照明アクセサリー・ミニグリップ

LEDライトについてお話ししましたが、省エネ、熱量低減というメリットから、写真撮影などの照明機材としても人気が右上がりです。
小さなものは持ち歩きにも便利ですし、撮影時に常にバックに入れておけば、いざという時のメイン、補助照明として活躍します。

例えばLEDライトひとつではなく、複数のLEDライトを用意している場合、構図と照明、カメラの撮影する位置を決めると2灯照明で撮影することも簡単になってきます。
そのときにライトを設置する方法に便利なアクセサリーがこちら、ミニグリップ。
小型ライトを固定して、光の足りない部分を補うようにテーブルなどにグリップで設置できる仕組みです。

構図を決めたあと、もうひとつ照明が欲しいという時にぴったりです。
LEDライトを取り付けて、グリップで固定するだけ。

小さなプラスが大きな違いになるものが写真撮影時の照明器具です。こんなアクセサリーがいざという時のお助けになるかもしれません。

LED撮影照明ライトグラフィカ

あとのお楽しみ

写真は撮影して終わり。ではありません!
ライティングから構図まで、同じ被写体を撮影しながらも、様々な条件を変えて撮影しています。その数多く撮影した中から、どの写真にするのかという選択から、どの写真を組み合わせて、どういう風に見せるのかという、いわゆるエディティングまでが大切になります。

例えば商品撮影をし、それがカタログであってもオンライン販売であっても、商品をどう見せるか。という写真選びは大切になります。そしてファッションならば、全体像とディテイルの組み合わせなども、写真の組み合わせでよく使われますね。
やはり見る人の立場に立って、どんな写真が求められているかということを考える必要があります。

例えば個人の記録や、ブログなどの発表のための写真撮影でも同様。どんな色調で、どんな構図で、どうやってみせたいかということを念頭におきながら写真選びが進みます。今回はこんな風に撮れたから、次回はあんな風にとりたいと省みながらこの「あとのお楽しみ」をすると、遂げた部分と課題も明確にもなります。

この「あとのお楽しみ」、普段の生活からも多くヒントがあります。
雑誌を見たり、広告を見ていると、自分の好みの写真の見せ方に意識すると、配置、構図、ピントの合わせ方までたくさんのカギが隠されています。
ぜひ普段からアンテナを張って、写真の「できあがり」に注目してみてください。
撮影照明LED新宿西口ライトグラフィカ

報道的

前回ブログのための写真撮影について触れましたが、例えば、インターネットで「ジェノベーゼの作り方を撮る」といった見出しの記事を目にしました。
料理ブログのなかには、料理の記録や紹介の他にもレシピの紹介として作り方とともに家庭を写真と一緒に説明することもあります!
これって、こういったブログができてから、レシピを検索する人にとってはとってもお役立ちブログとなったでしょう。文章だけでなく、色合いや調理方法が写真で確認でいるのですから。

さて、そんなレシピ紹介の写真撮影はどんなところに気をつけたらいいのでしょう。
調理過程が分かりやすいように、同じ角度で撮影すると材料や手順が分かりやすいでしょう。まるで固定カメラのように、そうニュースの報道テレビのように客観的に調理過程を撮影するのもひとつの手です。
お皿を美しく撮る料理雑誌のような角度ではなく、調理の様子が見えやすく少し上からの角度で撮影し、ディテイルが必要な際にはヨリ気味で。

まるでルポルタージュのようですね!
でも、キレイに見せるといった趣向ではなく、「つたえる」ことを目的とした場合、こういった客観的な撮影の仕方がかえって功を奏すのかもしれません。
撮影照明の決定版

スポットメーター

写真撮影に欠かせない露出計。露出計にはカメラ本体に内蔵されているものから、単体の反射光式や被写体側から測定する入射光式があります。
スポットメーターはこの反射光式にあたるもの。受光角は1°と非常に精密に必要な部分の露出を正確に打ち出します。
ひとつの構図を決めたところその中には様々な明るさがあり、しかもその中で最も大切な部分の露出を測光する時に活躍するのがスポットメーターです。

測定方法はファインダーを覗きながら、測りたい部分をめがけてグリップ部分のボタンを押します。ある一定の部分だけを測るその方法はまるで獲物の核を捕らえるような感覚です。

明るさのコントラストが激しい場所や、モデルの肌撮影など全体の露出からは一番大切な被写体の露出を測定しづらい場合などに欲しいアイテムです。
明るい部分でも白飛びしないように撮影する時にもピンポイントで測定できるので大変重宝します。撮影用品豊富にラインナップ

立体感を大切に

被写体のお化粧ともいえるでしょうか?照明機材によるライティング設置は非常に大切。見せ方そのものがライティングで変わってきます。
一灯照明で撮影する際に、照明の反対側にレフ板を活用して補助照明として照明から反射を活用し、影を軽減することをレフ板で「おこす」といいます。

このレフ板を使った「おこす」作業はとても役立ちます。
ライティングの方向、あて方が適切でないと被写体が「ベタ」っとして平面的な写真になってしまい、立体感を損ないかねません。被写体の全面に照明が行き渡っても×、一側面に影が強く写り込んでもいけません。

そのちょうどよさ。つまりは照明があたった部分と影ができる部分、その中間の部分間のグラデーションバランスがカギです。
一番明るい部分、一番くらい部分、中間部分がきちんとあることが見分け方です。

色合いのある被写体を撮影する際にはその見分けが色に引っ張られてなかなか判断つきませんが、この立体感を見せる撮影練習として、グレーまたはグレーに近い白のオブジェを選び繰り返し撮影して、明るさのグラデーション3部分ができているいるかみるといいでしょう。コントラストが強すぎない、ちょうど良い3部分のグラデーションが共存した画像です。なかなか難しい注文ですね!
こういった撮影練習をすると、いざ商品撮影などをする際にとっても役立ちますよ!
撮影照明の専門

ケラレる?

撮影した写真の四隅が充分に露光されずに露出アンダーになったことがありませんか?これは広角レンズを内蔵ストロボと一緒に使用した際や、レンズフードやフィルターが正しく装着されていない場合などに起こる現象です。意図的にこういった趣向を演出する際は問題ありませんが、撮影した風景写真など四隅が暗くなってしまい結局撮り直し、または編集修正をしなければならないなんてことも。

さて、この「ケラレる」現象はどうしたら回避できるのでしょう。
ストロボを使用する際にはレンズフードやレンズの影が「ケラレる」状態に繋がります。その場合には外付けのストロボ照明を活用したり、バウンス撮影にして影ができないようにします。ストロボを使わずに撮影するのも手ですが、それには露出にあったISO設定や前述したように外付けストロボで試しましょう。

また一度撮影をして「ケラレる」状態であれば、レンズフードやフィルターを外して撮影してみましょう。

そのほか広角レンズのみならず、超望遠レンズを使った際に、ミラーの長さが足りなくて四隅に暗い部分ができてしまうこともあります。レンズとの兼ね合いを調整してみるのも解決の近道です。商品撮影の照明

ミラーショック

一眼レフのフィルムカメラやデジタル一眼レフカメラもしかり、シャッタースピードが遅い撮影の際には、この影響を受けることがありますね。
ミラーショック、つまりはカメラに露出させるためにカメラ内部のミラーが跳ね上がる時の発生する衝動によって、画像がぶれてしまうことを言います。ISO感度が100以下など低い場合や、照明の充分でない環境などにはシャッタースピードが遅い状態で撮影することがありますが、このミラーショックを起こさない最短解決策は三脚を使用することですね。

それ以外にも、ミラーアップといってミラーがカメラ内部で跳ね上がる衝撃を抑えるために、シャッターを切る事前にミラーを上げておくことを言います。これによって衝撃を軽減できるんですね。

こういったカメラ構造に伴った撮影問題を回避する工夫はさまざまですが、昨今ではデジタル一眼レフカメラでもミラーレス一眼レフカメラが登場しています。
こういった構造上の問題も構造そのものから変化していくのかもしれません。撮影照明の専門店

アングルファインダー

カメラを構える高さを「ポジション」といいます。ポジションは大きく分けると三つ。ハイポジション、アイレベル、ローポジションです。
通常の立った状態でカメラを構える位置よりも、踏み台を使ってさらに高い位置から構えた場合をいいます。アイレベルは文字通り、目線と同じ高さで被写体をとらえるポジション。そしてローポジションは姿勢を低くしてカメラを構えた姿勢を示します。
これらは撮影者の構えた高さを示しますが、一方、カメラと被写体の関係を示すのがアングルです。
カメラを上に向けて被写体を下から撮影するのがローアングル。アイポジションと同じように水平状態で撮影するのが水平アングル。そしてカメラを下に向けて被写体を上から撮るのがハイアングルです。

このようにポジションとアングルは切れない関係。
例えばカメラを地面に置く、または地面に届くほど低く構えるローポジションがあります。この際にファインダーを覗くのには一苦労。そこでこのローポジション撮影に便利なのがアングルファインダーです。
ファインダー部分からLの字に上に向いたもので、真上から覗くと安定した姿勢でファインダーをみることができます。
ローアングル撮影にはぜひ活用してみたいですね。撮影機材の専門店

ちがう視点

デジタルカメラとフィルムカメラでは単純に比較できませんが、例えばデジタルカメラのフルフレームならば、35mm判のフィルムカメラの相当します。
レンズを変えていくとファインダーに写り込む画角がかわるように、カメラのサイズを変えるとまた見え方も違ってきます。
35mm版カメラと比較すると、大中判カメラというものがあります。つまり35mmフィルムを使用して撮影するカメラと、120mmフィルムを使用して撮影する中判カメラ、そして4×や8×10の大判カメラなど。

デジタルカメラで構図など表現方法を考えていきますが、少し離れて違うスタイルで撮影すると見え方が変わるので、写真の取り方も自然に変わってきます。それによって今までと違う「カギ」を見つけて、これまでの撮影スタイルをベースにまた新たに新鮮な視点で被写体をみる機会になるかもしれません。
ちょっといつもの視点から離れることによって、写真撮影のヒントを得ることがあるので、こんな寄り道も長い目で見ると撮影にはよい効果が生まれるきっかけになるかもしれません。デジカメ用の撮影機材

PARIS PHOTO 2011

パリ・フォト。
いわずと知れた毎年パリで開催される写真の国際的フェア。コレクターや、ギャラリー、出版社関係者のみでなく、写真に関心があるということで訪れた方もいるかもしれません。
さて、今年もこの時期開催されました。昨年まで会場はルーヴル美術館でしたが、今年からグラン・パレにて開催されます。新たな会場先で世界中から注目されています。
毎年特集されるテーマがありますが、今年は「アフリカ」。2008年には「日本」が特集されたことがありました。
この期間には会場のほか、パリ中のギャラリーや公共の場所、アートに関連した場所、所々で写真の催し物や展示があり、まさにパリが写真一色になる期間です。
ヨーロッパを旅行する際、年に一度のこの写真フェアの日程と合わせて旅行計画にいれるのも乙なものです。
会場はじっくりみると一日あっても足りないほど。しかもほかの美術館やギャラリーでの催し物がパリ・フォトに合わせてあるので、スケジュールが目白押し!実際に撮影しても、写真を見る側としても日常とちょっと離れて写真のことを考えるのにもいい機会かも知れません。撮影照明の展示会