IMPOSSIBLE フィルム

もう既に多くの方がご存知かと思いますが、最近頻繁にIMPOSSIBLEフィルムで撮影された作品が発表されているのを目にします。

IMPOSSIBLEフィルムとは2008年にポラロイド社がインスタントフィルムの製造を中止したその年に、そのアナログ写真の世界、文化を守りたいと有志が集まり、同じオランダのフィルム工場でつくられているものです。ただ、それまでのポラロイド社のフィルムと同じマテリアルが入手できないために、ポラロイド社のものとは全く違います。それは乳化剤だったり、遮光の関係や、温度、湿度に弱く退色するなどの性質があるものの、それを逆手に取って、個性的なインスタントフィルムを楽しむ撮影者に好まれ、愛用されています。

主なオフィスは、本社のオランダ、ウイーンオフィス、ニューヨークオフィス、そして東京オフィスがあります。
インスタントフィルムはもちろんそれを撮影するカメラ本体が必要ですが、サイト内ではオンラインショップがあり、インスタントフィルムもカメラも販売されています。
さらに、びっくりするのは、iPhoneで撮影したものをインスタントフィルムに焼き付けるというINSTANT LABを開発、販売。

温故知新、フィルムのあたたかさの懐古、いろいろなきっかけで楽しめ、いまのスタイルと融合しながらオリジナルの楽しみ方までできるインスタントフィルム。ますます人気は広がりそうです。

https://www.the-impossible-project.jp
新宿西口撮影機材ライトグラフィカ

ゴールデンウイークには写真展を

カレンダーを見ながらニコニコしてしまいそうなゴールデンウイーク突入!
業種や企業によってもちろん違いはあるでしょうが、有給などをつかってうまく組み合わせると長めの連休計画もできそうですよね。
しかし連休でなくても、海外旅行でなくても、有意義な過ごし方はたくさんあります。
そのひとつに、写真展を廻る。というのはいかがですか?
4月24日から5月6日まで荒木経惟写真展が表参道ヒルズで開催されています。
荒木氏ご自身も「今日も世界のどこかで自分の写真展が開かれている」とおっしゃったことがある程、確かに数多くの写真展が世界中で開催されますが、今回の「男-アラーキーの裸ノ顔-」では、雑誌「ダ・ヴィンチ」の巻頭連載企画で1997年から2014年までの17年間に撮影された各界の200人以上の「男」の写真の展示です。
デジタル時代だからこそ、見応えのある展示内容なのは、展示される207点の写真全てが手焼きのアナルグプリントということ。
連載当初から現在までもフィルム撮影にこだわり、連載撮影時ではアサヒペンタックスの6×7で撮影されたそうです。その一枚一枚手焼きされたプリントを一堂に見れるとは何とも贅沢です。
写真展をじっくり鑑賞、また普段から気になっている写真のギャラリーをはしごする、なんていう過ごし方も素敵ですね。
写真展を観に行こう、というデートのお誘いもなかなか新鮮です。
充実した楽しいゴールデンウイークを!
撮影機材・LED撮影照明の専門店

写真を愉しむ家

昨年11月にビジュアル・コミュニケーション事業を展開するアマナが、バーニーズニューヨーク横浜店に「写真を愉しむ家」というテーマで「&ima(アンドイマ)」をオープン。

雑誌「IMA」や、「IMA CONCEPT STORE」などを手がけるアマナが「写真と暮らす」というコンセプトのもとに「&ima」も同様に、どのように写真と生活の中でいっしょに暮らすか、どのように写真を生活に取り入れるか、といった提案を3つのエリアで実際に体験できるというもの。

確かに写真は好きでも家の中にインテリアのひとつとして写真をどうやって取り入れたらいいのか、どうやって飾ったらいいのかというのは、簡単そうだけれども実はセンスを問われる玄人レベル。
IKEAの展示販売のように、実際にインテリアの中でヒントを探せるのは「愉しむ家」そのものです。
さらに本格的なセットが施された「スタジオ」ではプロのフォトグラファーによる撮影、ワークショップなども開かれています。家族写真からブライダルなどの記念写真まで写真観とは違う空間ででの撮影。
ここで撮影して、その写真をプレゼントする。というのも生活と写真を結びつけるひとつですね。

一貫して「写真を生活に」といったテーマを追求するアマナがつくる、まさに実用的な大人のテーマパークといったところでしょうか。
新宿西口撮影機材ライトグラフィカ

家族だから

同じ日に偶然ふたつの記事を読みました。
ひとつは、糸井重里さんのほぼ日刊イトイ新聞にて石田ゆり子さんによって書かれた愛犬「はなちゃんシリーズ」のはなちゃんがなくなってしまったというお知らせです。
それは4月1日に、ほぼ日刊イトイ新聞サイトにて石田ゆり子さんからの手紙という形で載りました。ただ、実際にはなちゃんがなくなったのは昨年の4月1日で、公言するまでに一年を要したことになります。
もうひとつは、3月に刊行された本の紹介。ヒロコ・ムトーさん著「天使になったシュクちゃん 世界一愛された犬の七年半」。
こちらも実際に愛猫を失くした著者が、同様の体験をした友人のことを物語にした実話です。
どちらの記事もペットをなくして悲しい、というだけでなく、家族として過ごし愛情に溢れた生活が綴られています。
「はなちゃんシリーズ」は本のみならず今でもサイトにて掲載されているので読んで、そして写真を見ることができます。
こんな風に写真で愛でられ、文章で綴られたペットは幸せですね、家族ですから。
撮影機材・LED照明の専門店

フィッシングジャケット

いかにも「カメラマンです」といった風貌のあの、カメラマンベストが好まない、という方にはフィッシングジャケットはいかがですか?
まさに写真撮影をする人の動き、持ち物、機能性を考えて合理的に成り立ったものが、「ザ・カメラマン」的なスタイルのあのベストなのです。
必要なものをすぐ取り出せ、必要なものを必要な場所に収納できるポケット。動きやすく、負担のない軽い素材。
上記のカメラマンベストの条件を兼ね備えて、さらにプラスαの特徴があるのがフィッシングジャケットともいえるかもしれません。
フィッシング、つまり釣りも、その場で必要なものを必要な時に取り出せるようにカメラマンベストのように多くのポケットが装備されています。さらに環境を考慮された防水、防風の仕上がり、
もちろん素材はかるい素材で、動きやすいものです。
そのうえ、デザインもタウンユースにも対応できそうなほどオシャレ。
これからのアウトドアの撮影にもぴったりです。
カメラバックを保管できる場所があれば、カメラ本体だけ持ち歩き、必要なものはフィッシングジャケットのポケットに収納して、いくらでも歩いて散策しながらのアウトドア撮影ができそうです。
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京都国際写真祭2015

4月18日から5月10日の日程で京都国際写真祭がはじまりました。
この写真祭、今年で3回目、京都が一年で最も美しくなるといわれる春の季節に開催される国際的な写真祭です。
吟味されたプログラムの中、展示会は「TRIBE_あなたはどこにいるのか?」という今年のテーマのもと、会場の異なる14の写真展が開催されます。
京都ならではの開催方法ともいえる、歴史建造物や空間、伝統工芸職人などとのコラボレーションで展示の場所から展示方法など、まさに、地図を片手に京都を味わいながら写真祭を愉しめる仕組みになっているところがいいですね。
ニューヨークの国際者新センターIPC(International Center of Photography)とパートナーシップを結び、IPCで教鞭をとるステファニ・ド・ルジェ氏が来日、特別マスタークラスの開講するというのも興味深いですね。
また、他の国際写真祭などでも人気のあるポートフォリオレヴューもプログラムされています。
レヴュアーは18名。名だたる写真キュレーター、評論家から、作家、ギャラリストなどの名前が連なっています。
20分間のレヴューを3回受けられるという形式は、アルル国際フォトフェスティバルと同様です。
国内でこういった国際的な写真のイベントが開催され、参加できるというのは画期的。
注目の写真祭!
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『ライカの魅力』

前にライカXバリオのことを書いてから、妙に取り憑かれています、ライカ
に・・・。
昔は、一流の写真家は皆ライカを2台以上所有していたそうで、そういう憧れもあっ
て、ライカがほしいと思ってしまうのですが、これもきっと一種のブランド志向なん
でしょうね・・・。

ライカと言えば、肉眼で見える世界そのままの「レンジファインダー」の代名詞「ラ
イカM」ですが、最近アウディのデザインチームと共同で開発したミラーレス機「ラ
イカT」も話題に上るなど、決してトップの座にあぐらをかかずにその進化はとどま
ることを知りません。

ライカは報道写真で数多くの歴史的瞬間を切り取ってきたことで有名ですが、ライカ
にまつわる名言も多く残されています。
20世紀最大の写真家とも言われる、アンリ・カルティエ=ブレッソンに「ライカは私
の目の延長だ。ライカがなかったら私は写真家にならなかった」と言わしめ、また、
自らの名前が権威ある写真賞になっている、木村伊兵衛もライカについて「空気が写
る」と言い、さらにアップル社の前CEOスティーブ・ジョブス氏はiPhone4のプレス発
表の際に、「新しいiPhone4はクラシックライカのように優美で美しい」と言ったそ
うです。

その性能・デザインともに世界中の人に認められたライカ。
本当に魅力的なカメラです。
いつか手に入れたいです・・・。

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『大掃除』

今年も残すところあと少しです。
年末はどの家も大掃除などで忙しいと思います。
家の中だけでなく、カメラのお掃除も忘れずにしましょう。
手入れをしないとカビや変色、レンズの劣化の原因になりますからねぇ・・・。

カメラの汚れはブロアーやブラシ、クロスなどでを落とすのが一般的ですが、たまにはお店に持って行ってお手入れするのもいいです。
修理と違って値段もそんなに高くなく、1000円前後でやってくれるお店がほとんどです。
外部の汚れだけでなく、内部のホコリ取りや不具合がないか動作確認もしてくれます。
内部はなかなか手入れが行き届かないですからねぇ。

そんなカメラユーザーの声が届いたのか、一眼レフカメラの内部を綺麗にするレンズ型掃除機「Fujin(風塵)」が先月発売されました。
高性能電動ファンが内蔵されていて、ジェット気流で隅々まで掃除してくれます。
レンズマウントに装着するだけでセンサー内のゴミやチリを除去してくれる手軽さ。
これはスゴいです。
しかし、お値段7000円。
けっこうしますね・・・。

今のところ、キヤノンのEFマウントにしか装着できません。
是非、他のメーカーのカメラにも対応できるものを開発してほしいですね。

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『360度を写すカメラ』

カメラはどこまで進化するのか。
100年前では考えられなかった現代のカメラ。
デジタル一眼レフはパソコンがあってこそのものですが、もっと変化を遂げても良い
のではないかと個人的には思います。
現代の一眼レフカメラは操作やカタチなどに関しては100年前とさほど変わらないの
ですからね。

2年程前に、リコーから発売されたカメラ「THETA」は360度を写す全天球カメラ
として話題を呼んだのは記憶に新しいですが、動画記録に対応した機能を新たに搭載
したものが昨年11月に発売されました。
レリーズボタン一押しで360度を写すことができるこのカメラ。
片手に収まるスッキリボディでカラーも4色あります。
オート、シャッター優先、ISO優先の3つの撮影モードを選択できるほか、ホワイトバ
ランスの設定、1/3EVステップで±2.0段の露出補正、インターバル撮影設定が可能な
んです。

思っていたより本格的で、全天球カメラが映し出す世界は普段目でみている世界とは
違い、なんともいえないアーティスティックな世界が広がっています。
動画だと周囲の音も入っていて更に臨場感が感動ものです。
この全天球カメラが今後どのような進化をもたらすのかに期待です。
ビバ進化。

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『伝統文化とLED』

最近、日本に訪れた外国人にインタビューし、密着する「世界系」番組が人気だそうですが、このような番組を観る度に、確かに日本ってこんなところが素晴らしいよなとか、自分が知らない日本を気付かされたりします。

外国人が知っているのに、日本人である自分が知らないというのも情けない話ですが・・・日本政府が「クールジャパン」として戦略的に国内外へ「伝統文化」を発信している影響もあってか、伝統文化がここ数年で変化している気がします。(・・・というのも変な話ですが)
伝統文化も生き残る為には、伝統を維持したまま更なる進化が必要だということなんですね。

そんな中、弊社の取り扱う撮影機材に使われている「LED」に関連する伝統工芸品を発見しました。
その名も「明かりこけし」。
宮城県の伝統工芸品である鳴子こけしにLED照明を組み込んだ懐中電灯です。

地震の揺れでこけしが倒れると点灯し、そのまま懐中電灯として使えるというナイスアイデアな商品。
ただ一つ難点があるとすれば、懐中電灯として利用するときはこけしの首を持つことになるので、少し気が引けるということだけです。(笑)
LEDの技術と倒れやすいこけしの性質を逆手にとり、生活の中で役に立ててもらおうと考えて開発されたそうです。
確かに、こけしってオブジェとして置く以外に使い道がないですもんねぇ。
こうやって現代の技術と昔からある工芸品が合わさって新しいものができるというのは本当に素晴らしいですね。

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