンターがリニューアルオープンしました。

・・・って、ブログに書くようなこと?しかも今更ボーリング??
と思われそうですが、このボーリング場が他の店舗と異なる点は、LED照明を多用していること。

弊社でも取り扱いしているLED撮影機材が、写真や動画撮影の業界の発展を少なからずサポートしているように、LED照明がその業界の発展を支える例は、度々ブログに取り上げたように最近よく見られます。

ボーリング界もその一つになるでしょうか。
実際のところ、小学生の頃はよく家族で行ったボーリングですが、最近では全く行かなくなりました。
地元の近所にあったボーリング場も、今はもう閉鎖されていて違う店舗になっています。
ボーリング業界自体が衰えているという寂しい現状があるようです。

そんなボーリングをまた盛り上げようと言っているかのようにオープンした、吉祥寺第一ホテルの地下1階の東京ボーリングセンター。
このボーリング場はレーンを踊るLEDライトに加え、ピンも7色に光るデザインを採用するなどボーリング場の常識を覆す光と音の演出でゲームを盛り上げてくれます。
ボーリング場というより、ナイトクラブのような雰囲気の空間で、大人も楽しむことができます。

2020年の東京オリンピックの種目にも採用される可能性のあるボーリング。
LED照明が盛り上がりを再燃させるのに一役買っているんですね。

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『スター・ウォーズ ハン・ソロ』

「スター・ウォーズ」ファンであれば、誰もが知っているハン・ソロ。
俳優ハリソン・フォードが演じた、主要登場人物の一人ですね。

ハン・ソロといえば、印象的なあのシーンですよね。
「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」でルークをおびき出すエサとして拷問を受けた後、カーボン冷凍されてしまうシーンです。

この名シーンを再現した氷が作れる、シリコン製アイストレーはアメリカ・ヨーロッパでは爆発的大ヒットしたそうで。
ほかにも、100万円もする等身大フィギュアや、iPhoneケース、コーヒーテーブルなど、本当に多くの商品があります。

カーボン冷凍されたハン・ソロってとても人気があるんですね(笑)
とてもインパクトのあるシーンであるからこそ、インスパイア商品が数多く存在するんですね。

今までなかったのが不思議なくらいなのが冷蔵庫。
販売されたのは最近のこと。
その名も「Han Solo Fridge」は、缶飲料が18本はいるミニサイズ。
LED照明も付いていて、ハン・ソロを下から照らしだす姿は、まるでクラウド・シティのカーボン冷凍施設にいるような雰囲気です。
ちなみに、この冷蔵庫は、冷やすだけでなく温めることもできます。
(その機能は要らなかったような・・・。コンセプト的に。)
価格は149.99ドル(約1万9000円)。
ちょっと不気味だけど、部屋のインテリアにどうでしょう?

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『ニコンとアップルの噂』

日本の誇るべきカメラメーカーと言ったらニコン。(キヤノンもね)
そして、スマートフォン市場の風雲児、美しい写真が撮れると定評のある「iPhone」を生み出すアップル。

この2社について最近、気になる噂が舞い込んできました。
なんと、アップルのエンジニアとニコンがカメラアプリを共同開発中だというのです。

まだ詳細は明らかになっていませんが、Nikonのカメラで撮影した写真をWi-Fiなどの通信でiPhoneなどに転送し、フィルターなどの調整をiOSデバイス上で行うような方式が検討されているようです。

リリース時期ですが、去る6月8日に開催された「WWDC2015」において発表されるのでは、とまことしやかに囁かれていましたが、結局ありませんでしたね。。。

Nikonのカメラで撮影した写真をWi-Fiなどの通信でiPhoneなどに転送・・・ということは、RAWで撮った画像をiPhoneに取りこむことができるということになるのでしょうか。
そうなるとストレージ容量が気になりますな・・・。

どうせ共同開発するのであれば、個人的にはアプリではなく端末を共同開発してほしいところですね。
まぁ、現時点ではあくまでウワサですけど、今後の展開に注目です。

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『撮影用照明ドローン研究中』

マサチューセッツ工科大学(MIT)とコーネル大学の共同研究グループが空飛ぶ撮影用照明システムを作りました。
カメラはドローンについていますが、照明は通常ついていませんもんね。
それなら、ということで作ってしまったのでしょうね。

https://www.youtube.com/watch?v=fhob-WgAfQo

露出計、カメラフラッシュ、連続照明を備えていて、うまくコントロールできれば、フォトグラファーはどんな角度からでも完璧なショットが撮れるとのことです。

この照明ドローンは、ホバーリングしながら被写体の位置と撮影者の位置を考慮して、極めて厳密なライティングで被写体を照らすことによって、完璧なスナップショットを撮ることを目的にしている。
つまり全部自動で判断してやってくれるわけですね。

このシステムにより、動きのあるショットでも繊細なリムライティングを可能です。
この照明効果は、写真ハウツーサイトによると、背面照明あるいはヘアーライトなどと呼ばれることもあり、被写体の後方から照明を当て、光の輪隔を作るというもの。

もちろん、いつでもリムライティングが欲しいわけではないでしょうから、もう少しバラエティーに富んだ写真を撮れるよう、いろいろなライティング技術を叩き込んで製品化してほしいですね。

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『NEW風塵』

一眼レフ専用のレンズ型センサークリーナー「FUJIN」(風塵)の、ニコンFマウント用
「FUJIN D」が登場。
ついにニコンにも対応しましたね。

「FUJIN」はカメラにマウントするだけで、内蔵ファンによってセンサーやミラー
ボックスのゴミをクリーニングするデジタル一眼レフカメラ用のアクセサリー。
初号機発売後の反響は大きく、ツイッター等で話題になったり、テレビにも取り上げ
られていたようです。

通常清掃に使うブロワーやエアダスターは、空気中のわずかなチリもセンサーに吹き
付けてしまいますが、風塵はフィルターを通った空気が外気に触れることなく掃除で
き、独自技術のジェットブローで細かなチリまで隅々まで清掃を行うという優れもん
なんです。
おまけに、掃除中に、カメラ機能(センサークリーン・シャッター連写)を使用する
とシャッター内部のチリ・ホコリも排出することができます。

従来品はキヤノン用のみの販売だったのですが、今回ニコン用も新たに販売となりま
した。
しかも、性能も従来品と比べアップしているそうで、新たに高性能ファンを採用した
ことで従来品の2.7倍の風量を実現しゴミの除去率をより高めたほか、これまで除去
が難しかった砂の除去も可能になったとのこと。

ちなみに、店頭予想価格は、カメラ系量販店向け(フィルター3枚・専用ケース付
き)が税込1万6千円前後の見込みだそうです。
カメラの精度が良いと、余計にチリや埃が写真に写りこみ、気になってしまうもので
す。
実際に使用したプロカメラマンにも好評のようなので、カメラが壊れる前に買ってお
きたい一品です。

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シュタイデルのドキュメンタリー

公開時期は前後するものの、今年は写真家、写真関係者のドキュメンタリー映画が相次いで公開された年でした。
すでに再上映も終えましたが、今回は写真集をつくる有名な出版社の出版者の映画をご紹介します。
写真集コレクターや写真集好きには言わずと知れた、シュタイデル社創設者のゲルハルト・シュタイデル氏のドキュメンタリー映画です。「世界一美しい本を作る男 ~シュタイデルとの旅~」。
「かっこいい」「すてき」「おもしろい」写真を見つけるとシュタイデル社の出版物だったなんてことがありませんか?プリントの美しさはもちろん、装丁、デザイン、構成など面白くて、写真集を所持したいという独特な説得力を持っています。
それは書籍の編集から、レイアウト、デザイン、印刷、製本、出版という初めから最後まで自社でまかなうという独自なシステムが成り立っているからかもしれません。
「商品」ではなくて「作品」をつくる姿勢がひしひしと伝わってくる、まさに職人肌で冷静さの間からふつふつとわく情熱さえも見え隠れします。
ヨーロッパ圏内では本屋さんに行って、写真集コーナーに行けば、必ず何冊かはシュタイデル社の出版物を手にすることができるほど流通しています。それだけの知名度と信頼がある出版社ということで随分大きな出版社かと思っていましたが、実は社員は40数名とのこと。まさに少数精鋭!
一流写真家からのオファーのみならず、近年のクライアントは主要な美術館まで。
このドキュメンタリー映画を見たら手に取る写真集への思いもひときわ違ってくるかもしれません。

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『クロススクリーンフィルター』

マルミ光機は、クロスフィルター「DHG クロスシリーズ」より、点光源にそれぞれ6
本の光条効果を演出する「DHG 6Xクロス」、8本の光条効果を演出する「DHG 8Xクロ
ス」を11月下旬より発売します。

クロスフィルターは、イルミネーションや夜景の光をより強く印象づける「光の線」
を創るフィルターで、キラキラとした十文字の光条を作り出し、華やかな雰囲気を演
出できます。
まさにこの時期の必需品ですね。

クロスフィルターのレンズをよく見ると、透明なガラスの表面に細い線状の溝が規則
的に入っていて、この線が光のクロスを生み出すんですね。
また、二重のリング構造になっているので、リングを回すことによって光の角度を変
えることができ、絞りによってもクロスの形状が変わります。

最近では、全国約4500人の夜景鑑賞士(日本夜景遺産事務局が主催する検定で得られ
る資格)による人気投票で決定する「日本新三大夜景都市」 というランキングがあ
り、それに選出されるとかなりの経済効果が得られるそうです。

それを伝えるのはやはり写真や映像であるわけで。
クロスフィルターでより美しい写真を撮れれば、何てことない展望台から見える夜景
が、ランキングにも影響を与えるかもしれませんね。

ちなみに「日本新三大夜景都市」、2015年に選出されたのは、1位:長崎、2位:札
幌、3位:神戸。
新たに認定された世界新三大夜景にも、香港、モナコと並んで長崎が入っています。
長崎の夜景は、日本の代表であり、世界の中でも代表的な美しさなのですね。

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オーストラリアのCanonが興味深い実験映像を公開しました。
実験の名は「THE DECOY」。
直訳すると「おとり」という意味です。

https://www.youtube.com/watch?v=F-TyPfYMDK8

とある撮影会に参加したのは、6人の写真家と一人のモデル。
ここにちょっとした仕掛けが施されました。
6人の写真家が、同じモデルを撮影するのですが、それぞれ別の肩書きの情報を与えられているのです。

一人には、「億万長者」と。
一人には、「ライフセーバー」と。
一人には、「元受刑者」と。
一人には、「元アルコール依存症患者」と。
一人には、「漁師」と。
一人には、「超能力者」と、伝えました。

モデルは同じ服装で、カメラマンの使う機材もみな同じです。
つまり条件は同じで、与えられたプロフィール情報のみが異なる状況下。

写真家たちはそれぞれ真剣に被写体に向き合い、「彼らしさ」や「彼の内面」を引き出して撮影をしました。
しかし撮影後、6人の写真家たちはこの企画の意図を知らされます。
そしてお互いに撮影した写真を見比べることとなります。

同じ服を着た同じ被写体を、同じカメラで撮影したにも関わらず、まるで6名の別人を撮影したかのように、それぞれの写真に写る被写体の表情は大きく異なりました。
これには撮影した本人たちも驚きを隠せません。

確かにそれぞれの肩書きっぽい人物写真に仕上がっていますね。
写真は、カメラを構えるフォトグラファー独自の視点が捉え、それぞれの想いで切り取ったもの。
Canonは、これこそが写真の面白さだといいます。

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『制限するカメラ』

ドイツのデザイン大学でインタラクションデザインを学ぶフィリップ・シュミットさ
んが製作したカメラ 「CAMERA RESTRICTA」は、名前が示すように「制限
(restrict)」するカメラです。
要するに、「ありがちな写真」を撮ろうとするとシャッターが切れなくなる、という
わけです。

SNS上で、みんな同じような写真を取って、それがタイムラインにズラッと並ぶのに
うんざりして、この機能を思いついたようです。
これならオリジナリティーあふれる視点の写真を撮ることが出来ます。

GPS内蔵のこのカメラ、今いる地点の写真の多さをSNSで検索し、その場所で撮られた
写真が多数(35枚以上)公開されていると、シャッターボタンが画面上から消えて、
写真が撮れなくなります。
その時ファインダーを覗くと赤く大きなバツが写り、ディスプレイにはその位置で撮
影された写真の枚数が表示され、同時にアラートが鳴りひびき、その場を去らざるを
得ない状況にまで追い込まれてしまいます。

このような使われ方に加え、ニセ札を作ろうとしてコピー機に掛けるとコピーが失敗
するように、撮影してはいけない所を撮影できない能力をカメラに持たせるのもアリ
なのではないか、とシュミットさんは言います。
美術館の中とか、機密施設などのことですかね。

カメラ自体は、自分のiPhoneに、3Dプリンタで作られたボディをかぶせて使用しま
す。

デザイナーや写真家としては、「みんなが撮っている写真」を撮りたくない、という
意識はあるかもしれませんね。
試作品では単純なGPSでの位置情報だけのようですが、ネットの画像検索なども組み
合わせれば、同じ構図の写真の多さ、なども調べられるように改良されることも期待
できますね。

また、オリジナリティーなんか要らない「一般」の観光客向けに、数多く写真を撮ら
れている、いわゆる「シャッターポイント」を教えてくれる機能も、逆にアリかもし
れませんね。
雑誌や何かで見たことがある有名な写真を、自分のカメラでも、同じ構図で撮りたい
という欲求もありますからね。

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