撮り手の配慮

夏の行楽シーズンも後半を迎えていますが、それでもまだまだ各地でイベントが目白押し。
行事に合わせて記念写真を撮ることもそして撮られることも多いでしょう。
ちょっとしたスナップでもその日の大切な思い出の一枚です、一瞬を大切に一人一人に注意してシャッターを押すことが撮る人の重要な役目です。

大勢で写真を撮るときには、「あ、目を閉じちゃった」なんて人がでてくることはもちろん、子どもも一緒のときには、「ハイ、チーズ」の前に動いてしまってぶれたりと、一度のシャッターでは終えられないこともあります。
大勢の写真は最低でも二度はシャッターを押すようにするといいですね。

また日中には太陽の下のスナップで起こりやすいのが、寄り添う人の頭の影で隣の人の顔が暗くなってしまうということ。
実際にその場でシャッターを押そうとするとなかなか気づかないのですが、撮ってから改めてモニターで見ると、太陽に当たって顔が明るい人と、影になって顔が暗くなってしまった人のコントラストが顕著に表れます。並んだときに誰かの顔が影になっていないかなども注意して、立ち位置または顔の向ける方向を少し変えるだけでみんな均等の光で撮れることができます。

忙しい時のスナップだから、まあいいか、とシャッターを押してしまうのではなく、帽子の影で顔が暗くなっていたり、襟やスカートの裾があがっていたり、写真に写り込む中で「直したほうがいい」と思った箇所は指摘してあげたほうが、大切な一枚もより尊いものになります。
シャッターをお願いしたときに、撮り手がなにか注意してくれると、きちんと撮ってくれてるんだなって思いますよね。
キレイに、上手に撮ってほしいという思いを撮り手になった際にも同様に。

撮影機材の専門店ライトグラフィカ

料理からの知恵

料理写真の撮影は意外に時間がかかります。
お皿が出来上がる前にももちろん準備がありますが、料理が仕上がってから実際に撮影し始め終わるまでには結構な時間を要します。
だからこそ料理自体が出来上がりの状態から変化していきます。
例えば温度、湯気、水滴、色等々。
出来上がりの一番美味しそうな状態で撮影できればベストですが、上記のような変化は刻一刻と迫ってきます。そのため以前もお話ししたようにプロの料理撮影には演出を加えます。
見栄えを良くするために、時には食材ではないものを加えることがあるため、実際に撮影後に食することはないこともあります。
家庭での料理の記録撮影、ブログのための写真撮影はそこまで手を加えなくとも、ちょっとした工夫で、時間によって料理が変わる変化を最小限にすることはできます。
例えば、色。
例えば、リンゴの皮を剥くとしばらくすると皮を剥いた部分が茶色く変色してきます。またアボカドなどもカットしたりペーストにしたり手を加えると変色します。
家庭での料理ですから、そのあと食べることを前提に変色を防ぐ方法を考えましょう。
簡単な方法のひとつに、お酢を準備することです。酸をつけることによって変色が防げます。
付け方は、均一に付ける方法で一番手軽なのは霧吹きにです。霧吹きの中にお酢、または水に薄めたお酢を入れ、変色しそうな食材に吹きかけます。
変色はお塩、レモン汁でも代用できるので、食材、料理によって変えてみるといいですね。
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カメラも日よけ

夏の行楽といえば海そして山。
どちらも日中の日差しは相当なものです。普段から夏の日差しから肌を守るようにUVクリームを塗ったり帽子をかぶったりしますが、持ち歩くカメラのことはあまり気にしませんよね。
もちろんカメラ自体には生活防水、温度の変化の耐久性もありますが、それでもカメラボディーがほとんど黒の一眼レフなどは直射日光にさらしているとかなり温度も上がります。
カメラは精密機械。いくら耐久性があるといっても長い時間野外で太陽の下にいる場合にはちょっと気をつけたいものです。

まず気温が高い屋外でも撮影以外は日陰、またはタオルや衣類に包んで直射日光を避けるようにします。鞄に入れておけば大丈夫と思いがちですが、密封した鞄自体が直射日光に当たっていると、鞄自体温度が上がってしまうのでやはり日陰に。

海好きの知人はちいさなクーラーバックにカメラを入れてもっていくそうです。
お弁当の保冷用や一人サイズのの小さなクーラーバックなどありますね、それに保冷剤など何も入れずにただそのままカメラを入れるだけで外気の温度と直射日光からカメラを守れます。
クーラーバックはもともと中身のものが外気の温度に左右されないようなつくりになっているので、野外でのカメラの保管にも最適です。

夏の暑い時期、カメラバックをクーラバックに持ち替えて出かけるのもいいアイデアかもしれません!
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動物に癒される

Instagram で大人気になり写真集までで発行されたアカウントがあります。
タイトルは「ムーとたすく」ムーというなのフレンチドッグとたすくくんという名の男との子様子を撮影した記録が、Instagram でアップしているうちにそのラブリーな写真が日本のみならず海外でも人気になり写真集発行までなったのです。
Instagramのアカウントをお持ちの方は直接こちらから見てみたください。
http://instagram.com/ayasakai

家族とペットの様子というよりも、すでにムーも家族の一員で、生活の中にも一線はなく何とも和やかな雰囲気が溢れています。
ペットは飼い主にとっては本当に家族の一員。かわいくって子どもを撮影するのと同じくらいシャッター数を押してしまう人も多いはず。
SNSやブログでペットの写真をアップする機会は多いですよね、Instagramではハッシュタグを英語で付けることによって、一気に世界中の人の目に触れることも可能です。
知人はもちろんのこと、知らないひとからも自分の撮影したペットの写真が褒められる。それによってもっといい写真が撮れるようにとモチベーションもあがるといった風に、プラスのスパイラルとなるんですね。

人気のアカウントなどを見て、どんなショットがいいのか?と実際に自分が撮影する際の参考にしてもいいですね。
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『Pixelstick』

カメラの前で懐中電灯などを動かして多重露出モードで撮影し、光の軌跡を空間に描
く「ライトペインティング」はご存知ですか?
動画投稿サイトYouTubeでも話題になりました。

最近では携帯でもこのライトペインティングが簡単にできるアプリが登場するなどし
ていますが、そんなものとは比べものにならない迫力のライトペインティングができ
るのが「Pixelstick」。

まだ販売前の予約段階ですが、価格は3万4千円程。
全長190cm程の棒にLEDが198個ぎっしり埋められていて、総重量約3kg。
それを暗闇で振り回したり、傾けたりして撮影すると、とってもアメイジングなライ
トペインティングが出来上がるというわけです。
実際にこのPixelstickを使って撮影した映像をみたのですが、本当にびっくりする程
キレイです。
LEDがアートの世界でも大活躍しているというのはとても嬉しい限りです。

また、アート的な使用だけかと思いきや、SDカードを経由させ文字や写真などを光に
乗せて浮かび上がらせたりも可能だそうなので、イベントや演出など今後いろんな
シーンで活躍しそうな気がします。
まだ日本では未発売ですが、イルミネーション好きの日本でウケる事は間違いないで
すね。

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『今年の甲子園』

軟式野球の延長50回におよぶ投手戦も記憶に新しい昨今。

話題も少し古いですが、また甲子園の名勝負を思い出しました。
いやぁ、今年も良かったですねぇ~。
僕的には、準決勝の敦賀気比 VS 大阪桐蔭の試合が注目でした。
とにかく点を取って、大差で勝ち進んできた敦賀気比。
おいおい、どんだけ打つんだよってくらい打線がスゴくてね。

1回表で敦賀気比が5点とって、このまままたもや大差で勝つかとおもいきや、、、
1回裏大阪桐蔭の攻撃、1番バッター初球ホームラン!
全く気迫で負けていない大阪桐蔭の打線がここから爆裂するんですね。
今まで大量得点をすることはあっても、されたことのない平沼投手がショックを受け、外野に下がってしまいます。
何とも皮肉な結果。
彼はまだ2年生だそうなので、来年はメンタルも鍛え直してまた甲子園に戻って来てほしいものです。
僕もテレビの前で待っています(笑)
結局、準決勝は大阪桐蔭が大量得点で敦賀気比を下して、決勝で三重を破り優勝するわけですが、キャプテン中村君の笑顔!!エース福島くんの涙!
もう、感動しかないですよね。

甲子園球児から感動や勇気をもらいました。
この甲子園中継はなくなってほしくない日本の文化のひとつです。

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『ジブリ映画の隠れた魅力』

この時期になると、金曜ロードショーが楽しみでしょうがない。
なぜって夏休みスペシャルとかいって、ジブリ映画をたくさん放送するじゃないですか。
毎年毎年、何回も同じの放送するけど、ジブリファンの僕にとっては歓迎なのです。
僕に限らず、多くの人たちが楽しみにしているのではないでしょうか。

先日、放送された『となりのトトロ』は平均視聴率19.4%を記録したそうです。
僕はDVDを持っているにもかかわらず、放送もちゃっかり観ました。
しかし、何度観ても面白い、本当に名作です。
最近では、たくさん観すぎたせいか、純粋に映画を観れなくなったのか、トトロに出てくる登場人物の家族設定やら、詳細に描かれた背景に注目してしまいます。
そうすると、改めてジブリ映画ってスゴいなって思います。

ジブリ映画の隠れた魅力は「美味しそうな食べ物のシーン」ですよね。
トトロでは、キャラメル、サツキがつくる桜でんぷんののったお弁当やおばあちゃんのおはぎ、採れたてのトウモロコシ。
いやー、思い出しただけでもお腹すいてきます(笑)

中でも、ジブリランキング1位(僕調べ)の食べものといったら、天空の城ラピュタの目玉焼きトースト(通称:ラピュタパン)でしょう!!
パズーとシータがものすごく美味しそうに食べるもんだから、真似したくなっちゃうんですよね。
なんだか、久しぶりにラピュタパン食べたくなりました。
ということで検索してみると、クックパッドどころかWikipediaにも載っています!
よし、明日の朝はラピュタパンだ!

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『甲子園』

いや~、始まりましたね、夏の甲子園!
本当に大好きなんですよ、高校野球。
お盆休みはずっと見ていました。
だって、お金のためではない、ただ純粋に勝利のために仲間と共に一生懸命戦うんですよ!
だから毎回感動があるし奇跡がある!
本当に一回戦から泣かされてばっかりです(笑)

さらに球児の真剣な表情を見ると、マンガ「ルーキーズ」を思い出して相乗効果で余計泣いてしまいます。
甲子園が人生の全てで、それだけの為にがんばってきたんですよね。
だからあんないい顔で泣いたり笑ったり出来るんですよね~。
また思い出して泣けて来た・・・。

そういえば、甲子園のような全国高校野球のテレビ中継って海外でもあるんでしょうかねぇ?
アメリカの方では、日本の野球の認知度が高まっているので、甲子園にもスカウトマンとか来てたりするのかねぇ?
と思って、アメリカのベースボール事情を少し調べてみたところ、なんと、アメリカには全国大会と呼べるようなものはないそうです。国土もでかいので、州のチャンピオン止まりだそうです。
でも、日本の甲子園は海外でも少しづつ知名度をあげていて、特に強豪・智弁和歌山高校と大阪府の公立・天王寺高校の、夏の甲子園を目指す過程においての練習風景、地方大会の模様、その他応援団など日本独特な文化をインタビューを交えたドキュメンタリーとして放送されたりしていて、「koukouyakyu」と呼ばれ、興味をもたれているそうです。

いやぁ、なんだか誇らしいです!自分は関係ないんですけど。
アルプススタンドで応援団に混じって、ひとり小さい子ども(たぶん選手の弟)が応援しているのを見て、それもまた感動させられます。
お兄ちゃん、がんばってるよな!
彼も大きくなったら甲子園を目指すのでしょうね。
本当に、高校野球は夢を与えてくれますねぇ~。

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社カメとフリーランス

前回「社カメ」についてお話ししたので、社カメつまり会社員カメラマンとフリーランスのカメラマンの違いをみてみましょう。
これは写真のカメラマンのみならず、ビデオカメラマンや音声さん、映像やその機材関係の職についても同様のことがいえます。

まず「社カメ」と「フリーランス」の大きな違いといえば収入です。
会社員である社カメは、仕事に関係なく月々給料がもらえるのに対して、フリーランスはもちろん仕事がなければ収入もありません。ただ、反対に社カメはかなりの仕事量がある月も基本は給料制なので、フリーランスのように仕事量が多いときに収入が多いということがありません。

そしてもうひとつ大きな違いは機材です。
社カメは機材投資をする必要がありません。撮影に必要な機材は既に会社で揃っていたり、新たに新しいモデルや新しい機材を取り入れる際も、その必要性を提言するだけで、会社が取り揃えてくれます。一方、フリーランスの場合は、全ての機材は自分で購入しなければなりません。
すぐに消費するものではないので、投資することによって仕事が続けば、利益が生じます。
ただ、日進月歩のデジタル社会においては写真機材、照明機材等の更新は常に必要になり、フリーランスの場合その分の投資費用は初期投資だけでは済みません。

仕事を続けていくことは、仕事を獲得する営業であるとか、仕事を執行する連続ですが、ここでも大きく違いがでてきます。社カメは営業することはありませんが、フリーランスでは、自分が動かなければ仕事はやってきません。ただここにも裏表があって、社カメは来る仕事を拒むことはできませんが、フリーランスは仕事を選べます。

多くの要素が交錯する社カメとフリーランス。
あなたがカメラマンだったらどちらを選びますか?

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お皿の背景

料理写真の背景としてメジャーなのは、生花やワインの注がれたグラスなどが多いですね。
花や植物は彩りによって活き活きとした感じがあり、またエレガントにもなります。
ワインはその料理に合わせて、食欲を感じさせますし、花と同様に色も添えます。

先日見た料理写真に目を引かれました。
料理を盛られた白いお皿がローアングルで構図され、背景には料理がもられた同じお皿が4枚ほど重ねられているだけです。
シーンを想像させるならば、食事前にまず一皿もりつけ、その傍らに食事の人数分だけこれから盛りつけられるお皿が重ねてあるといった感じでしょうか。

ピントが合っている部分は料理の一部、背景の重ねられたお皿はキレイにボケています。
料理の他は背景を含めてすべて白なので、他の色合いがない分、料理の色が引き立ちます。
カラフルな具材ばかりが料理ではありません、色合いが控えめな料理の場合には背景に色を足すよりも、あえて押さえたほうが主役のお皿が引き立つ時もあります。

料理写真は、盛りつけから、テーブルセット、背景、それぞれの組み合わせをどのように構図するかその人のセンスが見えてきます。
楽しみなが料理写真のセンス、磨いていきたいですね。
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