『リバイバフォン』

カメラや携帯を水没させて致命的なダメージを与えたことはありませんか?
ズボンのポケットに携帯をいれたまま洗濯をしてしまった時、ドライヤーをあてれば
直るという話も聞いたことはありますが、僕はカバンに入れたペットボトルから
ジュースが漏れて、デジカメを完全にこわしてしまったという苦い経験がありま
す・・・。

水没により壊れる原因は、言うまでもなく水分ですよね。
この水分を乾燥させるだけでは、完全に復活させることはできないみたいです。
これは、水に含まれる“ミネラル成分”が、内部に付着することによる接触不良を起
こしているからだそうで、このミネラル成分を除去しないことには、いくら乾燥させ
ても故障は治らないのだそうです。

しかし、こうした場合に役立つのが「リバイバフォン」。(何だかドラえもん風です
が・・・)
特殊な液体が安全な方法で基盤からミネラル成分を除去することで、機器を安全に復
活させることができるんです。

使用方法はとてもカンタンで、水没したデバイスの電源を切って、液体を注いだ付属
の専用袋に入れて7分間密封。取りだした本体を24時間自然乾燥させ電源を入れれ
ば、乾燥だけでは反応しなかった機器も通常通り復活するとのこと!

ちなみに、メーカー調べで復活率が90%らしいです。
これがあれば、もう水没なんて怖くないですね。

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Sony World Photography Awards 2016

ソニーが支援する、世界最大規模の写真コンテストが「ソニーワールドフォトグラフィーアワード」。
部門は「プロフェッショナル部門」「一般公募部門」「ユース部門」に分かれていて、誰でも無料で応募できる挑戦甲斐のある写真コンテストです。
一般公募部門では、合計10のカテゴリーに分かれて作品を応募します。
建築、自然、パノラマ、旅行、人々といったなかなか細かなカテゴリーわけで、普段からライフワークとして撮り続けている写真がどれかのカテゴリーに当てはまりそうです。
面白いのは、世界規模の写真コンテストですが、日本人写真家によって撮影された最高の写真を表彰するという、日本部門賞というもtのがあります。
一般公募部門に応募した日本人写真家による作品の中から選ばれるもので、そのため、一般公募部門に応募したものは、他の部門に応募できないという注意点があります。
ハービー山口氏が審査員として加わり、上位3位者が表彰、商品が贈呈されます。
2016年のこのコンテストは2015年の6月1日より応募開始され、2016年1月12日までが応募期間になっています。
公式サイトでは2015年度のコンテスト、最終候補作品が部門ごとに見ることができ、このフォトグラフィーアワードの傾向、特徴などの様子を伺うこともできます。
写真コンテストに参加することは、撮影してきた自分の写真を見返す、向かい合うことになります。
競うのではなく、向上には絶好な機会です。
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サルガドの映画

巨匠ヴィム・ヴェンダースの最新作、写真家セバスチャン・サルガドにスポットを当てたドキュメンタリー映画が公開されました。
これまでに世界中で写真展が開催され、1982年には人間性や写真性を重視した写真作品を対象にしたユージン・スミス賞を受賞。1994年までマグナム・フォトに所属。
2004年からは「Genesis (ジェネシス)」というプロジェクトを始動、地球上の美しい場所を求めて12カ国あまりで撮影された作品を発表。
ヴィム・ヴェンダースの本作「セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター」はその「Genesis」のプロフェクトを通して、サルガドの息子ジュリアーノ・サルガドとともにセバスチャン・サルガドの人生を追い、描いたドキュメンタリー映画とのこと。
多くの有名人、各界の巨匠が没後にドキュメンタリーとして映画化されることはよくありますが、
存命のサルガドをテーマに、そしてその息子と共同にドキュメンタリー映画を制作したことにも意義がありそうです。
映画を見たらきっと作品を見たくなるはず。
この夏の見るべき展示会・映画のひとつです。
ヴィム・ヴェンダースは日本人では山本耀司氏のドキュメンタリーを手がけていますが、日本人の写真家をテーマにドキュメンタリーをつくったならば、誰を、どんなかたちで?
そんな想像もかすめます。
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撮影後にピント調整?

写真撮影後に、パソコンに取り込んで大きなモニターで見てみると微妙にピントがずれていたってことありますよね。
残念ですが、撮り終わってしまったものはどうしようもありません。
Photoshopや今ではスマホのアプリケーションなどにも修正ソフトがありますが、オリジナルの写真で被写体にピントが甘い場合には修正するにも限界はあります。
そんな常識が、この日進月歩のデジタル社会において革新が起きそうです。
パナソニックが撮影後に写真のピント調整ができるデジタルカメラを開発しています。
昨年発表された「4Kフォト」という動画から毎秒30枚の静止画を切り抜いて写真にする新しい技術を応用し、毎秒30枚撮影する画像それぞれ違うピントで撮影する仕組みです。
つまり、例えば犬の親子を撮影するとしましょう。手前には子犬たち、そして背景には母親犬。
子犬にピントを合わせて撮影したつもりが母親犬にピントがいってしまった。そんな写真を撮影後にデジタルカメラの液晶画面を見ながらピントを合わせたい場所をタッチすると、その場でピント調整ができるということです。
すごいですね。商品化は来年予定。
夢みたいなことが技術によって実現されていく社会、
未来には「写真の撮りなおし」なんて単語はなくなっているのかもしれません!
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理想の女性像?

とてもおかしな企画が公開されています。

世界18カ国の“女性のグラフィックデザイナー”に「写真の女性をあなたの国の人に
とってより魅力的にしてください」と言って1枚の写真を渡し、モデルのぽっちゃり
とした女性をPhotoshopで修正してもらい、美しく変身させる「Perceptions of
Perfection」という企画です。

https://onlinedoctor.superdrug.com/perceptions-of-perfection/

コロンビアやスペインの修正画像を見ると、グラマラスで肉好きの良い女性が理想と
されるのがよくわかります。
しかし、中国やイタリアは逆に細くスレンダーな体型に修正され、顔もまったく違う
人物ができあがっています。
中国に関しては最早まったくの別人に仕上がっていますね・・・。

肌の色や下着の色、髪型も好みに変えられていて、それもまた面白いですね。
また、同時に一カ国につき女性35人からデータを取り、身長165cmの女性と仮定した
時の体重・BMIの値も比較できるようになっているようです。

今回は女性のグラフィックデザイナーが修正を行っていますが、男性のグラフィック
デザイナーが同じように修正を行ったら違う結果になっていたかもしれません。
まぁ、どっちがより手の込んだ修正をするのかはわかりませんけど・・・。
それにしても現代の画像加工技術はすごいですね。

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『AirPano』

夏にどこか旅行へ出かける人も多いかと思います。
どこへも行く予定がない人は、「AirPano」でバーチャル気分を味わうという休日はいかがでしょうか?

http://www.airpano.com

AirPanoの特徴は、世界中で撮影された200以上の場所を、高画質のパノラマで見ることができることです。
どの写真も美しく、その世界に引き込まれてしまいそうです。
空からの視点が多いので、実際に訪れても見ることができない景色も見ることができます。
また、ブラウザ上で視点を切り替えることで、まさに自分がそこに立っているかのような感覚を味わいながら風景を楽しむことができます。
おまけにBGMまで選ぶことができるので、見てるとあっという間に時間が過ぎてしまいます。

こちらのサイトは写真の閲覧だけでなく観光地の詳細情報の記載もあるので、旅行に行く前の下調べとしても活用できそうです。

ちなみに、最近公式アプリ内で配布している無料コンテンツを更新し、新たに世界各地の360°パノラマ写真を閲覧出来るアプリ「AirPano Travel Book」の無料提供を開始しています。
無料配信期間は8月31日までだそうです。
この夏はAirPanoで旅行気分をどっぷり味わいたいと思います!

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ハジメテン

「7人で初めてする」を形にしていくアーティストグループが、
このユニークなネーミング「ハジメテン」です。
2010年に結成されたハジメテンは写真家の梅佳代氏、川島小鳥氏はじめ、美術家、映像作家、画家
8人で活動。
8人それぞれ個性を活かしたグループワークは、2010年10月に栃木県で開催された
「スペクタル・イン・ザ・ファーム」開催において、パワフルなインスタレーションを披露して話題を呼びました。
このハジメテンがこの夏大阪にて作品展示をしています。
テーマは「ワクワクドキドキワクワクドキドキ夏休み」。
カテゴリー化できないアーティスト集団ゆえの、予想を超える展示が観れそうです。
日程は7月15日から8月17日まで、阪急うめだ本店にて。
テーマどおり、子供も一緒に楽しめそうです。
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和食写真

和食の世界って奥深く幅広いですよね。
例えば外国人からすると、和食=寿司、天ぷら、さしみ。なんて感じに思われがちです。
とんでもない!和食と言えばもちろん寿司や天ぷらもそうですが、数えきれない家庭料理や地域や風土によって様々なバリエーションがある郷土料理など、本当に多種多彩です。
まあ、日本人にとってイタリア料理のことをピザ、パスタ。と思ってしまうことと同じことかもしれませんね。その国に行ってみないと異文化料理というものを知る、理解するということは難しいものです。
さて、2013年の12月に和食(日本人の伝統的な職分か)がユネスコの無形文化遺産に登録されたことによって、さらに和食が脚光を浴びています。
一昔前から海外での外食産業で日本食ブームが続いていますが、無形文化遺産に登録されたことによって、ブームだけで終わることはありません。
「百聞は一見に如かず」ということで、和食に疎い外国人が和食を知るために世界中で和食の画像が注目されます。そう、いまは料理ブログでも和食のほうが海外から注目されがちなのです。
料理写真のブログでもSNSでもいったんネット上に載れば、世界中からアクセスできる、つまりは世界へ公開されているのです。
芸能人や有名人、そしてブロガーが記事や撮影した写真に注目を集めるためにしているのがハッシュタグ。記載内容を端的にカテゴリー化して明記することによって、そのカテゴリーを検索している人にヒットさせるためです。
アクセス数の上昇を狙う方は、「和食」の写真をブログやSNSに掲載する際に英語表記で「japanese cuisine」というハッシュタグをつけてみてはいかがでしょう。
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40周年記念展

朝日新聞社が創設した写真賞が木村伊兵衛写真賞、創設年が1975年で今年ちょうど40周年を迎えました。
これを記念して、7月18日から川崎市市民ミュージアムにて、「木村伊兵衛写真賞 40周年記念展」が開催されます。
今年の受賞者の一人、独特の世界観を表現する川島小鳥さんの写真が各メディアで取り上げられ、木村伊兵衛写真賞の知名度が若い人まで浸透していますが、この記念展では第1回から今年の第40回までの受賞作品が展示されるそうです。
展示とともに、これまでの受賞者によるトークイベント、またさらにポートフォリオレビューがあります。
トークイベントは第34回受賞者の浅田政志さん、第5回受賞者の落合光昭さん。
そしてポートフォリオレビューにはミュージアム学芸員に加えて、「アサヒカメラ」の編集長、さらにこれまでの受賞者、瀬戸正人さん、長島有里枝さん、鷹野隆大さんがレビュアーとして行われる、なんとも贅沢なイベントが企画されています。
トークイベントは当日整理券が配布され、ポートフォリオレビューの申し込みは7月18日から開始なのでまだ間に合います。
イベントを含めて、たくさんの刺激を受けること請け合いの写真展。ぜひ出かけてみたいですね。
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海街diary

今年のカンヌ国際映画祭でも話題が絶えなかった、是枝裕和監督の「海街diary」。
原作はマンガ大賞2013受賞の吉田秋生さんのベストセラーコミックで、是枝監督によって映画か決定の時からあらゆる方面で期待の声が上がっていました。
日本で公開され、これからさらに映像、キャスト、ストーリなどについてピックアップされる機会が増えるかもしれませんが、まずその前に目を引くのが、撮影された写真。
撮影監督をも務めた写真家の瀧本幹也さんによって、映画を撮る過程で撮影された写真の美しいこと!
映画にするにあたり、日本の四季を大切に描いてくださいというリクエストが原作者の吉田さんからあったからか、鎌倉を舞台にそこに住む4姉妹の物語がそうさせるのか、是枝監督の「海街diary」は外国人にとって小津安二郎の映画を連想させるようです。
そう聞きながら見る瀧本幹也さんのスチールは、しっとりと美しく、現在でありながらも古き良き日本の美を女優4人の姿とともに捉え、是枝監督とのタッグチームとして、そして写真家のみならず撮影監督としての立ち位置を改めて知らしめるものとなりました。
映画と合わせて写真集が発売、是枝監督の映画を観てから瀧本さんの写真集をみても、写真集をみてから映画を観ても、どちらも相乗効果で味わい深く楽しめそうです。

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