マルチ発光

マルチ発光とはシャッター幕が開いている間にストロボ光を連続的に何度も発光させる機能を言います。暗い背景を利用して、被写体が分解写真のようにコマ撮り映像のように表現されるのを思い浮かべていただけるでしょうか。

例えばゴムボールを投げて跳ね返りまた着地するといったボールの連続した動きが映し出されるような写真はストロボのマルチ発光によって撮影可能になります。

動きのある被写体などは静止した状態の写真ではなく、マルチ発光を利用して、スローシャッターで撮影するとその動きが克明に映し出されます。
発光を多くすればするほど、分解写真として映し出される動きの数が増えます。つまり、同じシャッター速度で撮影しながら3回発光と、6回発光ではそれぞれ被写体の動きが3つ、6つの分解写真になって映し出されるということです。前述した通り、動きがよく見えるためには背景は暗い方が好ましく、黒が一般的に使われます。またマルチ発光はいわゆるストロボの多重露光撮影なので、動きのない部分はその部分だけ何度も露光され露出オーバーになります。
その点を考慮しながら露出計算が必要ですね。
写真照明の専門店

PLフィルター

屋外撮影をしている際に、本来の鮮やかな色がなかなか写せない。と感じられたことはないでしょうか?例えば鮮やかな花の色、木々の緑、空の青など、これからの季節には紅葉の色など。
目にしている実物の色ははっきりしているのに、写真にするとくすんで見えたり、実際の色よりも鮮やかさが損なわれているように見えたりしませんか。

それは光の反射に関係しています。被写体に光が反射し本来の鮮やかな色が再現できないことが原因です。さて、この反射した光をおさえる役目をするのがPLフィルターです。または偏光フィルターとも呼ばれているのは、文字通り光の反射を抑え実物に近い色を再現できるフィルターです。
その需要と性質から、風景写真などによく使われますが、一般的にPLフィルターン効果は太陽に対して90°の角度で最大になるといわれています。フィルターによってはフィルター枠のどこに太陽の方向を向けて撮影してくださいと、説明がある場合もあります。季節や時間によっても偏光するものなので、撮影時に確認しながら位置を決めて撮影に臨みたいですね。

また、光を抑えてくれる便利なアイテムですが、効果が利きすぎると不自然になることもあるので、フィルターの効力もほどほどに。ちなみに光の反射でうまく撮影できないという例に雪山もあります。雪面の反射を抑えるにも絶好なのがこのPLフィルターです。これからの季節の風景写真にも活躍しそうなアイテムですね。撮影照明のライトグラフィカ

アクリル板

写真撮影の際に意外なお役立ち素材として、アクリル板があります。
被写体の背景にして、後から照明をあて商品を前面に出し目だたせるライティングとしても使えます。柔らかな逆光効果があり、商品の線をキレイに引き出すのにも使われるテクニックですね。
またそれ以外にもネットオークションやネットショップ用の商品撮影などする際に効果的な活用法ほがあります。例えばジュエリーや時計などといった高級感を必要とする商品には、アクリル板を台にしてその上に商品を置くといいでしょう。
つやのあるアクリル板に貴金属が反射して、程よく鏡写しになり高級感を増した写真が撮影できます。
被写体の色やメタル感によって、アクリル板の色を変えてもいいでしょう。
明るい色から、黒いアクリル板までカラーバリエーションが豊富なので商品との相性を見ながら変えていくのも楽しいものです。黒いアクリル板は反射率も大きい分照明セッティングに気をつける必要がありますが、高級感を出すにはこの黒いアクリル板が実に有効です。照明機材の光が写り込まないようにディフューザーを利用しましょう。撮影照明のショールーム

グラデーションペーパー

ネットショップやネットオークションで商品をどのように見せるのかが写真撮影の腕の見せ所。商品の特徴をうまく活かし、持ち味をしっかり引き出したいですね。それには背景になる撮影用背景紙も重要です。一色ではなくグラデーションペーパーを使った撮影は奥行きが広がりその名の通り遠近感を得られます。

商品の特徴を損ねないように色を強調しないものはグレーと白、さわやかさを強調する商品にはブルーと白、そして活発でビビットな印象を得るにはイエローと白、柔らかなフェミニンな雰囲気にはピンクと白といった組み合わせな選択はそれぞれ。

そんな撮影用背景紙が弊社でもご用意しています。
定番カラーはもちろん、多色カラーで自然かつ印象深い商品撮影のアイテムをご提供いたします。さらに当社のグラデーションペーパーは防水PP加工のプラスα。水気の多い料理撮影にも重宝です。グラデーションペーパー

手ぶれ補正

一眼レフカメラにある「手ぶれ補正」機能。コンパクトカメラに比べて一眼レフカメラは重量があるため、それを支えながらの撮影で手ぶれを起こすこともあるので女性にとっても嬉しい機能ですよね。

さて、この手ぶれ補正と一言でいっても2つのパターンがあるのをご存知でしょうか?カメラのボディ内に内蔵されているタイプと、レンズ内に手ぶれ補正機能があるタイプです。
それぞれの長所短所を見てみましょう。
ボディ内手ぶれ補正は、機能自体はカメラ内にあるので、レンズを選ばないということがメリットです。どのレンズで撮影しても効果を得られれます。

一方レンズ内手ぶれ補正タイプは撮影する前に補正映像が確認できるというメリットがあります。しかしながらレンズ内タイプのため、通常よりも高額な
専用レンズを購入しなければならないということです。

シャッタースピードを遅らせて撮影しなければならない場面や、照明が充分でない場所での撮影には便利な機能「手ぶれ補正」、一眼レフカメラを購入する際には、こんな視点も加えて選んでみてはいかがでしょう。撮影照明の決定版

パンケーキレンズ

前回ミラーレス一眼カメラについてお話ししましたが、このカメラのボディに組み合わされることが多い薄型の単焦点レンズをパンケーキレンズといいます。
一般的なレンズに比べて全長が非常に短く、レンズ面を上に向けておくとまるでパンケーキのように薄いためこのように呼ばれるようになりました。

カメラボティに取り付けても厚さが気にならず、まるでレンズキャップのようで、そのスマートさとレンズの凹凸が気にならない携帯しやすさで人気上昇です。

ただ機種によって焦点距離に差があるため、撮影被写体がきまっていれば、どのくらいの広角域で写り込んでくるのかをテストしておくといいでしょう。
風景撮影やスナップショットには使いやすいレンズで、F値を開けることによって暗い場所でもシャッタースピードからの手ぶれなども気にならない程度で撮影も可能。さらにボケ表現もOKなので料理写真やヨリで撮影する小物物撮りなどにも便利ですね。

単焦点レンズというと、今までズームレンズに慣れている人には物足りないように感じることがあるかもしれませんが、かえって画角や構図がつくりやすく、表現方法の練習にも役立ちます。
写真学校でもはじめは単焦点レンズから勧められることがあるのは、この点も踏まえてのこと。LED撮影照明

アンブレラはアンブレラでも

写真撮影機材の中でアンブレラといえば、それは照明機材のアイテム。
ここではアンブレラといってもその名の通り、雨や雪の日の撮影時にカメラを防水するための傘をさします。
そのためのアクセサリーがあるんです。
取り付けは至って簡単。グリップ式のホルダーを三脚に取り付けて、そこにアンブレラを設置すれば出来上がり。角度などが自由に変更できるので調整が自在です。
ユニークな点は、アンブレラをカメラの上に設置すれば雨よけに、カメラの後方に設置すると、レフ板の効果が得られる、まさにアンブレラの機能として使用できます。ストロボとともにホルダーをまわして傘の角度を変えて光をバウンスとしても使える優れもの。

ロケ撮影には不意の雨にも対応できるので、移動の車に入れておくと便利そうです!
撮影用品専門店

コンバージョンレンズ

コンバージョンレンズをご存知でしょうか?
レンズに装着して本来のレンズの機能よりも焦点距離を広角にしたり望遠にしたりするものです。
光や色を調整するレンズフィルターのようにも思えますが、あくまでも画角を変えるレンズといえるかもしれません。

こんな時に便利です。例えば室内写真を撮る場合、狭い空間ではなかなか全体を写し込むのが難しいですね。そんな時に広角にするワイドコンバージョンレンズを。
逆に被写体そのものを大きくしたり、遠くのものによりたい場合には望遠機能のあるテレコンバージョンレンズを使用すると思い描く画像に近づけるでしょう。

コンバージョンレンズを装着しても、本来つけているレンズの最短撮影距離を変えられるわけではないので、テレコンバージョンレンズを付け足すことで接写効果が期待できるというわけです。

かさばるアイテムではないので、カメラバックに入れておくと、ちょっと画角に変化が欲しい時には便利かもしれません。

ちなみに今回コンバージョンレンズをご紹介しましたが、普段「レンズ」と一般的に呼んでいるのは「マスターレンズ」といいます。撮影機材の専門店

ミラーレス一眼カメラ

最近耳にする「ミラーレス一眼カメラ」とは?
もともとフィルム撮影での一眼レフカメラはレンズを通った光をミラーで反射させてそれをファインダーに導くことによって撮影画像とファイメラの大きさ小型化、重さを軽量化することになったのです。

レンズ取り付け基準面から撮像素子までの距離をフランジバックといいますが、ミラーを取り除くことによってフランジバック部分が画期的に縮小し、さてはレンズを含めカメラ全体のコンパクト化になりました。
高画質な写真を撮りたい、でも持ち歩きにコンパクトな小さなカメラが欲しいという少々欲張りなリクエストにも見事に応えたかたちになりました。

そのため女性にもとても人気のある商品となっています。
普段使いから、パーティーなどちょっとした「よそいき」な場所で着飾っていてもミラーレス一眼カメラならば違和感なく持てそうですね。
TPOに合わせてカメラも持ち替えるという習慣も定着することかもしれません!ストロボ撮影機材

知恵と発明

話題の商品を最近知りました。
その名はSteade Pod(ステディポッド)。
先日三脚を持ち歩くのが大変な場合があるということをお話をしたばかりですが、
確かにその重量と、移動の際には三脚は撮影アイテムとして大きさも重さも負担になることがあります。
さらに、撮影場所によっては大掛かりに三脚をたてて撮影できない、または控えたい場所がありますよね。そんな問題を解決。
このステディポッド、メジャーのような形で小さくて軽量。その使い方は、ステディポッドをカメラに取り付けて、ワイヤーの先を踏んでワイヤーの長さを調整します。カメラの位置と足で踏んでいるワイヤーの先部分の距離がきまったら、そのまま引っ張った状態で固定し需42影!
何ともシンプルですがりに合った撮影方法。これで手ぶれ防止にも効果があります。なかなか考えられた商品ですね。

残念ながらフルフレームのデジタルカメラなど、カメラボディ自体に重量がある機材の撮影には、支えるという点に対応していないため難しそうですが、コンパクトカメラから中型カメラまで対応できるでしょう。

このステディポッド、筆者もぜひ試したいアイテムです!新宿ショールームオープン撮影照明のライトグラフィカ